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0点戦争  作者: ひだこす
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5話 まさか!!!

「王様!なんでこんなところに!!」

リャカは慌てている声が聞こえる。

なんだろうと思い、カイトは振り返るとそこには、毛むくじゃらででっかい老人が立っていた。髭は足の方まで伸びている。この人が王様なのか。カイトがそう思っていると、王様と目があった。

「おぬし、さっき、リャカを助けようとしたな?」

「え、あ、はい」

カイトは答えた。

「おぬしには正義の心がある。正義の心があるものはバカバッカのスパイなのではない。正義の心があるものはこの国にはいる権利がある。」

王様がなんかよくわからないことを言っている。

「リャカよ、バカバッカ軍団を悪く思うのは構わないが、一般の人には迷惑をかけるでないぞ。知らない人を国から追い出すのはテンサーイの国民のすることではない。」

「はい。すみません」

リャカが謝った。こんなところに王様が何しにきたのだろう。カイトは分からなかった。

「あの、つまりどういうことでしょうか。」

カイトは王様に聞いてみた。

「おぬし、家がないのだろ?。この国に住まわせてやる。」

「えっ本当ですか!」

カイトは予想もしていなかった王様の回答に驚き、喜んだ。

「ああ、詳しいことは宮殿の中で話そう。」

そう言って王様はカイトとリャカを宮殿に案内した。

宮殿の入り口は豪華に装飾されていて。扉を開けると長い廊下と壁一面の長い数式がカイトたちを出迎えた。

 長い廊下の一番奥まで歩き、階段を登り、王様が扉を開けると、そこには広い豪華な部屋があった。

「すごい!!なんて綺麗なの!!わたし宮殿の中に入ったことなかったのよ!」

リャカが興奮している。

「さあ、入りたまえ。この部屋で話そう。」

その部屋は壁や床が輝いていて、真ん中に大きな椅子がどーんと置いてあった。多分、王様の部屋なんだ。とカイトは思った。

 王様がその椅子に座り、カイトとリャカはその前で立っていた。

「さて、実はちょうど王都に家がひとつ空いててな。おぬしは、そこで今日から暮らしてよろしい。ご飯も保証する。」

「え!!!」

カイトは驚いた。家だけではなくこの王様はご飯もくれるというのだ。

「なんで、どこから来たのかわからない僕をそんなに優しくしてくれるのですか?」

カイトは聞いた。

「わしが、お主の優しさをみたからだ。アタマワルザルから助けようとするお主の優しさをな。」

「そして、何よりここは知恵と正義の国、困っている人を助けるのは当然のことじゃ。」

にやりと王様がカイトにむかって微笑んだ。

「しかし、そうじゃな、おぬしがどこから来たか聞いてなかったな。どこから来たんだ???」

カイトはすぐに答えた。

「日本です。」

カイトはこの優しい王様ならもしかしたら今日ここで寝させてもらったあと、日本に送ってもらえるのではないかと思った。しかし、

「あんた!王様の前でふざける気?!王様は地図に載っている全ての国を暗記しているのよ!そんなニホンなんて国ないでしょ!!!!!」

リャカになんか怒られた。

「え?何言ってんの?」

「はっはっは!久しぶりに冗談を聞いたな!元気がでてきたわい。最近忙しかったからな!おぬし、ナイスじゃよ。」

え??日本を知らないのか?でもこの王様は地図を暗記してるって言ってたし、、まさか本当に日本がないことになっているのか?そういえば、社会の授業まともに受けてないけど、テンサーイ王国なんて国名聞いたことないぞ、、、



まさか、漫画の世界だけかと思っていたが、もしかしておれ、異世界に来ちゃったってこと?????

じゃあなんでこいつら日本語喋ってるんだってことに関してはあまり触れないでください。m(_ _)m

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