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バトルロイヤル 4 草場雷蔵VSジョーカー承
雷蔵がにじりと距離を詰める。
「お前はアンドロメダの刺客だな?」
その雷蔵の言葉に、
「コー…ホー…」
と異様な呼吸で応えるジョーカー。
雷蔵の眉がピクリと動く。
「ほう、ヤコブか…。何十年ぶりだ?
そうか、アンドロメダ執行部の手練れのドクロとはお前だったかヤコブ。」
少し笑みを浮かべて雷蔵がジョーカーに話す。
ググッと唸るジョーカー。
「なつかしいな。
何度か一緒に戦場に出たのは、もう30年前か。
昔から喋れないお前と会話するのに苦労したものだ。
たしかシベリアでしくじって捕まっちまったと聞いたが、アンドロメダに拾われたか。」
一方的に話す雷蔵へ、攻撃態勢を維持するジョーカー。
「娘を助けに来た。
邪魔するなら、例え昔馴染みのお前でも切り伏せる。」
厳しい表情に変わる雷蔵は刀を抜いた。
そして、計ったかのように同時に攻撃を始めた。




