いままで・・・ N side
「どうしたの?一人…?ボクと一緒だね。」
ボクは動物と話せる。物心ついたときから、動物はボクのトモダチだった。
話を聞いていると、初めて話した相手は動物だったらしい。
みんなそうだと思ってた。ボクが動物と話してる姿を周りは変な目でみる。
あるとき、ケガをしたネズミがいた。
理由をきくと、仲間とはぐれて、迷っているうちに鳥にやられたといっていた。
ボクはすぐに動物病院に連れていった。
看護師さんに説明すると、
「キミはこのネズミが鳥に襲われてるとこを助けてあげたのね、えらいわ。」
と誉めてくれた。少し困った顔をしながら。
―シンジテナイ
子どもながらにしてわかった。
よくわからないこと言ってるけど、助けたのには違いないし、誉めておこう、
この子は創造力豊かな子なんだと思われたんだろう…
優しい看護師さんがそうなのだから、他の人の対応はもっとひどかった。
―そんなこと動物がほんとにいってんのかよ!!ばかじゃねーの?
そうやっていじめられることも何度もあった。
でも、この能力についていやだとか思ったことはない。
逆に動物と会話できない周りの人をかわいそうだと思った。
動物が一生懸命話していても、人はわからないというときもある。
そんな動物がいることが悲しかった。
ボクの気持ちをわかってくれる人にはまだ出会ったことがない。
でも、動物とほんとのトモダチになるためには必要なことだと思う。
いつか世界中の人に教えてあげたかった。




