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過去編・第一章 第十一話 †ネムリの異変†

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村の貯蔵庫編

【こいつ誰?、イチゴ味】

どうぞ、お楽しみくださいませ。

 貯蔵庫と呼ばれる建物に入った

「………なん、で?」

 村長はそう言った、何故ならば

「全部………ないじゃない……どうすればいいの?あんな量はすぐ揃えられない……もう終わり」

 中はがらんとしていて空っぽだった。

 ほこりと蜘蛛の巣が目立つが貯蔵庫としては十分な広さだ

「おいおい……少しは残ってるんじゃなかったのかよ?しっかり見たってわりにはそんなこと言ってなかったよなあの巨漢。しっかり見なくてもこれは伝えてなきゃおかしくねぇか?」

「ええ……そうね兄さん」

「ミルル、これが真相か?」

「いえ、そんなことはありません。若、気づいてませんか?」

 実際は気づいている。確かにあいつらが気づかなくてもこれはおかしくはない。しかし……

「いや?なんのことかわからないな。ミルルから説明してくれ。我は消去と解除で疲れた」

 余計な手間かけさせたお礼だ。夜中こっそり忍びこめばよいものを……

「…………意地悪」

「なんのことだか」

「イチャつくな〜」

「「ただの幼なじみ!!」」

「…………」

「あ、あの………それでいったい何に気づいたのですか?」

「うん、今解除するね?」

「へ?かいじ」

「ホッと、じゃ〜〜〜ん」

「「「きゅ、急に現れた!?」」」

 そう、これは

「ただ魔術で隠してあっただけです。かなり巧妙に隠してありましたが……まぁ私と若にしてみれば甘いですね」

「そうそう、これならまだ改良の余地ありだ」

「ありがとうございます!!ありがとうございます!!お陰さまで助かりました!!」


「良いですよ〜ただ中が気になっただけなので。魔力残留があっただけなので」

「それでもありがとうございます!!他のみんなに連絡します!!皆様先に家に向かっててください!!あとで合流します!!」

 ギィ!!タタタ……

「我とミルルはもうすこし何かないか見てまわるとしよう」

「了解です若」

「俺達はじゃあ先いってるわぁくれぐれも何かするなよ?」

 笑い顔でいうな

「お先に……」

 キィ……スタスタスタ

「なぜのこったの?」

「いや、監視の為のペットをおいとこうと思ってな」

 スッ

「今はおかないほうがいいよ?見られてる」

「見せてるんだよ、あぶりだしたい」

「な〜〜る」

「ああ……気になるものが残っているのだからやるんだけどな」

「……私は知ってますよ。ほっといても大丈夫です。雑魚ですから」

「そうか、それ以外は特に変わったことはないな、強いて言うならしたに空間があるくらいか?」

「ええ、多分下に何かいますね。さっさとでましょうよ」

「そうだな……そうするか」

 キィ……パタン


 …………………………

「ハァ………まさかまた会うとは、というか当然か、俺達がさらったガキども戻すんだから、あの小娘め。一度ならず二度までも邪魔しやがって……俺を侮辱した罪は重いぞ……しかしあの豚め、貧乏くじ引かせやがって。ああめんどくせぇさっさと実験の続きがしてぇのによぉ」

 ハァ……

「ま、もう少し茶番に付き合ってやるか」


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