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【休載中】イノセントワールド  作者: 泉水遊馬
Chapter 5
41/121

天才の誤算-9

緋色の瞳で睨みをきかすカスミ

上段に刀を構え、ジリジリと間合いを詰める。

対するシザーハンズは右手の鉄爪を収納し、腰のハンドガンに手を伸ばす。

今にも踏み込みそうな二人の距離。

「まずい!!シャロンが本気になってる!!」

ルビーがスマホの画面を見ながら焦りを見せた。

「ちょっとルビー!?何とかカスミを離脱させてよ‼」

リンの悲痛な叫び。

『カスミよく聞いて!!

シャロンがその態勢になったってことは、カスミを認めたって証拠!!

今回はここまでにしよ。』

ルビーの問いかけに、

「うん、わかった。もう一太刀ひとたちだけ振るったらこの場から離脱する。」

と静かに答える。

その姿を見たシザーハンズは、

「通信しているのか…見逃せないな…。」

と少し表情を緩ませて言う。

と同時に左の鉄の爪が光速の速さでカスミの腹部に迫っていた。

挿絵(By みてみん)

しかし間合いに集中していたカスミも同じタイミングで動いていた。

カスミの上段の太刀が鉄の爪を払うように振り下ろされる。

だが勢いとパワーが違う。鉄の爪の進路は変わらない。

だがカスミの狙いは振り払う事ではなく、その勢いとパワーを利用して大きく後方へと飛び、距離を置くことにあった。

そこでカスミは一礼をして素早く路地に姿を消した。

シザーハンズは追いかけない。

いや、追いつけない事がわかっていた。

自分の鉄の爪をちらりと見て、

(アレを交わすなんて…面白い。)

と、口元を緩ませた。

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