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プロローグ 1つの発見
プロローグ 1つの発見
いつもどおりの夕方。
怜也と、智花と遊んでいた。
そこにやってきたのは、大きいトラック。
引っ越し?かな。
あまりにも大きいトラックに、驚いて。
声はでなかった。
そのトラックから、同い年くらいの女の子が降りてきた。
カオリ、というらしい。
それからは4人で行動した。
「こうちゃん、こうちゃん!」
華織は、よく、そうやって話しかけてくれた。
でも・・・・智花が呼んでくれる時に感じる、ドキドキはなかった。
だから、怜也に相談することにした。
「れいくん、僕、、、智花ちゃんと話してると、華織ちゃんとはなしてるときとは違うんだ・・・・・・。なんかドキドキ、してるの。なんでだろう?」
怜也はそれに驚いた。
「こ、こうくん、智花ちゃんのこと、好きなんだよ!」
え?僕が智花ちゃんのこと好き?
そのまま、怜也は誰にも言わないでいてくれた。
そして、僕は、智花と一緒にいるたびに、「やっぱり僕は智花ちゃんが好きなんだ。」と、確信していった。
そのころの自分に告白する勇気なんかなくって、なにも言えないまま高校2年生になった。