バトルロイヤル 12 草場雷蔵vsジョーカー結
ジョーカーがお飾りの大鎌からハンドガンに切り替えて至近距離の連射を放つ。
雷蔵は銃口の角度を見ながら巧みにかわす。
「おい、ドクロの友。さっきから言っているだろう。
草場流剣術に銃器は通用しない。まだその鎌の方が有効だと思うぞ。」
余裕のある穏やかな声がジョーカーの耳にまとわりつく。
「ゴーーーーーー!!」
奇怪な呼吸音でさらに連射で間合いを詰めるジョーカー。
そのすべてを寸前でかわす雷蔵。
「友よ。弟子が迎えに来た。
もう行かねばならない。先にあっちで待っていてくれ。
私もすぐ行くさ。あの世で一緒に酒を飲みかわそう。昔みたいにな。」
そういうと雷蔵の姿がスッと消えた。
驚いたジョーカーは発砲をやめて雷蔵を探す。
一瞬の静寂。そして静かに風を切る音が心地よく聞こえる。
雷蔵の高速の刃がジョーカーの首をまっすぐ振り切る。
ポトリと落ちるドクロの頭。
雷蔵は悲し気な顔で刀を鞘に納めた。
「お師様!!」
怒号を吐きながらアカネが近づく。
「アカネ、助太刀ありがとう。
そうか、みんなも来てくれたのか。
カスミは見つかったか?」
と雷蔵の言葉にアカネはキレた。
「とっくに見つかってるし、それぞれ位置についてます!!!!!
てか、だいたいお師様はなにやってたの!?
勝手に飛び出して、勝手に暴れて、何考えてます?
カスミちゃんになにかあったらお師様の責任ですからね!!!!!!!!!!
女将さんもカンカンですよ、本当に呆れて喋りたくもない!!!!」
と弟子から罵声を浴びせられる雷蔵だが、
「雫も来てるのか?」
と顔が恐怖で歪む。
「そっちかよ!!!!」
とアカネはもう一度キレて、ブツブツと文句を言いながら雫との合流ポイントに雷蔵を誘導した。




