汚れ無き世界-13
一方、霞とクインは一気に攻勢をかけていた。
突然の先制攻撃にボマーとジェシカは準備が整っていない。
ボマーがそれに気づいた時には、すでにテリトリー内を侵食されていた。
「カスミ!!屋根の上、行けるかぁ!?」
クインが指示を出す。
「行ける!!」
霞の返事と共に地上で罠を張っているジェシカへクインが襲い掛かる。
ジェシカが気配を感じた時には、すでに目の前にクインの姿が飛び込んできていた。
圧倒的な制圧力。
ジェシカは声すら発する時間もなく、クインの強烈なボディーブローがみぞおちをエグり、そのまま壁に叩きつけられ意識が飛ぶ。
そして続けざまに顔面への豪快なスマッシュを入れ、ジェシカの体が勢いで回転する。
そのままの勢いで地面に脳天ごと叩きつけるクイン。
頭部から大量の出血をして二度と動かなくなったジェシカの姿を見下ろしたクインは、霞が軽快に屋根に飛び上がりボマーへと迫る様子を見ていた。
急いで逃げの態勢に入るボマーだが霞が早い。
そのまま一気にとどめに入ろうかという霞にボマーが火薬をばらまき悪あがきを見せる。
少しの距離をとったボマーに、霞は姿勢を低くして最後の技へのインサートを開始した。




