学校にて。
それから学校へ行き、入学式もなんとか間に合ったの。
…ぎりぎりだったけどね。入学式の日いきなり遅れて行くわけにもいかないし、走ったわよ?
Nが意外と速くてびっくりしちゃった。
「ゆい、久しぶり!!あいかわらずぎりぎりだったねっ!!」
「あいかわらずってなによ、もぅ~!」
「だって、ゆいのぎりぎりは小学校の時からだもん♪」
この子は私の一番の親友、はる。
髪の毛は黄色くて少し長め。
いつも春っぽい服着てるの。
本人はちゃんと四季折々のもの着てるもん!って言ってるけど、どうなのかな?よくしゃべる子で、その辺も気が合うのかも。
「んで、今日はなにがあったの?」
「えっ!?」
急に聞かれると、なんでわかったのかってびっくりする。
「だってゆい、朝から嬉しそうじゃん!」
す…するどい。
ばれちゃったことはしょうがないから、朝のことを説明した。
「へぇ!!動物と話せる子がいるのっ!?会ってみたい~っ♪」
「はるもそう思う?」
「当たり前だよー!!変だなんて思わない!」
「…ほんとに話せてるのかなぁ。」
はると話していると急に後ろから声がした。
「しゅう!!同じクラスだったんだ!」
ベルが嬉しそうに言った。私とはるとしゅうは幼馴染みなの。
家が近いし、家族ぐるみで仲がいいの。
「しゅうは賢いから特進クラスだと思ってたのにー!!」
「みんなと一緒のが楽しいだろっ!
…それよりも、さっきの話。」
「あぁ、なんでしゅうはそう思うの?
確かに私らは動物がなんていってるかわかんないけどさ。」
「そこだよ。わかんないなりに動物の気持ち考えてるだろ?
その子の仕草とか表情とか鳴き声とか、そういうとこから察して一緒に生きてる。
そいつも話せるっていいながらほんとは予想してるだけなんじゃないのか?」
しゅうは賢い。
でもちょっと硬いなぁって思うときがある。
今がその時。
「しゅーう、かたーい!!その人の雰囲気とかオーラが違うのかもしんないじゃんっ!!」
はるが言った。その時…
「…確かに会ってみないとわかんないかもね。
でもいいんだ。
キミみたいにそう考える人に今まで何回も会ってきたからね。」
Nがしゅうを見て言った。
はるは口をぱくぱくさせてて、
しゅうは顔がひきつっていた。
幼馴染のはるは漢字で「春」、とするとしゅうは「秋」です!




