バトルロイヤル 3 草場雷蔵VSジョーカー起
D 地区中心部
草場流剣術のひとり斎藤紅音は雷蔵の捜索に走り回っていた。
アカネは雷蔵の実弟の娘であり、カスミとは従妹の関係だ。
カスミより二つ歳が下のアカネは、陰キャのカスミとは反対で、明朗活発な明るい女の子だ。
主に他のメンバーのサポートが仕事だが、彼女自身も手練れの殺し屋で小柄な体を生かしたスピード攻撃が武器で、足りないパワーを二刀流で補っている。
そして彼女の父もこの大会で命を落としている。
様々な決意の中、姉妹同然に育ってきたカスミを姉と慕い、この地までやってきたのだ。
そんなアカネがやっと見つけた雷蔵の姿に驚く。
そして距離をとって恭介に電話をかける。
「アカネ、師匠は見つかったか?」
つながってすぐに恭介が言う。
「うん、見つけたよ。」
あまりにもテンションが低いアカネの声に、
「どうした?すぐに捕獲しろ。」
と指示を出す。
するとアカネが、
「お師様…なんかガイコツと睨み合ってるんだけど…。
これはどういうこと?」
と状況を伝えるが恭介には意味が分からない。
「何言ってんだお前?」
恭介がイラ立った声を出す。
「だから、ガイコツと戦おうとしてるの!!」
アカネは見たままを伝えるがやはり恭介には伝わらない。
埒が明かないとアカネが電話を切って、写メをとり恭介に送る。
それを見た恭介は、
「ホントにガイコツ…師匠何やってんだよ…。」
と呆れたため息をついた。




