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第三話  フラグ?なんだそれは、うまいのか。

──誰かの声がした。

しきりに、誰かを呼んでいるような。

──かなり切迫している?

何かあったのだろうか。まるで、誰かが瀕死の人を助け出そうとしているような──

だとしたら、どうして声の主は俺の名を──?

「いつまで寝てるの起きなさい!!」

ドスッ

──妙な期待した俺が馬鹿だった...。足に鈍い痛みを残して、俺は24日の朝を迎えた。





 今は学校の教室。私立の共学校に入学させられた俺は、始めのうちは核シェルター並みの化けの皮で本性を覆い尽くして、うまくやってた。でも半年たった頃から、核シェルターが自身の重みに耐えられなくなり、一枚、また一枚と剥がれていった。気付けば俺は丸裸。女子はおろか、男子さえも話しかけてこなくなっていた。私立では、基本的に嫌われ者はいじめられるのが摂理みたいだけど、俺にはいじめっ子すら寄ってこない。教師の目には、もはや俺は映っていない。いつも教室のすみの、俺の机の周りだけは絶対零度。だけどそんな隔離空間が、地味に好きだった。むしろ話しかけられた時の方がいやだった。




 この授業が終わったら、昼食の時間で、それが終わればあと二限、か──。16時には終礼も終わるだろう。終礼は10分程度だから、寝ることも出来ないじゃねーか。あぁ、睡眠時間、いつとろう───今日は......病院で診察とかなんとか言って、部活サボろう。それで、なんとか理由つけて今日も早めに寝よう...。部活ではまだ猫被れてると思ってたけど、最近顧問にもそれとなく嫌みを言われるようになってきたし──。そろそろ潮時ってとこか。

 放課後、俺は部員や顧問に見つからないようにしながら、校門を出た。2分程歩くと、地下鉄の入り口が見えてくる。俺はなにも考えず、帰巣本能を頼りに地下鉄に乗り込んだ。長椅子に座ると、向かい側に座ってた人が怪訝そうな顔を向けてくるのを感じた。ただそういう顔なだけかもしれないけど。きっと、ひどい顔してんだろうな、俺。10代半ばにして、すでに人生に疲れてしまった顔、プラス寝不足気味。今の俺なら、ゾンビにも勝てるッ────!

....いや戦闘力の話ではなく。顔色とか、そっちのほうで。




気付くと、地下鉄は乗り込んだはずの駅のひとつ前の駅で停車していた。俺は電車を乗り間違えたのだろうか。そうだとしたら、早く下りないと─────?

電車は、次の駅───俺が最初に乗り込んだはずの駅へと向かって進み出した。

──どうなってんだ?

約10秒後、俺は自分が馬鹿だと言うことを、再確認した。この地下鉄は、環状線だったのだ。そして、全駅の数は......まあたくさんある。ともすれば環状線一周分で、一時間は寝たことになるのか。まあ幸いにも、今日は部活をサボったぶん時間には余裕があるから、親には部活行ってきたって言えば何も問題はない。俺はそのまま、今度は寝ないように気をつけながら、ちょうど環状線を半周したところの駅で下車して、帰宅した。

 家に戻ると早速、脇腹の痛み(嘘)を訴えて、2階の部屋に上がった。ベッドに横になり、隣に置いてある目覚まし時計を見ると、針は16時17分を指していた。夕食前の19時半にアラームを設定すると、そのまま闇に溶けるかのように眠った。










─────。

 ああ、眠い。

 この小説を書いている私も寝不足です。思考能力の低下が著しいです。ですので、字が違ったり文法がおかしかったりすることもあるかもしれません。その場合はご報告下されば頑張って修正させて頂きます。

 最近、とあるソシャゲのせいでますます執筆する時間がとれなくなってきています。もしかしたら長くて1週間ほど、投稿するのに時間がかかってしまうかもしれません。ですが、失踪だけはするものですか!絶対にこのシリーズは終わらせてみせます。

     

      努力に恨み無かりしか!


....なかり、しか──?

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