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雨野家は、偽装家族!?  作者: 高松葵
1/1

雨野家の日常スタート!

夜中…こんなに育児が大変だとは思わなかった…


「あぁ~うぅ~」



末っ子の錦の夜泣きが始まった…これで8回目…


ヤバイ…もう限界…寝たい…


時刻は、午前3時を過ぎた頃。俺、雨野榛昌は非常に困ってます。


ベビーシッターを、頼みたい…保育所に預けようかな…


何て、ことを考えてたその時、紬が部屋に入って来た。


「お父さん大丈夫?」


あぁ~女神やぁ~


「正直限界…」


お母さん役は、いないのかよ!?


「しょうがないよね…お母さん死んじゃったばかりだし…」


お母さん死んじゃったの!?


「あ、あぁ~だな…」


マジかよ~何て設定作りやがるんだ!あの、あほ親父!


「私が、面倒見とくからお父さんは寝ときなよ」


ありがとう。紬。


「じゃあ、お構い無く…」


そく寝した。


朝、起きるともう既に皆起きていた。


「おはようー」


一応挨拶をしてみた。


「おはよう!パパ!!」


お、渚か…可愛いなぁ~


「もう、出勤の時間だよ?」


出勤の時間!?俺の、出勤場所はここだぞ?


「今日は、お仕事お休みなんだよ~」


何て、嘘をつく。


「そうなんだ~じゃあ、私たちは学校行って来るね!!」


学校に行くのか…何処の学校に?このへんの学校だったら、あの超御坊っちゃまと、お嬢様が通いそうな、学校しか無いが…まさかあそこに!?


「あ、あぁ…行ってらっしゃい!!」


本当に、親父何にも言ってくれないんだから…


「パパ…幼稚園バス来ちゃうよ?」


そうか~渚は、幼稚園児だよな…ってえぇ!?


「何時に来るの?」


まず、5歳児に時計何か読めないよなぁ…


「短い針が、8で。長い針が12になったら来る。」


短い針が8?って事は8時!?今何時だ?7時50分か…


「渚、教えてくれてありがとな!」


と、言うと渚は顔を綻ばせて恥ずかしそうに笑った。

幼稚園バスということは…私立か…


「そう言えば、錦は?」


一番忘れちゃいけないやつを忘れてた~!


「錦なら、ねんねしてるよ!!」


よかった…ちゃんと寝てくれてるんだな…


「よし、バスそろそろ来るから準備しとけよ~」


「うん!!」


何て、純粋で可愛いだろうか…


「おはようございます。渚くんパパ!!」


幼稚園の先生って、可愛いなぁ…


「お、おはようございます。」


何、緊張してんだよ俺は。


「先生おはよう!!」


「渚くんおはよう!!じゃあ、お預かりしますね~」


何時に帰って来るんだろうか…


「はい、お願いします。」


「バイバイパパ!!」


小さい手を一生懸命振っている渚を見て、俺も大きく手を振った。


「さてと、錦の世話でもするか~」


来月には、ゴールデンウィークもあるし皆で出掛けたりしたいな…って何言ってんだよ俺は。ただの実験のための…偽装家族なのに…



何で、こんなにも…あの子達の事を…

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