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【休載中】イノセントワールド  作者: 泉水遊馬
Chapter 6
49/121

月下の約束-7

クローレの連射が始まり、轟音と共にビッグショットを撃ち込まれてくる。

挿絵(By みてみん)


「アナさん!!あの50口径のマガジンの装弾数は7発!!

リロードの隙を狙って反撃に転じよう!」

ルビーがアナに提案しじを出す。

「了解です!!

こちらで引きつけて援護いたしますのでルビーさんの方で狙ってください!!」

同調するアナにうなずきで応えて、クローレの連射が止まる瞬間を待つ。


しかし7発目を待たずに連射がむ。

『リン!!そっから見える?どうなってる⁉』

ルビーが後方のリンに聞く。

『あーーーーーー!!そっちは見てない!!

カスミが敵に接近中なの!!』

リンも後方で戦っていた。

らちがあかない!!

仕掛けよう、アナさん!!」

決断するルビーの脳裏に三つの憶測が思い浮かぶ。

この時間でリロードが終わっているのか?

一発残してどちらかに狙いを絞ったのか?

そして一番の有力候補は、もう一丁の50口径を持っている。

「先に撃ちます!!」

アナが家屋の影から身を出して銃を放つ。

その時のクローレはルビーの方向に銃口を向けていた。

アナの弾丸がクローレのわき腹に命中。

とっさにクローレはアナに向いて一発放つ。

「ルビーさん!!」

すぐに退避して交わしたアナの掛け声でルビーは一気に身を乗り出し、連射を開始。

4発の弾丸がクローレの額と肩を霞め、胸元に二発クリーンヒットした。

後方に吹き飛ぶクローレ。

そしてリンが叫ぶ。

『今のうちに戦線離脱!!

起き上がる前に北方向に走って!!』

その指示を聞いてルビーとアナは走り出した。

すでにムクッと起き上がりかけて肩膝をついているクローレ。

逃げる三人の背中に鋭い眼光を向けている。

挿絵(By みてみん)

「嘘でしょ!?

これって熊の捕獲用のゴム弾よ!?

気絶どころか死んでもおかしくない威力なのに!?

リン!!説明して!!」

全力疾走のルビーが怒号をリンに吐く。

核磁気共鳴かくじききょうめい

あの女は金属と共鳴して肉体をプラスとマイナスに切り替えられる特異体質なの!!

だから鉛の弾丸は当たらなくて、ゴム弾なら当たるって仕組み!!

その体質はゴリラ並みのフィジカルをも作り上げて、ダメージを軽減、早い治癒を可能にしてる!!

あのスレンダーな体で50口径をバンバン撃ちまくれるのはそういうこと!!

わかった!!?

あーーーーーー!!カスミそっちに行っちゃダメだって!!

なんでこんな時に通信トラブルなの!?」

同じく全力疾走のリンの説明も、カスミの様子を見ながらだから雑になる。

「核!?

特異体質⁉

意味がわからないんだけどっ!!」

ルビーの怒号が強くなる。

するとアナがリンの傍に寄り手を引きながら走る。

「リンはカスミさんのサポートに集中して。

ルビーさん、まずはこの場から一刻も早く離脱いたしましょう!!

複雑な話ですので詳しい話はその時で!!」

とカスミの名を出しルビーを無理やり黙らせた。

ルビーの表情は理解不能な状況と、カスミへの心配で複雑なものになっていた。

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