最強ニート
いくつか修正しました
修正内容
・台詞ごとの間、開けました
・内容が少し増えました
・次の話を予測しやすくしました
【次はレイ君が着任する前の民の様子】
どうでしょうか?お楽しみくださいませ
(はぁ…暇だ…)
我はとても今暇だ。
親に頼まれてこの世界をまともに締め上げるためやって来た。
数年前はまだこの土地にも仕事があったのだが…昔話をしようではないか…。
まぁ付き合ってくれ、我は暇なのだから。
数年前…昔はこの土地にも決まった支配者がいた。
独裁的な奴だった、なぜわかった?よし、その時の話はあとで話すとしよう。まずは我が何をしたかをだな。
我はある程度人間達の生活をみてまわり、話を聞いてから支配者のいる城にやって来た…
【支配者のいる場所は…ここか、気配がするし人間達の言っている場所と同じだ……。】
そこには城?と呼べるかわからぬ建物があった。
【まともな警備も置いておらぬし、内装もぐちゃぐちゃだな。よほど頭の悪い種族が玉座を乗っ取ったのだろう。哀れな。】
我は気配のする方向に進んでいった、進むにつれて、臭いがだんだんと腐敗臭に変わり、食べたものが転がっているようになった。
【ふざけるな!ここまで自分で食す物がありながら、人間ども、自分の領地の民にはあんなに少なくだしていたのか!!…落ち着くのだ我よ、父上、母上に言われたではないか。】
―-我が幼き頃の記憶
「いいですかレイ、どんな人物でも何をやっているかわかっていても、必ず話をしてから決めなさい。」
「それはなぜですか母上?。」
「もしかしたら、その人にはその人なりの理由があるからです。レイが気に入らなくとも話し合いで解決しなさい。誰か苦しんでいたり、悲しんでいる場合には必ずその事を言いなさい。伝えなくてはわかりませんからね。相手が苦しみ、悲しみがわからない場合には排除しても構いませんからね。」
「わかりました!母上!!」
「いいお返事ですね。」
というわけだ。怒りはするがすぐにぶつけてはいけない。話だ、話をしてから排除するのだ。どうせ無理だろうが平和に解決すれば我は別の土地の支配者になればよいのだから。
【っと、昔の記憶を思い出していたら着いたようだ。さて支配者に挨拶を。】
そして我はその場所だけ異様に豪華な扉を開けた
…ギギギ、ギィー
そこは酷いとしか言い様のない光景が広がっていた。
動物の死体がバラバラの状態でいくつもいくつも、そこらじゅうに転がっているのだ。
もともと前の支配者の謁見場所みたいな所だったのだろう。しかし床の敷物は大量の血で汚れ、骨が散乱している。洞窟内で人間なら恐怖する光景だろう。
我には恐怖の感情は無縁だがな。
「こんばんは、夜分遅くに失礼する。話があって我は来た」
「ゴゴをドゴドこごろえる!俺ザマのジロジャゾ!ザッザト★○◆@*&」
「まてまてまて、我は貴様と話をだな!」
「ギザマ!?ギザマダド!?俺ザマニムカッテヨクモイッタナ!?クッテヤルゾ!!」
と訳のわからないことを話ながら斬りかかって来た。
話し合いで解決しようとしたのにいきなりだ。我が何か悪いことでもしたと言うのだろうか。
我はこの土地の支配者をまともに話せるようにしてから
「話をしに来ただけだ、なぜあのような労働を、やらせ、まともに管理して、いない?」と言いながら振るわれる剣を指先でパシパシ流して言うと、
「ふざけるでない!管理しておるわ!!俺様の考えがあるんだ、俺様の土地だ!どうしようと勝手だ!さっさ出ていけ!」
と、言ったのだ。
まともに話せるようにしてから知能も上がったはずなのに…我と会話する気は毛頭ないようだな、力の差もわからないようなこいつは救いようがないな…。
「話せるようにしても変わらぬか、土地の人間どもの声を聞いたのか、その様子だと聞いていないだろうな、貴様は土地の、民の繁栄に邪魔だ!消え去れ!!」
…しょうがないから他の支配者がいない土地に飛ばしてやった。
そこからは忙しかった。
まずは
『土地の人間達に支配者は変わった!!仕事を変える!作物を作るのだ!家がないものは家を借り、急ぎ作れ!!我の城の建設!?バカ者が…!前任者はとうにいない、我の城は我で作る!貴様らはまず自分の事をやるのだ!飯がない!すぐに作ってやるからしばしまて!並ばなくてはやらぬぞ!食材は持ってこなくともよい我が用意してやる!!』
と、新しき我が統治することとなった町の為に尽力した。
忙しかった…誠に忙しかったのだ。
民たちの土地を最初に整理し【サービスし過ぎて国家クラスまで土地を作ってしまった】家を作らせ、作物を作らせ、この世界の金が無いものには渡して潤し、と…。
おかげで我のお小遣いは金が無いものに渡して過ぎて空っぽになったが…まぁそこは良き支配者となるべくの初期投資だったのだ。
そこまでは良かった、順調だったのだが…ある程度おっきくなったら直接来なくなってしまったのだ…小さな町の時には毎日来てくれたのに今では供物?を置いていくだけ…ハァ。
「と、言う訳なのだ友よ」
「いや、私はあなたの城に遊びに来ただけなんだけど…毎回その昔話聞かせられるし……」
「良いではないか!我のおかげで不老不死なのだから、次は前任者の民の話をしようではないか!!」ドヤッ
「不老不死は余計なお世話だ!!このアホレイ!!」
「グハッ!?」
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