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鳳凰記  作者: 新野 正
21/33

視えなかった展開

 

 灯火率いる鳳凰旗団が七條家本城の熊木城に到着するが、城門は固く閉ざされたまま投降を示す白い旗も掲げられていないことに気づいた紅夜は怪訝な顔つきになる。

「(妙だな、七條 金興が捕まってから一刻以上は経っている。すでに城内には治意、大揚両名が投降したことは知れているはず、なのにどうして、投降する意思を見せていない? これじゃあまるで――)」

 徹底抗戦をするみたいじゃないか、そう思った矢先、城門近くの櫓から聞き覚えのある大きな声が聞こえてくる。

「来よったな、鳳凰旗団よ!! よぉく聞け! この熊木城は八重田 長左衛門 利髭が主、帰られるまで守り通す!!」

 利髭のその宣言を聞き、無血開城による勝利を確信していた鳳凰旗団内では動揺が見られ、どうするんだ、と言わんばかりに紅夜へ視線が集まり、その中でも顕著だったのは言うまでもなく隣の灯火だった。

 灯火は『これ、どうすんだい?』と言わんばかりに紅夜を見ると、紅夜は眉間をつまむように一考したのち修立を見ると、その視線を感じ取った修立は足早に紅夜のもとへ駆けてくる。

「治意殿、八重田はたしか地下の牢獄で監禁していると言っていたはずだが?」

「ええ、その通りです。たしかに監禁していました。しかし、この状況を見るに城に残った者の誰かが、八重田を牢から出したのではないかと」

 こうなったのは勿論、修立のせいではない、だが明らかに自分は無関係かのように、まるで他人事かのように淡々と話す姿に紅夜は若干の苛立ちを覚えながらも一度停止していた脳を動かし始める。

「(八重田が熊木城内の式兵を束ねるとなれば話が変わってくる。当然力攻めは不可能だ。灯火さんや泉千さんが完全な状況ならいざ知れず、主力の二人が霊力の消耗によりほとんど戦力にならない状況で力攻めは下策、かと言って包囲し、兵糧切れを待つこともできない、理由は二つ、一つはそもそも完全包囲できるだけの式兵がいないこと、もう一つは熊木城の兵糧が少なくとも一ヶ月は持つということだ。一ヶ月も七條軍に猶予を与えれば領内に点在する七條軍らに逆包囲されかねないからな、時間は掛けられない、どうする)……、治意殿は何かいい案をお持ちで?」

 考えを巡らすが、いい知恵が浮かばずに屈辱感は否めない様子ではあるが、事が事であるため紅夜は修立に考えを求める。

「はて、かの赤眼軍師殿が予想していなかったことを非才の身である私が考えているはずもなく、大したことは何も思いつきません。ただ、強いて言えば、七條 金興あっての七條家、つまりは七條 金興を眼前に着きつけ投降しなければ首を落とすと脅せばよいかと」

「(下衆なことを)」

 灯火はそう思いながらも紅夜にどうだい? といった視線を投げかけるが紅夜は首を横に振る。

「(たしかに、一見効果はありそうに見える。七條 金興が戻ってくるまで戦うと言う大義名分をその行動のせいで七條 金興の首が落ちるとなれば筋が通らなくなる。つまりは戦う意義がなくなってしまう。だが、七條 金興の首を落とすと一度脅してしまえば後に引けなくなる。七條軍がそれでも戦うと宣言すればこちらは見せしめに首を落とさなければならない、そうなると二つの弊害が出る。一つは、七條家が鳳凰旗団を滅ぼす大義名分を得ることになる。二つは新たな王が生まれてしまうことだ)」

 王は始万霊と契約することによって王位につくことが出来る。

 王位を変更するためには王が死ぬか、王位につく者が自ら始万霊との契約を破棄しなければならない。この場合、七條 金興が死ねば、城内に祀られている始万霊は空いている状態になり、素質さえあれば誰でも王位につくことが出来てしまう。

「(無能な七條 金興だからこそこれだけの奇跡を起こせた。万が一、八重田が新たな王にでもなれば、二度と奇跡は起こらないだろうし、何よりここまでの苦労が水の泡になる。それに一番危険なのは八重田が王になることを灯火さんたちが認めてしまうことだ。七條 金興だからこそ討つ意味がある。立派な王が新たに生まれてしまえば、それで良しとしてしまう可能性がある。例えそれで俺らが全員打ち首なることになったとしても、……灯火さんたちには悪いが、事ここまで来てしまった以上そんな綺麗ごとは許されない、何故なら事の次第は俺らだけには止まらない、七條家から寝返った面子は勿論、支援してくれた村や町の民、全員の命を救うには俺らが七條家に代わりこの地を治めなくてはならない)……、治意殿の考えも一理ありますが、あまり城内を刺激することは避けた方がいいでしょう、七條 金興を拘束していることはこちらにとって優位に働きますから慎重に扱ったほうがいい」

 全員の命を救う、それは陽奈が言いそうなことであり、それを紅夜は家臣として一番に考え、なんとか、この状況を打破する策を練る。

「(力攻めも脅しも駄目、包囲も出来ない、短期決着でなるべく犠牲を出さないやり方なんて、……あると言えばあるが、成功率は限りなく低い、それでも八重田の気性を考えれば可能性は十分ある、問題はその後だが……こればかりは覚悟を決めるしかないか)」

 奇跡的な勝利による喜びが強すぎて、こうなることを予測できなかった自分の責任だと言わんばかりにため息交じりに苦笑いを浮かべた紅夜はそれまで真一文字結んだ口を開く。

「俺が、使者として城内に入り、城を明け渡すように勧告してきます」

「はぁ!? 何を言うかと思えば、馬鹿なこと言うんじゃないよ! そんなもん相手が受けるわけないじゃないか、自ら死にに行くようなもんあたしは認めないよ」

 どんな策が紅夜の口から出るかと期待していた灯火は失望を交えながらも本気で紅夜の身を案じ、口調と視線が厳しいものになる。

「確かに、一見無謀にも見えますが、十分勝算はあります。――と言うかですね。これしかないと俺は思います。だから俺にやらせてください」

 紅夜は灯火に頭を下げ懇願する。その姿に灯火も渋い顔を止め、背に腹は代えられないと言わんばかりに嫌そうな顔をしながら修立に目を向けるとそれを察し、修立が軽く頭を下げて口を開く。

「恐れながら、赤眼軍師殿の考え一理あるかと、相応の対価は要求されるでしょうが、赤眼軍師殿の手腕を持ってすれば、決して不可能ということはないでしょう。実際、牢に囚われの身だった八重田を引っ張り出してくるほど、奴らは追い詰められております。八重田さえ言いくるめることが出来れば、抵抗できるような志を待つ者はあの城の中にはおりません」

 援護をするかのような言葉だが、その裏には紅夜がもし、この策に失敗すれば恐らく生きては帰らない、そうなれば鳳凰旗団ここで動きやすくなることまで計算に入れた、したたかさがあった。

「(高桐がこれほどまでの危険を冒すとはな、分が悪い博打に出たものだ。だが、私としてはそれに乗るが上策、どちらに転ぼうが、損は……、いや、待て、まさか、ここまで計算に入れたのか、この状況になれば鳳ヶ崎 灯火は嫌がりながらも私に意見を求める、そうなれば、私なら必ず賛同する。それを読みきっていたとしたら……)」

 そう思い、修立は横目で紅夜の方を見ると上手くいったと言わんばかりに、ほんの僅かに口角を一瞬だけ上げ、修立を見た。

「治意殿に御賛同いただけるとは心強い、灯火様、我々の進言、どうか、お聞き届けを」

 あらためて畏まった言い方で軽く頭を下げる紅夜を見た修立は、またしても紅夜の掌で動かされた屈辱と怒りを何とか奥歯を軋めつつも沈めながら、自身も灯火に軽く頭を下げる。

 鳳凰旗団にこの二人以上に頭の働く者はおらず、その二人にそう言われてしまっては仕方がないと言わんばかりに大きなため息を吐く。

「仕方ないね、わかったよ。坊やに任せるよ。その代わり約束しな、無駄死にはしないってね」

「それは無理です」

 驚くほどの即答に灯火は呆れて怒鳴りつけようと息を吸ったところで紅夜は続けた。

「熊木城には少なくともまだ二百以上の式兵、武将も十人ほどいて八重田もいる。そんなところからそう易々と一人で帰れるほど俺は強くないので、ですから、もし、失敗したときは助けに来てください。俺は城内で必死に逃げながら待ってますから」

 そんなことを冗談めいた口調で自嘲気味に話した紅夜に灯火は若干呆れながらも、笑いが込み上げてきてしまい。大声で笑ったのち、口を開く。

「おうさ、任せておきな! あたしら鳳凰旗団が死に物狂いで助けに行ってやる。だからせめて半刻は一人で耐えて見せろよ」

「承知しました」

 灯火の笑顔に釣られるように笑った紅夜は熊木城へと歩を進めると話を聞きつけた泉千が、鳳凰旗団の式兵たちをかき分けるように紅夜へ歩み寄る。

「城内、入るって、聞いた」

「泉千さん、そんな心配そうな顔しなくても大丈夫ですよ」

 神妙な顔つきの泉千に紅夜がそう言うと泉千は首を横に振る。

「心配、違う。羨ましいと、思って、私が、代わろっか?」

「えっと、失礼を承知で聞きますけど、泉千さん説得とかできます?」

「勿論、得意」

 そう言って自信満々に腰の長刀に手を掛ける泉千を見て『いや、それ、説得って言わない奴ですよ』と思いながら、それでも冗談で和ませてくれているのだと気づき、微笑む。

「泉千さんには先の戦で大分戦功の差を付けられましたからね、ここは俺に譲ってください。ただ、もし、何かあれば、灯火さんと陽――」

「それは、難しい、私には、とても、難しい、それより、こうちゃんを、助け出す、ほうが、簡単」

「……色々と突っ込みたいことはありますけど、まず紅ちゃんと言うのは? 今までそんな呼び方してなかったですよね?」

 真面目に話しているんだけどなぁ、と紅夜は思いながらも緊張感のない泉千に対して呆れるように問いかける。

「前から、呼ぼうと、思ってた、けど、機会が、なかった、から、だって、灯火だけ、あだ名、ずるい」

 少し拗ねたように口を尖らせる泉千を見て、「(あだ名って、『坊や』のことか? あれはあだ名なのだろうか?)」と真面目に考えてしまったが目の前の泉千にそんなことを言っても仕方がないと思い、言葉を飲み込んで、違う言葉を返す。

「嫌ですよ、そんな子供っぽい呼び方、勘弁してくださいよ。(それに今更過ぎるでしょう)」 

 死にに行くような自分に今更ながら灯火に対抗してあだ名をつけるなんて、紅夜にはわからない思考だったが、今までの緩い空気を変えるように泉千は紅夜の顔を見る。

「ううん、駄目、絶対、呼ぶから、また、『呼んで、見せるから』」

 その眼と言葉を聞き、ようやく紅夜自身にも泉千の気持ちが伝わり、僅かに頬が緩む。

「……次、呼ばれるの、楽しみにしてますから」

「うん、墓標の、前に、ならない、ように、する」

「(またこの人は何と言うか空気が読めないと言うか、読めているのに敢えて壊していると言うか)」

 縁起の悪いことを言っている自覚がないらしく、紅夜から目を細められていることに、首を傾げる泉千を後にして、式兵らの間を抜け部隊の先頭に出ると、そこには陽奈と成実が待っていた。

 何か言いたげだが何を言っていいかわからず心配そうな様子で言葉を探す陽奈に代わり成実が口を開く。

「止めておけ、死ぬ気か?」

「死ぬかもしれないが勝算はある――ただ、意外だな、お前が俺の心配をしてくれる何て」

「心配? 私は貴様がどうなろうが知ったことではない。ただ、『陽奈様が』悲しむと思って引き留めているだけだ。認めたくはないが貴様も陽奈様の家臣ならそれぐらい察しろ」

 不満そうに片方の頬を膨らませ顔を逸らす成実を見て(相変わらずだな)と思っているとようやく陽奈の口が開く。

「わたしは、高桐さんを信じています」

「……ほれ見ろ、陽奈だって俺を信じて送り出してくれるって――」

 成実に見てみろと言わんばかりにそう言うとその言葉を陽奈が遮る。

「ただ――そう言って送り出したいとは思うんです。でも、(わたしは弱いから、ほんと、こういうとこが……、いえいえ、弱気は禁物ですね)」

 明らかに話している途中なのに考え事を始めてしまう陽奈を見て、紅夜はどうしたのかと思って待っていると、陽奈は首を左右に振った後、いつもの元気な表情に変わる。

「わたしはこう見えても心配症なので、約束をしてください。そうしたら敵中へ向かうことを許します」

 ここぞとばかりに主らしいことを言っては見た物の、自信なさそうに紅夜の顔色を伺うような陽奈の話しぶりに紅夜は少し意地悪をしたくなる。

「さすが、たった一人で敵陣に乗り込み、手紙を渡して来たお方が言う言葉は説得力が違いますね」

 嫌味を言われていることに気づかず、そうだろう、そうだろう、と言わんばかりに成実が頷いている一方、陽奈は痛いところを突かれたと言わんばかりの暗い表情になるがそれでもめげないと言わんばかりに持ち直し、意地でも約束を取り付けると意気込む。

「と、とにかく、いいですか? 約束をしない限りは何を言ってもここを通しません。あれです、主の命令として言いますから、絶対に、絶対ですから!」

 ここぞと言わんばかりに主の特権を使う陽奈を見て、説得するのは面倒だと感じ、仕方がないと言った様子でその命令に従う。

「それで何を約束すればいいんですか? 主様?」

 嫌味を込めたようにそう言うと、陽奈は少し照れながら小指を立て紅夜に向ける。

「わたしの下に帰ってくると……約束してください。『ゆびきり』で」

「……陽奈って、優しそうな顔して『指斬り』か、結構――あれだな」

 言葉を濁した紅夜に首を傾げる陽奈、それを感じ取って成実は陽奈に耳打ちをする。

「ふむふむ、えっ、えっ!? ち、違います、違いますよ! そっちの物騒な『指斬り』じゃなくて子供の時とかにやる『おまじない』の『ゆびきり』ですよ。もぅ、そんな痛いの嫌ですよぉ」

 聞いただけで小指が痛いと言わんばかりに顔を歪ませる陽奈を見て、「(まぁ、それぐらいなら)」と思い小指を差し出すと、陽奈は緊張した様子で小指同士を絡ませる。

「う、嘘ついたら――(あれ、罰は何にするか決めてませんでした。何がいいんでしょうか? 約束を守ってもらうには厳しめのほうが良いんでしょうか? でもそれだと可哀想ですし、う~ん)」

「(これ、絶対考えてなかった奴だな)」

 勢いで始めたものの大した考えはなかったことがこのあいだで察してしまった紅夜は困り顔をしながら成実を見るがそっぽを向かれてしまう。

「あ、あの! 高桐さん! その、今までわたしにされたことで嫌だったこと何かありませんか!?」

 遂に切羽詰まって本人に聞くのかと紅夜は思い『饅頭怖い』のように言ってやろうかとも考えたが、あまりに真剣な眼だったので、ここで茶化すのも悪いと考え直し、本当に嫌だったことを口に出す。

「強いて言えば、あれだな、俺が、登用に応えるまで何度も押しかけてきた奴だな。あれは本当に迷惑だったな」

「じゃあそれです! 約束破ったら高桐さんが嫌がるほど何度も会いに行きますから」

 しみじみと思いだすように噛みしめるように言った紅夜に対して陽奈は『それだ!』と言わんばかりにそう言い切った。

「いや、それは無理なんじゃないか? この場合その約束を守れない時点で俺はこの世にはいないと思うんだが? いない奴にどうやって会いに行くつもりだ?」

「この世にいないならあの世に会いに行きますよ、お釈迦様でも閻魔様でもわたしは諦めませんよ、高桐さんを返してもらえるように説得しますし、会えるまで何回だって会いに行きますよ。もし、会えなかったら大声で高桐さんのこと呼びますからね」

 そんな無茶を平然と笑顔で言い切る陽奈を見て、紅夜はため息を吐くと同時に少し笑ってしまう。

「それは、嫌だな」

 笑った拍子にそんな言葉が零れてしまい、陽奈は嬉しそうに笑うのだが、紅夜はその時に気づいてしまう、この大げさにも見えてしまう笑顔の優しさに。

「(そうか、あの時の――)

 紅夜に止められ、成実を助けに行けずに涙しながらもなんとか紅夜を見送ったあの時の笑顔に似ていた。あの時よりも優しそうに大げさに作られた笑顔を見て、僅かに陽奈の両手が震えているのに気づく。

「(ほんと、こんな姿見せられたら、本当の本当に――)」

 死ぬのが怖くなるだろ。

 そう思うことを堪えながらも、もし、帰って来られなかったとしてもこの短い時間、陽奈の家臣になってよかったと心に刻み、精一杯の陽奈の強がりに気づかないよう、紅夜は一礼すると陽奈の横を抜ける。

「……行ってきます」

 なんて言おうか、紅夜は迷ったがそんな言葉しか出て来ず、それでも『帰ってきます』と言いそうになった自分を押し殺せたことを少しだけ誇りつつ歩き出す。

「はい、行ってらっしゃい。……待ってますよ」

 聞こえないように言ったのだろう。

 最後の一言は、涙ぐみ掠れてしまい。

 零れないように見上げる青空も滲み、一粒の想いが頬を伝うのを成実は見ないように目を逸らすのだった。


読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字ありましたらご報告お願い致します。

感想、ブクマ諸々お待ちしております。

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