誰かいる!?
「あれ…?」
私は学校に行く途中、同じくらいの子たちが集まっているのを見つけた。
あんまり争いとか好きじゃないけど、気になったから近づいてみた。
「あ…」
真ん中に人がいた。肩くらいまである緑色の髪の子。その隣にはうさぎがいた。
少し怯えてるようにもみえるが、男の子が「大丈夫」と声をかけていた。
「なにいってんだよ…!!ペットを学校に連れてきちゃいけねーんだぞ!!
…勝手についてきた?はぁなにいってんだ!エサでもやるからついてくんだよ!」
…よくわからないけど、責められてるみたい。
助けた方がいいのかな?
「キミたちにはわからないかもしれないけど、ボクは動物が何をいいたいかわかるよ。」
「ハッ、なめたくちしやがって。じゃあ、そいつは今なんていってんだよ?」
「…助けてほしいって。」
「この状況から、その程度のことくらい誰でもわかるっつーの!」
「くっ…」
動物の話す言葉がわかる…?
すごい!
…いやいや、そういうことじゃなくて、助けなきゃ。
「ちょっと待ちなさいよっ!
人数に差ありすぎでしょ。1対1で正々堂々勝負しなさいよ、
それとも1人じゃそんなことできないのっ?」
自分にしてはちょっと言い過ぎたかも。
だってあの子となりで目まんまるにして驚いてるもん。
「は?なんだよ、てめー。後で後悔してもしんねーぞ!!」
やば、かなり怒ってる…
「女の子に対してその口の聞き方はないんじゃないかな。
うさぎさん、ごめんね、巻き込んじゃって。
ここをまっすぐいけば、仲間のところに帰れるから。」
うさぎは男の子を見ながら少し首をさげ、言われた方向に進んでいった。
「もういいよね?うさぎが仲間とはぐれてたから、助けてあげようと思っただけなんだ。
…ほら、キミも行こう。入学式、間に合わなくなるよ。」
「あ、うん…」
取り囲んでた子たちは、ぽかんとしてた。
ついてこないし…
とりあえず…よかったのかな…?




