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白亜紀心情  作者: サブナグ
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サバイバルワールド

今回が初めての投稿

人間が誕生するずっと前、地球には恐竜という大型爬虫類がウヨウヨしていた。彼らは、今の人間と同じように地球を支配していた。支配について違う点があるのだとすれば、それは食物連鎖の中に組み込まれていたことくらいだ。しかし彼らは地球から姿を消した。


この物語の主人公(仁)は、中学3年生15歳の恐竜マニア。恐竜博があれば欠かさずに行く。常に彼の頭の中は恐竜のことでいっぱいである。まあ、ゆっくりとこの物語に付き合ってください。

「仁、起きなさい、遅刻するよ」という毎朝恒例の鼓膜の奥まで響くようなお母さんの罵声が飛ぶ。その10分後、やっとのことで仁は起きてきた。「おはよう」と老人のようによぼよぼとした一言をぼやける視線の中発すると、妹はもう学校に行ってしまったようで、お父さんが仕事に行くためにスーツを着ていた。「やばい、遅刻する」っと焦り、急いで制服を着始めようとしたその瞬間、足の親指に鋭い痛みが走った。親指を見てみると、とても小さな歯形がついており、そこから少し出血している。出血している親指から少し目線を上にやったところに小さな恐竜がいた。それをよく見てみると、いつも大切に棚に置いてあるフクイラプトル・キタダニエンシスという福井県で発見された肉食恐竜のフィギュアだった。だが顎なぜこんな所に、しかも動いている。」なぜフィギュアが動いているのだ、そんなはずは無い」ともう一度呼吸を整えてから下を向いた、やはりいた、小さな恐竜が。と、その瞬間眠気に襲われ、気絶してしまった。意識を取り戻し、目を開けてみるとそこには現代の日本では見られない一面自然に囲まれた世界が広がっていた。なぜ僕はここにいるのだろう。と、思った瞬間後ろに気配を感じた、「明らかに人間ではない、何かもっと巨大なものである」、恐る恐る後ろを振り返ってみると、そこにはオレンジ色をした体長6メートルほどの恐竜が2匹立っていた。その恐竜はピンと尾を張り、頭をスクッと持ち上げてこちらを見ていた。その容姿にビックリしてしまい腰を抜かした。「こいつは恐竜じゃないか、しかも僕の足を噛んだフィギュアとそっくりだ」と思った。「これは夢だ、現実ではない」と必死に念じ目を覚ますために頬をぶとうしたその手を見て今度は死にそうになった。何とその手には目の前に立っている恐竜と同じ、3本の長い鉤爪が付いていた。もう片方の手も見てみるとやはり同じく3本の鉤爪が付いていた。いきなりのことで頭が困惑してしまい、何も考えられない。その時目の前にいた片方の恐竜にどつかれた、その衝撃で正気に戻った。やつらはいきなりいなくなった、どこに行ったのだろう、そう思った矢先に帰ってきた。やつらの口にはどこかの本で見たことがあるような小さな哺乳類がくわえられている。ネズミのようで食べる気にはなれなかった。しかし、ここでわかった、やつらは僕を仲間だと思っている、こいつらなら信用できると思い行動を共にすることにした。やつらの足はやけに速い、時速30キロは軽く出ている。それよりもそのスピードについて行けている自分にビックリだ。5キロメートル位走った所でやつらは止まった。そこには大きな湖が広がっており、奥には山々が連なり山頂には雪が積もっている。その湖には沢山の恐竜達が集まっていた。ブラキオサウルスのような巨大な恐竜からとても小さい恐竜まで色々な種類がいた。その光景に感動し、思わず「グワォー」と吠えてしまった、その瞬間湖で休んでいた恐竜達が一斉にこちらを向いたかと思えばもの凄い地響きを立てて散り散りに逃げていった。それを追いかけて前に立っていた2匹の恐竜が猛ダッシュで走り一匹の恐竜を捕まえようとした。しかし捕まえられそうになった恐竜も抵抗をする。尻尾をムチのように振り回し威嚇する。だが流石に1対2ではどうすることもできずにとうとう息絶えてしまった。やつらはその死んだ恐竜の肉を乱雑に食べ始めた。血が飛び散り内臓がドロドロと出てきて吐き気がしてしまった。

実は作者の僕も恐竜マニア何です。

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