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第2話、親思いの少女

なんかかなり長くなっちゃいました。(´д`|||)

というわけでジルドニア王国にいこうと思ったのだが…

森から脱け出せないんです!

道が分かんないんです!

(フッ…詰んだぜ…)

あ、心配しないでいいよ?

全部、この召喚のせいだから。

まずこの召喚さえなければ

家でカレー食べてたから。

前にこの世界に来たときは偶然、冒険者がいて

その人に街まで連れてって貰ったんだよ。

(そういや、あの人元気にしてっかなあ。)

て、昔話に浸ってる場合じゃない。

「今から冒険者探し(狩り)じゃああああ!!!」

と、

テンション上げて叫んでいると

「きゃあああああああああああ!!!」

衝撃と絶望がまざったような大きな悲鳴がきこえてきた。

反応してくれたのかと思ったのだがどうも違うようだ。

それにここ周辺に気配がしないからな。

少し離れたところから声が聞こえたから離れた所にいるのは

確かだろう。

「やっぱり助けにいったほうがいいよな。街まで案内

してくれるかもしれないし」

そうして悲鳴をあげた人物を助けにいくことに決めたのであった。


*********……………………


「なんでこうなったの?」

彼女泣きながら絶望しながら呟いた。

彼女の前には

ハルバードのような双牙をもち

発狂しているかのような赤い目を光らせ

鎧のような毛皮をもった猪の魔物

[A]ランクの魔物。クレイジーボアが現れていた。

彼女は怯えていたが勇敢な冒険者である。

クレイジーボアが出てきたとき、

果敢に剣をクレイジーボアの首辺りに滑らせ急所を狙った。

これまでかなりの量の特訓で剣の腕はかなりいいところまで

来ていた。

そのおかげで彼女の剣は綺麗に急所にあたった。

普通の魔物ならばここで死んでいただろう。

普通の魔物ならばだが。

だが、

剣が当たった瞬間にクレイジーボアの毛皮に弾かれた挙げ句

剣が折れてしまった。

この戦いもし彼女がいい武器を持っていたら

また違った結果だったのかもしれない。

武器がないから攻撃できない。

攻撃できないからもう一方的にやられるだけだ。

彼女は静に涙を溢しながら死を悟った。

(私が死んでもお母さん大丈夫かなあ。)

家で一人で待ってる母を思い出す。

私は母と二人で暮らしていた。

でも女性二人で生活費を賄うには

お金が足りなかった。

だから私は命がかかるが収入がいい

冒険者になることにした。

当然、お母さんは私が冒険者になることには反対した。

大喧嘩もした。

だけど、

お母さんの反対を押しきって私は無理やり冒険者になった。

さすがにお母さんも諦めたようでボロボロになった

メイルを知らぬまに修理に出したりご飯もいつも豪華にしたりして

応援してくれていた。

たしか毎日クエストから無事に帰って来たからってお帰り記念日だ!

っとかいってご飯を豪華にしてたんだよなあ。

(お母さんのご飯美味しかったなあ)

思い出すと余計に涙が溢れた。

(そう言えばお母さんご飯美味しいって言ったら

すっごく嬉しそうに笑ってたな)

今思い出すだけで笑ってしまう。

クレイジーボアが突進の準備をしている。

あの突進を受けたら間違いなく死ぬだろう。

クレイジーボアの突進は建物を砕いても止まらないという話だ。

私のような女など障害物にさえならないだろう。

(お母さんを一人にしちゃってごめんね。

親不孝の娘でごめんなさい。)

毎日が楽しかったなあ!

幸せだったなあ!

(あ!そういえば

私が冒険者になった理由はお金が足りなかった訳じゃない!

実際はお金が少なくていつも疲れたお母さんの顔を見たくなかっただけ。)

そう。

ただ、

ただ、

……お母さんの笑顔がみたくて冒険者になったんだ……。


その言葉が頭に浮かんだ瞬間にクレイジーボアが

すごい速さで突進してきた











まだ書くつもりなので暇潰しで読んでくれたら嬉しいです。

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