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エピソード2
「別に誰だっていいでしょう」と言うと
渚は「もしかして彼?」と尋ねてくると 彼女は「彼って誰のことよ」と聞き返すと
渚は「ほらあんた中学校の時に好きと言っていた。男子がいるでしょう」と言うと
「ああ‼」彼女はその時思った。
渚が言っていた彼とは中学校の時に樹と一緒にバスケをしていた。
長谷川直人のことだと。
彼長谷川直人は樹と同じバスケ部員の一人で深雪と樹の一個後輩にあたる。
性格は基本優しく面倒みが良い性格でバスケはそんなに強くないが自分のポジションを分かっていて
自分らしく周りのチームメイトのアシストをしていた。
そのためか先輩達にも好かれていて、後輩にも尊敬されていた。
逆に樹は自己中心的で自分が思い通りにいかないと不機嫌になったり、
終いには、物にあたることもしばしば。
周りからは厄介者扱いをされていた。
他にも威圧が凄く、たとえ彼が間違っていても誰も反論出来なかった。
だがみんなから嫌われていた樹だが、一人だけ樹と仲が良い友人がいた
それが直人だった。