過去編・第一章、第六話 †最強の正義†
久しぶりの更新だよ~~
……オッホン
本日のメニュー
商人達を討伐
【伏線たっぷり?、正義のフランベ】
どうぞ、お楽しみくださいませ。
「若!終わりましたよ〜起きてくださ〜い」
「ムニャムニャ……あと5年……」
「そんなに寝てどうするんですか……仕方ない……腕をちくっとしますよ〜〜てい」
ザクッ
「あ……刺さりすぎた。研ぎすぎたかな?」
【ヒーリング!】
「ん……おはよう。なんか痛かった気がしたが気のせいか?」
「気のせいですよ〜。敵の討伐終わりましたよ」
ふむ、仕事が早いな。さすがミルル
「ご苦労、さて。檻にいた子達はどうだったのだ」
「はい、みんな治しておきました。外傷はゼロ、性的拷問も無しですよ」
「それはなによりだ」
「死体は使えるものを剥いで骨も残さず燃やしておきましたよ」
「剥いだものの中で気になったなったものは?」
「はい、こちらの暗号文とやつらの証明カード、奴隷の子達の封魔の鎖の鍵です。あとはそうですねぇ。ちょっと厄介な材料ですかね」
「暗号文とカードの件は任せた。鍵もな。そしてこの草がどうしたのだ?」
青色の花に紫色の茎の植物、これが一体なんだと言うのだ?
「それはですねぇ……禁止薬の材料の1つ、キタンノラって植物です」
「キタンノラ?聞いたことがないな」
「ええ、そりゃ若の住んでいた国では必要なのないものですから」
「ふ〜む。それで?薬の効果は?」
「まずメリットは本人の潜在的力を最大まで引き上げ、さらに大幅な上昇をします。そしてその、デメリットは」
「………」
「本人の意識が永久的に無くなります。服用したが最後、狂った戦闘マシーンになります」
「………我の国になくてよかった」
「ちなみにメリットは種族によってデメリットに。なんせ最大でしか使えないんだから、ヒューマンなんか体が持たないよ」
「……この花は単品で燃やしても大丈夫か?」
「ええ、単品だったら燃やそうが切り刻もうが全く問題ないよ」
「じゃあ」
ボッ!!
我の手に持っていた植物は、青い炎をだしながら燃え尽きていった
「この世から無くすに限るな」
「実はまだ大量にあったんだけどそうすると思って燃やしといたよ。焚き火がわりにね。ちなみに売ったら城が10個建つくらいあった」
「そんな汚れた金など必要ない」
「そうだよね〜〜。まっとうに稼ごう!!」
「そうだな。さて捕まってた子達のところにいこうか」
「は〜〜い」
我とミルルは青い火が見える広場に向かった。
「まさかこんなに捕まっていたとは」
「……!!」
「ふふ、助けたのは私じゃなくてこのおっきい人だよ〜〜♪」
「………!!」「!!」「!!」
「ミルル、鎖をはずしてやってくれ」
「は〜〜い♪」
カチャン、カチャンガチャガチャカチャンカチャン☆
「はい、全部解除〜〜ついでに契約魔法も解除〜〜」
「契約?あぁ……相手さんは……」
「しかるべき報いですよ、たぶん今ごろかけたやつは契約魔法解除されたときの拷問を受けてますよ〜〜♪」
「お兄ちゃん、お姉ちゃん!!ありがとうございます!!」
「ありがとう――!!」
「……礼はしねぇ」
ミルルは我を指差しながら
「ああ、お礼はこのお兄さんに言いなさい!!」
……じゃあ我は逆にミルルを指差しながら
「みんな!お礼はミルルに言うのだ」
『二人に言う〜〜〜!!ありがとう〜〜!!』
「ハハハ……」
「アハハ……」
我とミルルの顔、皆の顔には、笑顔が張り付いていた。
そんな空間を壊す音が鳴り響く
………ガサガサ
「!!!!」
『皆!私〔我〕の後ろに!!』
『は、はい!!』
………ガサガサガサガサ
ガサッ!!
「俺の目の黒いうちは!!」
ピョ〜〜ン
「悪いやつは許さねぇ!!」
スタッ!!
「ゴブリンヒーロー!!ゴブタ見参!!」
「若……変なゴブリンが現れました……」
「知っておる……」
……ガサガサ
「に、兄さんその人達悪い人じゃ……」
「妹よ!!そんなことはない!!さらわれた子達がいる!!」
「あ〜〜……ゴブタとやら、この子達は我達が助け」
「問答無用!!くらえ!炎竜斬!!」
ピシッ
「ぎにゃあ〜〜〜!!」
「デコピンで済ませたがよいか?」
「気絶してるしナイス調整」
「に、兄さ〜〜〜ん!!」
本日のメニュー
お楽しみいただけましたでしょうか?
お客様のまたのご来店を
心よりお待ちしております
†ポイント、お気に入り、ブックマーク、メールなどの使用をよろしくお願いいたします。