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鬱くしい日々

作者: 千葉千愛

割り込まれた瞬間


鬼の形相になってるはずだ


固まった表情は


厚くて硬い皮膚に包まれているみたい


疲れてる


あと少しだったのに


腹立つ


鬼にもなるさ


そう思わないとやってやれない


鬼になったな


そう思えば


少し可愛くなる


あいつも


あいつも


きっと


あいつも


今、鬼なんだな


笑えてくる




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

混雑時のフードコートには鬼が結構います。



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