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最終話.寝取られたけど、チョコが美味い

 王城のとある一室にて、秘密の会談が開かれていた。


 栄光ある王国を統べる当代国王。

 宰相として国王の統治を支える侯爵。

 王国の中でも最大の貴族である公爵。


 それぞれが国内貴族の派閥を率いる権力者であり、表立ってこそいないが互いに対立しあっていると噂の三者。

 彼らがこうして顔を合わせている事そのものが異常であり、事の重大さを感じさせる。


 そんな国の重鎮たちは、神妙な面持ちで円卓を囲み押し黙っている。

 夜の帳よりも重く暗い空気の中、眉間に深い皺を蓄えた国王が、満を持してその口を開いた。




「【悲報】余の可愛い息子が脱走した挙句、こっぴどく失恋して帰ってきた件について」




 スレ立てようとしないでほしい。


「少し頭を冷やせって言ったのに、まさか無視して騎士団率いて男爵領を襲撃するとか思わないじゃん? もう一歩間違えれば大問題よ」


 余、困っちゃう。

 クネクネと体をしならせながら淡々と言い放つ国王に、宰相と公爵がため息をついた。


「女々しい仕草はお止めください陛下。それと、王太子殿下の暴走は今に始まった事ではないでしょう」

「そうですよ陛下! あのアホ王太子がボクの可愛い可愛いレイアたんにちょっかいかけてくれやがったせいで、レイアたんが婚約者と駆け落ちしちゃったじゃないですかヤダー!」

「……義兄上も、もう少し礼節を保ってください。陛下の御前ですよ」


 頭を抱えグヌヌと唸る公爵を見て、宰相は呆れ顔を隠さない。

 過去、何度も注意してきたにもかかわらず治る様子がない2人の奇行癖に辟易としていた。

 メガネを押さえ、小さくないため息を漏らす宰相を見た国王は、面白くなさそうに宰相へ話しかけた。


「失恋と言えば、宰相くんところの長男────セドリックだっけ? 彼も聖女に振られてなかった?」

「私の息子はそこまで軟弱ではありませんので」

「え~っ! 冷たい! 氷を砕いて作ったシャーベットより冷たいよ宰相くん! この悪魔! 鬼! 泣き虫メガネ!」

「そうだぞドM義弟! 実の姉に調教された哀れな子ブタ! 皮被り!」

「その口を閉じろアホ共がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 逆鱗を乱打された宰相が国王の胸倉を掴み拳を掲げる。


「わーーー! 不敬っ! 不敬が出ちゃってるぞ宰相くん!」

「落ち着け義弟! それはさすがに洒落にならん!」

「うるさい! 私の必殺・名誉棄損パンチでお前らの顔面崩壊させてくれるわぁ!」


 いい歳こいた大人3人がワーキャーと取っ組み合いの喧嘩を繰り広げること数分。

 宰相の怒りをなんとか収め、それぞれ席に戻り息を整える。

 ちなみに宰相は3連休を勝ち取った。


「それではまず、騎士団のドラゴン討伐が虚偽報告だった件について話しましょうか」


 宰相が仕切り直し、緩んだ場の空気が再び引き締まる。


「そうだねぇ。公爵くんが詳細を調べてくれたんだっけ?」

「はい。娘に付けた"影"からの報告も含まれています」


 公爵は北の大山脈近くの村に派遣した調査員からの報告、ユーリから送られてきた男爵領での事の顛末を口頭で話した後、証拠として送られてきたタナベ男爵令息が討伐したドラゴンの牙を机上に置く。

 国宝級の武具に使われる最高級の素材を手に取ってマジマジと眺めた国王は、これが本物のドラゴンの牙であることを認めた。


「まさか王国の誇る精強なる騎士団の実績が偽りだとは、にわかには信じられませんね」


 宰相は公爵より受け取った報告書に目を走らせ、眉間に深い皺を刻む。


「それも、他者の手柄を横取りして作り上げた実績だからねぇ」


 国王は過去10年の男爵領の収支報告書を取り出して確認する。

 やせ細り農耕に不向きな土地。大した特産品もなく、流通の要になるような立地でもない。

 王国に多数存在する貴族諸侯の中でも最底辺の税収を誇る清貧な数字には哀れみすら覚える。


 戦争終結当時、その圧倒的な武力を恐れた国王と貴族が結託して辺境の何もない土地に封ぜられた兵士からの成り上がり貴族。

 話には聞いていたが、こうして貴族らしからぬ生活をしているという報告を見ると申し訳ない気持ちが多少は湧いてくる。


 だが、これらの数字もドラゴン討伐による褒賞があれば劇的に改善するはずであった。


「……男爵家が受け取るはずだった報奨金も、名誉も、すべて騎士団が独占していたのですな」


 ドラゴン1体の討伐で、王都の一等地に屋敷が建つ。

 巷で囁かされている噂は、実のところ真実だったりする。

 それだけの素材がドラゴンからは取る事が出来るし、ドラゴン退治を受け持つ王国騎士団は王都の一等地だけでなく国内各地に大規模な拠点や慰安施設を所持している。


 ドラゴン1体でも退治できれば、それこそ男爵領地程度の規模なら数年は税金を徴収しなくても保つだろう。

 しかし現実には、これらの金銭はすべて手柄を横取りした騎士団の懐にしまい込まれ、タナベ男爵家にはまったく利益となっていなかった。

 それどころか、ドラゴン退治にかかった費用を考えれば大幅な赤字と言っても良いだろう。

 未だ取り潰しになっていないことが不思議なくらいの貧乏貴族の現状というか惨状を再確認して、国王は大きくため息をついた。


「公爵くんが支援してくれていなかったら、とっくの昔に破綻していたかもね」

「────! そそそそう、ですなぁ……?」

「………………?」


 褒めた公爵が何故か動揺していることを訝しんだ国王と宰相は視線を交わしたが、公爵が男爵家と懇意にしていたことは間違いないため、特に深く追及はしなかった。

 もみ消した息子の悪行を暴かれないよう、公爵は冷や汗を拭い気を引き締めた。

 軽口を叩いているようでも、対面している相手は政敵であることに違いないのだ。


「次に騎士団が王太子殿下を旗頭に男爵領へ侵攻した件についてですが」


 宰相はメガネをクイと引き上げて手元の資料を要約する。


「王太子殿下が一方的に恋心を抱くレイア公爵令嬢が婚約者のタナベ男爵令息と男爵領へ駆け落ち。

 また、王国から一方的に将来の結婚相手候補を決められた【聖女】アンズが想い人であるタナベ男爵令息と男爵領へ駆け落ち。

 それを許さんと王太子殿下ならびに【聖騎士】候補で前騎士団長の長子でもあったあったジェームズ伯爵令息が結託し、騎士団の精鋭を引き連れてタナベ男爵令息を罪人として捕らえに向かった、と」


「いや……うん。改めて聞いても、とんでもないね」


 息子の凶行に苦笑した国王だったが、公爵からの怨念がこもった視線に頬を強張らせる。

 今回の件は明らかに王太子が悪であり、騎士団の暴走である。

 可愛い一人息子と国に多大な貢献をしてきた騎士団であったが、もはや庇い立てする事は不可能。

 何かしらの罰を与えなければならない。

 国王は先延ばしにしていた結論をここで出すことに決めた。


「とりあえず、王太子は廃嫡して王位継承権は取り消し。

 騎士団はドラゴン退治を偽造していた上層部を総入れ替え。

 前団長として権威を持っていた伯爵家は男爵家に褫爵と王都にある屋敷を没収、かな」


 下手に爵位を没収して所在が分からなくなっては困る。

 とはいえ刑罰を与えて事が大きくなりすぎるのも困る。

 もちろん処罰が軽すぎて再び騎士団に手を出されても困る。


 たかが横恋慕────それも失敗────で国内を揺るがすなんてアホらしい。

 辺境の片田舎に封じて生かさず殺さず、常に見張りを置いておくくらいでいいだろう。

 国王はそう判断した。


「公爵くん、たしか余ってる子爵の爵位があったよね?」

「えぇ。領地もない名ばかりの爵位ですが」

「それ、息子にあげてもいいかなぁ?」


 同じ理由で、王太子を平民にすることはしない。

 なんの権威も力もない名ばかり一代貴族として、目の届く範囲に置いておく。

 というよりも、息子に対してそこまで非情になりきれない。

 王族として育ってきた者が、市井で生き延びていくことなど不可能だ。

 そんな国王の親心を、子持ちの父親として共感できる宰相と侯爵はよく理解していた。


「かまいませんとも。持っていても何の役にも立たない爵位です」

「悪いねぇ。その代わりと言っては何だけど、タナベ男爵領は好きにしていいからさ」


 活発になってきた南方諸国と王都を結ぶ要所として整備され始めてきた男爵領地。

 王国南部では珍しい温泉が湧き出たという報告も上がってきている。

 数年すれば収益も改善し、大きな利益を生むことになるだろう。


 すでに男爵一家は南方諸国に引き払い、商家の成り上がりが爵位と土地をカネで買った。

 もちろん条件付きでの爵位となる。

 それが交易品の一部と温泉の一部を王家の自由にさせる事。

 その権利を王家から公爵家に譲渡する。


 カネの成る木が転がり込んできた公爵はほくそ笑んだ。


「しかし王太子殿下を廃嫡するとなると、お世継ぎがいなくなってしまいますが」


 現在、王位継承権を持っているのは王太子のみ。

 国王と王妃の間に他の子どもはなく、側室もいない。

 次代の王が不在となれば、国内は混乱するだろう。


「王家の血を継ぐとなれば、公爵家か侯爵家の男子ということになりますな」


 その昔、王家から降嫁してきた姫を受け入れた貴族は公爵家と侯爵家のみ。

 血が薄いとはいえ、後継者がいないよりはいくらかマシだろう。

 問題は、貴族の二大派閥のパワーバランスが大きく崩れかねない点だろうか。

 宰相と公爵が率いる派閥間の対立は、最近ますます激しくなってきている。

 派閥の長である両者が険悪ではないからそこまで表立ってはいないが、この国王世継ぎ問題が出てしまえば、十数年前の国内紛争が再び始まってしまうかもしれない。


「レオは公爵家唯一の跡取りとなってしまったことだし、息子が2人いる侯爵家から選出するのが妥当では?」

「正直言って、私の息子たちが王の器に足るとは思えません」

「長男のセドリックなんて、誠実で実直な素晴らしい青年ではないか」

「駄目ですよ! あの子は純真無垢なんですから、政界なんて危ない場所に────ましてや矢面に立つ国王をやらせるなんて許しません!」


 だが、当の本人たちが面倒事を嫌う性格であるせいで、国王どうぞどうぞのダチョウ俱楽部状態であった。

 ここまで権力に執着しない貴族も珍しいよなぁ、と国王はコーヒーを啜る。


「それなんだけど。余、思っちゃったんだよね」

「なんですか陛下。またろくでもないこと考えてるんじゃないでしょうね」

「そうですよ陛下。アンタの思い付きで苦労するのは私たちなんですから黙っててください」

「わ~お、不敬の大渋滞だぁ」


 貴族学院の学友だった2人が冷たい。国王は心の中で涙した。


「────で、なんですか?」


 なんだかんだ言っても話を聞いてくれる良い友人たちだ。

 コーヒーの苦みでギュッと引き締まった顔になった国王は、満を持して自分の思い付きを発表した。




「国王とか、もういらないんじゃないかな」




 王国内が大混乱とかいうレベルじゃねえぞ。




---ユーリ視点---




『国王の乱心か!? 王国が貴族議会と市民議会を設置へ』


「………………公爵様、大丈夫でしょうか」


 買い物の帰りにもらった新聞の号外に目を通し、ユーリは公爵の胃腸の調子を慮った。

 また国王から無理難題を言われ仕事に忙殺され、奥様にしばき倒されている画が容易に想像できる。


 とある商業都市のメインストリートから一本、裏路地に入ったところ。

 そこに建っているやや古びた建物が、現在ユーリたちの住居となっている。


 年季の入った建物ではあるが、ユーリの使用人魂によって掃除の行き届いた内部は不潔さを一切感じさせない。

 4人が住むには広いが、この先家族が増えていくことを思えばもう少し広くても良いと思わなくもない。


 まあ、その頃にはもう少し良い場所に引っ越せるだろう。

 冒険者としてリュートが稼いできた膨大な金銭が記入された家計簿に目を通し、ユーリは新居に想いを馳せた。


 次はせめて、もう少し防音が効いたところにしてもらわなくては。

 1階の居間にいるにもかかわらず2階の寝室から漏れ聞こえてくる嬌声を耳にして、ユーリは苦笑した。


 寝室では、すっかり腹部の膨らんだ2人の少女が屈強な雄に抱かれ悦びの声を上げている。

 2人より回数は劣るものの、幾度となく精を注ぎ込んでもらったはずの自分の腹を撫でる。

 未だ膨らむ気配のないへそ下の子供部屋に不満を感じつつ、ユーリは夜伽の準備を始める。

 妊婦2人が気を失えば、次は自分の番であることは分かっていた。


 浴槽に浸かり、身体の汚れを洗い流す。

 未だ鳴りやまないメスの喘ぎ声をオカズに、何度擦っても体液が溢れ出てしまう自分の下半身を慰める。


 幾度となく繰り返してきたこの行為を最初にしたのは何時だったか、ふと思い返す。


 それは、初めてレイアお嬢さまの湯浴みを手伝った時。

 この世のあらゆる布地よりも滑らかな肌と、絹のように艶やかで柔らかい手触りの髪。鼻を貫く甘い蜜の香り。

 自分を救ってくれた恩人の一糸も纏わぬ姿を目に焼き付け、何度自分の身をまさぐったことか。


 学院の寮で自慰をした時のことを思い返す。


 アンズの膝上に乗せられ、頭や頬を撫でられた時の感触。

 背中に感じた、レイアお嬢さまとは違う豊満な胸の柔らかさ。

 優しく耳元で囁かれた「可愛い」と褒めてくれる声。

 レイアお嬢さまに申し訳ないと思いつつも止められない手の動きに何度達してしまったことか。


 あぁ、そうだ。


 ボクは2人のことが好きだったんだ。

 性別なんて関係ない。

 気付いたら惹かれていた。

 情欲に掻き立てられるほど、忠誠を誓うほど愛していた。

 今さらに気付くあの若かりし日々の甘酸っぱい恋心。


 しかし、それももう戻らない。


 風呂から上がり、自室でいそいそと準備をしていると、嬌声がいつの間にか止んでいる事に気が付く。

 いよいよ自分の番だ。

 そう考えるだけで、発散したはずの興奮が蘇り、腹部と股に熱が集まる。


 そうだ。ボクの人生はあの男に狂わされてしまったんだ。

 自分が「ご主人様」と呼ぶお方の姿が脳裏に浮かぶ。

 分厚い胸板、丸太と見紛う両腕。

 6つに割れ、固く盛り上がった腹筋。


 そして、ユーリの身体を貫き愛を注ぐ雄の象徴。


 彼にあってから、良い事なんて1つもなかった。

 レイアお嬢さまも、アンズも。

 ボクに振り向いてさえくれなかった。

 ボクを見る親愛の眼差しと、彼を見る情愛の瞳はまったく違った。


 ボクの欲しかった女性2人とも奪い、そしてボク自身でさえも自分のモノにしてみせた。


 決闘をふっかけた。

 蹂躙され、圧倒され、その苦痛を快楽に変えられた。

 脳の大事な何かを焼き尽くされ、気付いた時にはご主人様を愛さずにはいられなかった。


 孤児から成り上がった公爵家の騎士という立場を奪われ、こんなボロい建物で使用人としてこき使われる惨めな日々。

 愛する妻が2人もいるにもかかわらず、それに飽き足らずボクを性奴隷として使う傍若無人っぷり。

 あまりの最低最悪な男の所業に涙が出てくる。


 自室のドアがノックされる。

 返事をすると、件のご主人様が姿を現す。


「おまたせ、ユーリ」


 低い声が耳に届いた瞬間、ユーリの目から涙がこぼれ落ちる。

 頭の中で何度も反芻されるご主人様の声が、脳を、身体を犯していく。

 頬だけでなく全身が興奮に紅潮し、息が乱れ喉が震える。

 触れられてさえいないのに、膝が震えるほどの絶頂を感じる。


「寂しかったね、ごめんね」


 そう優しく耳元で囁かれ、肩を抱かれる。

 レイアとアンズの夫から、自分だけのご主人様に変わる。

 この瞬間、愛する男性を独り占めできる時間が訪れたことに人生最高の幸福を感じ打ち震える。


「お待ちしていました、ごしゅじんさま……♡」


 震える声を必死に絞り出し、その逞しい身体にすり寄る。

 自分以外のメスの臭いを上書きするように、何度も身体を擦りつけて匂いをマーキングする。

 顎を持ち上げられ、重ねられた唇から流し込まれる甘露な唾液を味わおうと必死で舌を絡める。

 すでにアソコは、前戯がいらないほどに濡れそぼっていた。


「ところでユーリ。その格好はなに?」


 唇を離し、リュートがユーリの姿について尋ねる。


「……今日は、バレンタインデーですので♡」


 ユーリは一糸纏わぬ姿の上から、自身の素肌にチョコレートをコーティングして贈り物用にリボンまで巻き付けて待っていた。


「ユーリ特製、チョコレートの女体盛りです♡」

「……あぁ、最高に美味しそうだ」


 どうやらご主人様のお気に召したらしい。

 優しかった眼がギラついた眼光を放つのを見て、ユーリは自分の企みが成功した事に歓喜した。


「どうぞ、召し上がれ♡」


 言うが早いか、ベッドに押し倒され、体の隅々までご主人様の舌が這い回る。

 歓喜の叫びをあげながら、ユーリは思う。


 あぁ、やっぱりズルい。


 こんな魅力的な男性に抱かれたら、どんな女性も虜になってしまう。

 強くて優しくて、いっぱい気持ちよくしてくれる。


 好きな人も、身分も、仕事も、そして自分自身でさえも。

 全部奪われ、好きなように蹂躙される。

 屈辱的なはずなのに、それが何より幸せに変わる。


 もう二度と、あの日々には戻れないんだろう。


 楽しかった王国での日々から、幸せな愛の巣での退廃的な日々へ。


 ご主人様と重ねた唇に甘いチョコの味を感じながら、ユーリは快楽と幸福の海に沈んでいった。






─ 寝取られたけど、チョコが美味い 完 ─

 以下、あとがきになります。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 まさかバレンタインデーの一発ネタで書いた作品が4ヶ月近く続くとはこの李白の眼を以てしても云々。

 グダりまくりの作品でしたが、こうして完結できたのは皆さんの感想と評価のおかげです。


 本編は完結となりますが、番外編を1つ2つ書こうと思っています。

 あと、R-18集も笛吹きさんのサイトの方に投稿しているので、興味が湧いたら覗いてみてください。


 それでは、最後までご愛読いただきありがとうございました。

 また、ご縁がありましたらよろしくお願い致します。

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[一言] 3段構えだったかー
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