第29話 帰宅-一章エピローグ-
今回は一文が多くなったりと、少し読みにくい箇所がありますが、楽しんでいただけると幸いです……!!
──「早くバスに乗れー」
そんな事を俺達に言うのは担任の大槌先生だった。
俺達クラス内全員の生徒はその姿を物珍しそうに見つめる。
何故なら、入学式からつい先日まで、学級委員長に全てを押し付けていたような人間だ。
成長……にしては遅すぎる気もするが、まあ、何か心境の変化でもあったのだろう。
気にしたり、変に弄って勘ぐるのも良くないだろう。
放っておくのが一番だろう。
と、話は戻る。
つい昨日の事だが、改田の話だ。
彼の魔力の質などから見て、本物の校長ではないであろう事は見当がついているが、では本物は? と言う疑問、そして最後に放った『私がこの世界の神になるために』とはどういう意味なのか。
本物の所在は魔力の痕跡や、魔力残滓から一定間の過去を閲覧する事が出来る魔法などから測り見る事は出来るのだが、最後の言葉の真意は彼が消えたことにより、一緒に闇へと葬られてしまった。
それと、死なない程度に殺す、と言ったが、滅茶苦茶魔法の威力忘れてて間違って消しちゃったとかではなく、直ぐに考え改めその決断に至ったのであって一切忘れていた訳では無い。
一切。
「おう! どうしたんだよ、そんな時化た面してよ!!」
と、誰にか分からず言い訳をしていた俺の思考を遮ってそんな声をかけてきたのは、無論昴だ。
俺がその方を見るとニカッと笑みを浮かべる昴。
その横には、いつも通りに眼鏡をキッチリと定位置に乗せた小枝。
小枝が手に持っているのはとてもマイナーな小説。
なぜそんなにマイナーな小説を読んでいるのだろうか?
「いんや、ちょっと考え事をな。」
「世冥がか?」
「ああ。部屋のカギ閉めたか心配でな……。」
「はっ!! そう言われると、確かに……!!!!」
ふう、何とか誤魔化せたぜ。
馬鹿は単純で助かる。
とまあ、誤魔化しで言ったはいいが、本気で心配になってきたことだし、考えても意味ないよな。
とにかく、この問題は後後ゆっくりと解決する事にしよう。
「で、一番の疑問を訴えさせてもらってもいいか?」
俺はそう言いながらスッと横を向き、その人物を見る。
「お前、Bクラスじゃなかったか?」
「問題ない。大槌先生が『実力は中々見込みのある奴だ、うちのクラスに来い(キメ)』って、勧誘されたから。」
うん、そっか。
無論、この答え、質問からして誰だかは見当がついているだろう。
そう、月夜だ。
「まあ、そういう事なら言う事は無いが、まだまだ覚えてもらう事は多いからな。俺と同じクラスに来るなら毎日しごきまくってやるから覚悟してろよ?」
俺の言葉に顔を引き攣らせた月夜はそっと顔を背けて小さく「はい……」と震える声を発した。
そんな月夜にため息をついて、この先の展開がスムーズにはいかないであろうと、内心で頭を抱える。
とはいえ、悪い展開になる事は無いだろうし、其処はいい点であると前向きに考えて嫌な事を考えないようにする俺もいる。
まあいいさ。
どうせはやらなきゃいけないんだしな。
「早く帰って寝たい。」
俺はため息をついてそう言うと時が建つのを待ちつつ、そんな俺を囲んでくれる仲間をこの世界で手に入れる事が出来たこと、こんな俺を囲んでくれる仲間たちに対する、感謝を心中独り言ちつつ秘かにほほ笑むのだった。
さて、この先はどうなるかな。
俺は心の中でそう呟き、溜息をついたのだった。
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──「なんで、」
そんな一言を呟いたのは、帰宅後、自室に着きさあ寝転がろうとしたその瞬間だった。
俺のベッドに乙女的に、脚を外側に開いて座る白銀のショートヘアーと、何色にも染まる事は無いであろう純白の翼。
そしてその、何者をも惚れさせる美貌を併せ持つ一人の少女だった。
そして、彼女の事を俺は知っている。
だからこそ、そんな一言が漏れ出たのだ。
「何でお前が、此処に居るんだよぉぉぉ!!!!?」
その声にフッと此方を見たのは、俺の世界にいた神と呼ばれる存在、【愛の女神:ジプソフィラ】。
所謂、面倒臭いタイプの地雷女だ。
──「アハッ、やっと、また会えたね。私の、“王子様”♡」
……こうして、また厄介ごとを抱えて今日と言う一日は、終わりを迎えたのだった──。
──To Be Continued……。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
これをもって一章が終わりとなります!
拙く読みにくい箇所が多く、誤字脱字まで、色とりどりのミスがあるこの作品ですが、「面白い!!」「まあ、いいじゃん」「伸びしろがあるかも?」「何だこれ、意味わかんねーぞ」など、思われた場合は星を埋めていただいたり、コメントなどを頂けるとありがたいです!
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明日明後日には新章の一話を挙げたいと思っていますので、よろしければブックマークなどもしていただけると幸いですm( ― ― )m
これからも皆さんに楽しんでいただけるよう作品をより良い物に出来る様に鋭意執筆させていただきます!!!
これからも読んで、楽しんでいただけると幸いです。
それでは、また次話で合いましょう……。




