過去編・第一章、第二話 †最強の助け†
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【新キャラ登場、発狂仕立て】
お楽しみくださいませ
我は父上の作った転移門【ゲート】を使い別世界にやって来た……が
「今は、今はそのようなことはよいのだ!!ああっ、我の、我の枕がぁぁぁ!!」
「こ~んに~ちわ~。」
「しかし、しかし枕を取る為だけに戻ることなど不可能!!我は、我はなんとゆう愚行を……!!」
「もしも~し、聞こえてます~?」
「あぁ、あああ、どうすれば!我は一体どうすればよいのだぁぁぁぁぁ!?」
「ちょっと、すいませ~~ん!!き・こ・え・て・ま・す・かぁ!!」
「うわぁ!!なんなのだ人が考えているところに……ん?そなたは確か……」
「およ、覚えてらっしゃいますか若」「ああ!覚えているとも!!確か我が家のムードメーカー!壊した家具は数知れず、料理もできない。」
「聞き捨てならねぇこと言ってません若?」
「しかし重要人物の警護と経済に関しては一番の台風の目とよばれた我が家のメイド隊の1人ミルルではないか!久しいな!」
「メイド隊、と言うよりは私は帳簿係でしたけどね。妖精族なんで小さいですし。まあ、他のみんなよりは断然大人なないすばでーですけどね、フフン♪」
またはじまったか……
ミルルは妖精族と人間のハーフで、妖精族の血が濃いようだが身長は人間の10歳くらいの子供の背丈くらいある。
ミルルの両親達についてはまたあとで話すとしよう。長くなるし、話したいこともあるからな。
「どこを向いているんですか若~?」
「あ、ああ。すまないすまない。」
「ふっふ~ん……もしかして私にぃみとれてたんですかぁ?もういけない人ですわ若ぁ。こんなまだまだ幼い見た目の子に恋をするなんてぇ~~。」
「フン、よく言うわ。もう子供の年は過ぎているではないか。」
「体も心もまだまだ子供なんですよぉ!わかってないなぁ……。」
「そんなものわかりたくもない世界だ、ハァ。それで?ミルルよ。一体何をしに来たのだ。我は枕をどうするかを悩んでいるのだ」
「いや、あの枕そんなに変わって」
「なんだとぉぉぉ!?」
「ヒュイ!?」
「ミルル!あの枕のよさがわからぬと言うのか!?」
「え、いやまぁ……私若の枕使ったことありませんし」
「使わなくとも見た目のオーラでわかるではないか!!」
「え、えぇ……わかりませんよそんなの………」
「ミルル、貴様によくわかるように説明してやろうではないか!」
「いや、けっこ」
「まず素材が違うのだ!!枕本体にはアイスヘルバーンのアイスグリフォンの羽をふんだんに使用、アイスグリフォンは環境に適用するため羽がもふもふのフワフワ、更に迷彩の為に純白なのが特に素晴らしい!これ一枚を買うために人間の貴族が城を一個売り払った、という伝承が残っている!ちなみに我は自分で採ってきた!寒さで死ぬかと思ったほどだ!次に中綿!!綿はグラス渓谷のどこかにいると言われるヘブンシープの綿!ヘブンシープの毛は魔力を流すことにより増え、柔らかさを増していき、ちょうどよい反発力を生むのだ!!次にカバー!こちらは我お手製の術式を組み込んだ糸と布で作ったオリジナル品だ!術式を布や糸に通す技術は太古の昔の失われた技術を我が解析し、研究し、改良を加えたのだ!!更に更にあの枕には更なる改良を加え、自我を持つ究極の最高枕なのだ~~~~~!!!!!!他にもあるぞ例えば………」†……30分後†
「………うわぁ、相変わらず若は枕のこととなると頭トリップしてますねぇ。」
「ミルル程ではないがな、金が増えていく様子を見る目は正直に言って怖いぞ……あと話は聞いていたのか!」
「はいはい聞いてますよいつもいつも~」
「む、生返事ではないか!ならばもう一度話そうではないか!言い足りないからな!」
「お、良いですよ!じゃあこれは渡しませんからね♪」
「ん?なに……を」
そこにあったものは……
「ふっふ~~~ん、こちらに来る前に妹様からこちらに来るちゃんとあずか」
「枕、ちゃ~~~~~ん!!」
「ギャー―!!」枕ポイッ、レイそれを空中キャッチからの空中回転捻り!!
「ああ、会いたかったぞ我の枕ちゃん!」
「……こ、怖かった……」
「もう忘れないからな、枕ちゃん!!」
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