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1分で読める短編シリーズ

ドーナツ

作者: 優木貴宏

今日のデートはドーナツ屋さんに来た。


二人ともドーナツは好きで私が好きなのはもちもちしたチョコのやつで、彼は渦巻き状の形をしたやつの半分がチョコで中にクリームが入っているやつだ。


後は冷たいコーヒーも一緒に頼んで一息つく。


朝からお買い物に付き合わせてしまったので彼は少し疲れているようだった。


悪いことをしたなと思いつつも私はドーナツを頬張る。


食べている私を見て彼は


「本当に美味しそうに食べるね、少しもらっていい?」


といいながら私が加えた反対側に噛みつくようにして食べた。


急に顔が近づいてきたので少し驚きながらも私の顔は赤くなっていた。


そんなことを知ってか知らずか私のドーナツを美味しそうに食べている彼がいた。


そんな彼を見ながらさっきの事を思い出す私はもくもくと自分のドーナツを食べた。


ただ、ドキドキしすぎて味が半分わからなくなったことに恨んだ私は、彼が自分のドーナツを食べるのをにらむようにして見つめていた。

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― 新着の感想 ―
[一言]  ドーナツの形はリングと一緒なので、運命めいたものがあるのかもしれません。
2017/06/24 17:38 退会済み
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