ハイルブロンの怪物-3
両親を失い、幼いながらに絶望をさ迷うクレア。
だが本当の地獄は6歳のクレアに容赦なく襲い掛かる。
施設にいた遠縁の夫婦に引き取られたクレア。
サディスティックな叔母から虐待を受け、変態の叔父からは性的な暴力も受けていた。
母親と暮らしたささやかながら幸せだった日々から地獄の生活に身を落とした少女。
そんな毎日が3年過ぎた頃、すでに精神的にも肉体的にも限界を超えていたクレア。
9歳になった彼女に人生を変える出来事が起こる。
クレアにこれまで変態的なイタズラを行ってきた叔父が、とうとう一線を越えてきたのである。
欲望のままに、クレアの未発達な部分に無理やり自分の汚物を押し込もうとした。
むしろ、この時期まで待っていたのであろう。
ある程度の成熟が確認できるまで、クレアの身体を触り、奉仕させそれを伺ってきたのである。
そしてとうとうその欲望を開放できる時が訪れたのを知った。
それはクレアの初潮。
この時を待っていた叔父はクレアの身体にのしかかり力ずくで強姦した。
必死に抵抗するクレアだったが、大人の男の力にかなうはずなく、その上顔を何度も打たれ泣き叫んでも助けは来ず、叔父の汚物をただ受け入れるしかなかった。
クレアは痛みのあまり大声で叫んだ。
この時、クレアの身体に異変が起こっていた。
高ぶる感情。痛み。苦み。
様々なネガティブ感情がクレアの身体に眠っていたモノを呼び起こした。
一瞬クレアの意識が飛ぶ。
同時に遺伝子が組み替えられ、クレアの身体を【変えた】。
それは目に見えない変化。
だが、目に見えるモノはあまりにもグロテスクなものだった。
クレアの【狭い】【中】でご満悦な表情を見せている汚らわしい叔父の顔がみるみるうちに赤く染まっていく。
快楽が苦しみに変わった叔父は、事態に戸惑いながら行為をやめようとした。
無意識なのか本能だったのかわからないが、この時クレアはとっさに両足で叔父の身体を力いっぱい挟み、【離脱】を阻止していた。
まるで子供とは思えない強い力に、【抜く】ことができない叔父の声にならなうめき声がクレアの耳に伝わってくる。
そして次に小刻みな震え。焦げ付く匂い。
視界に映る叔父の肌が、赤から黒みをおびてきた。
まるでオーブンに入れられたかのように黒く、肌のひび割れからマグマが吹き出そうな炎のような爛れ。
叔父の肌から焦げた皮膚がぼろぼろ剥がれていく。
再び真っ赤に染まったその体は溶け出す溶岩のように形を失っていく。
クレアの意識が戻るころ、叔父の姿はなく、彼女の両足の間に大量の灰が山となっており、悪臭が部屋を漂っていた。




