ま・・・まって!!
しゅうの言ったこと、傷ついてないようにみえるけど…
たぶん隠してるんだと思った。
てか、一緒のクラスだったんだね、
「ま…まさか同じクラスだとは思わなくて…あのさっ」
しゅうが彼に話しかけようとすると、彼はくるっと背中をむけて歩き出した。
「な…なんだよ、アイツ。」
「ま…まずいよぉ~ゆい追いかけなくていいの…?」
「え…う、うん!ちょっと行ってくる!!」
はるに言われて私はカバンをつかんで、彼を追いかけた。
彼は私に気づいてたみたいだけど、気づかないふりをして逃げることもなく、歩き続けた。
「ね…ねぇ!」
ふりむかない。
「ねぇったら!」
………
「N!!」
彼は足を止めた。
「なあに?」
意外な反応。
「あのね、さっきしゅうが言ったことなんだけど…」
「あの子しゅうっていうんだ。それで?」
「ごめんなさい!!しゅう昔からあぁいうとこがあって…
あなたがいるって知らなかったから…言っちゃったと思うの…
でも、悪気があったわけじゃなくて…その…」
「なんでキミが謝るの?
ボクは怒ってないよ。」
へ?
思わずきょとんってなった。
「怒ってなくても、その…嫌だったでしょ…?
疑われるの… 私があんな話しなかったら、?」
Nは少し笑ってた。
少しだけ…怖かった。
「別にいいよ。
今までもそうだったから。それより、ついてきて。」
Nは私の手をひっぱって歩き始めた。
「え…ちょっと待ってよ!!」
「もうさっきの話はおしまい。行くよ?」
―なんか避けてる。
その思いがばれたのか、Nはこう言った。
「今までにも同じようなこと何回も言われたんだ。
いちいち怒ってられない。それにしゅうって子のことも嫌いになってないよ。初対面だし、話を聞いただけじゃわからないからね。」
う…そこまで読まれてたのか。
「?でも私とも今日あったばっかりだよ?」
Nは目を軽く開いた後、笑い出した。
今度は怖くなかった。
「そうだね。なんでだろう?
でもキミとはトモダチになれる気がする…」




