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第18話 朝食

 ──チュンチュンと小鳥の囀りが窓の外から耳に入ってくる。

 俺は耳障りな囀りを【遮音結界】を耳に貼り付けてもう一眠り──。

 と、思ったところ、俺の腹部でもぞもぞと蠢く存在。

 片目を開けて覗いてみると、其処には出雲のあどけない寝顔が……。


 「ぬおお!!?」


 俺は布団から勢い良く飛び出す。

 その動きと声の所為か、出雲も目を覚まし、ムクリと起き上がる。

 寝ぼけ眼を擦って俺を見つめてくる。


 その顔はとろけた様な表情で、無防備な状態であるのが伝わってきた。

 うん、とりあえず落ち着け。俺。


 「……何故俺の布団に?」

 「はえ? ここは私の布団……あれぇ?」


 うん、寝相がとても悪いんだな。

 でもあっち(隣にある畳が敷かれた和室の真ん中)からここ(和室への入り口から最も離れた窓際の隅っこ)までは無いだろう。


 「……はあ、まあいいさ。とりあえず朝食が6時からか。」


 現在は5時56分。

 もう少し時間があるが、今から向かえば丁度いいか。


 「よし、着替えろ。朝食に向かうぞ。」

 「うゅ……。」


 パジャマ姿の出雲に言う。

 すると、素直に頷きパジャマのボタンを──


 「待て待て待て! ここで脱ぐな!」


 俺はいきなり目の前で行われる生着替えに全力でツッコミをいれる。

 別にロリが趣味じゃないとか、女性の着替えを見たくないとか、そういう事ではない。

 この体で生を受けてからはそういう事態は絶対に回避すると決めているのだ。


 後、俺は普通に魔法で着替えが出来るから目の前に人がいようが関係ない。


 ──ひと悶着あったが、現在はガヤガヤと少し騒がしい食堂で、朝食としては如何な物かと思われる様な重たい物、かつ丼を食べながら昴と今日の事について話をしている。

 今日はこの後7時から授業が始まる。

 その授業の内容の確認だ。


 「とりあえず、ペアを組んで出されたミッションクリアすりゃいいって事だろ?」

 「多分、そうだと思うぞ?」


 俺は頬をカツで膨らませて昴の問いに答える。

 ペアか……。

 俺は昴と組めばそれでおしまいかな。

 そんな事を考えながら次のカツと米を口に運ぼうとした瞬間、背後から声がかかる。


 「それであってる。だから、私は世冥と組む。」


 そんな声と共に現れたのは、俺の弟子と言っても過言ではない存在、神咲(かみさき) 月夜(つくよ)だった。

 彼女はその手に持つお盆を円形テーブルの俺と昴の間において、机の下にある椅子に腰掛ける。

 お盆の上には俺達と同じく、かつ丼が置かれている。


 「……世冥と組む……って、お前は誰だよ?」

 「あー、此奴は俺が魔力の扱いを教えてやってるBクラスの神咲月夜って奴だ。」

 「何だよ、知り合いか。俺、勝龍(かった) (すばる)。」


 いつもよりも淡々とした口調で話を進める昴。

 成長という物か?

 と言うか、俺は別に組まないが、何故ここに座っているのだろう。


 「じゃあ、俺は小枝と組むか。お、丁度いい所に! さーえだー!」


 小枝を見つけ、その方に名を叫ぶ昴。

 うん、何で組む流れになってるんだろうこれ。

 放課後魔物狩りの時だけじゃないの?


 「……よろしく。」


 俺の眼を見て、微笑みを浮かべてそう挨拶をしてくる月夜。

 俺は何か言おうかと悩んだ末、特にいう言葉も見つからず、しょうがなくその挨拶を受け入れる事にした。


 「はあ……。」


 さて、今日と言う日の始まりか……。

主人公のちょこっとメモ:本心


 別にロリが趣味じゃないとか(ド性癖)、女性の着替えを見たくないとか(メッチャ見たい)、そういう事ではない。


……主人公とは……。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公意外とドスケベ思考やないかい!でもまた冤罪かけられちゃったらマズいもんね、しゃーないね 『はい、2人組作って〜』じゃねえかコレ!コミュ障は「あ、あの…(減少)」しか声出せないやつ!…
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