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侵略者

 皇帝オルバールがノーストンへと避難していた時、40万のトルデリシア軍は魔族迎撃のために三つの部隊を編成していた。

 エベルスの指示では50万になるはずだったが、急な魔族の襲撃により帝国軍の一部の兵が逃亡したため、集められたのは40万だったのである。

 

 とはいえそれでも数は圧倒的。

 帝都の東部に20万。北東に10万。南部に10万という大軍である。


「魔族め、来るなら来てみるがいい。この大軍を前に来ることができるのであればな」


 時刻は日没直後。

 東部の20万の兵士の指揮を預かったバルストスは、その布陣に絶対的な自信を持っていた。

 先日、魔族がシェルビエントの砦を突破したというが、報告を聞けば敵の数はわずか数名。

 まともに戦えばその大軍に飲み込まれておしまいだ。


 命令を下したドルガー将軍はくれぐれも無茶をするなと言っていたが、この兵力を前に魔族にできることなどたかが知れているとバルストスは思っていた。


「バルストス様。敵が、見えました」


「? なんだ、歯切れが悪いな」


 様子のおかしい部下の報告に、バルストスは怪訝な表情を浮かべた。


「いえ、それが…」


「なんだ? 申してみよ」


「敵は、二人です」


「何?」


 部下の報告に、バルストスも怪訝な表情を浮かべる。


「どの方角だ?」


「あちらです」


 部下の指さす方角に目を凝らしてみると確かに何者かが、いや間違いなく魔族が二人こちらに向かってきている。


「あれは自殺志願者か?」


「どうでしょう。

 正気の沙汰ではないのは間違いないでしょう」


「ふん。虫が二匹、目障りならば踏み潰せばいいだけの話。蹂躙するぞ!」


 バルストスの宣言に、トルデリシア軍が構える。

 相手の魔族は二名。飲み込んでおしまいになる。

 敵は歩みを止めずにこちらに向かってくる。

 まさに飛んで火にいる夏の虫という奴だ。


「突撃しろ!」


 たった二人を相手に、バルストスは容赦なくそう宣言する。

 バルストスの号令を前に、帝国軍20万の内前衛1万が進軍を開始しした。


 二人を相手に1万名。

 明らかに過剰ではあるが、難攻不落のシェルビエントを突破してこの地へとやってきた魔族たちであれば一対一では勝負にならないのは目に見えている。

 そのため1万という大軍を二人にぶつけ、相手を飲み込んでしまおうという策であった。

 

「!?」


 だが、直後バルストスの目に信じられない光景が飛び込んできた。

 突撃していた前衛の兵士たちが、糸の切れた人形のように倒れだした。


「な、おい! 先頭の兵士は何をしている!?」


「わ、わかりません」


 困惑するバルストスとその部下の目前で、次から次へと兵士たちが倒れ伏していく。


「ええい! 後衛の者達に弓を構えさせろ! 奴らをハリネズミにしてやれ!」


 バルストスの指示に、数万の兵士たちが一斉に弓を構える。

 数万の矢が、文字通り雨のように二人の魔族に降り注ぐ。

 その矢はいつまでも止むことなく放たれ続け、戦場に無数の矢畑を作り出す。


 なぜなら、標的となっている二人が全くの無傷だからである。


「な、なんだ。あれは…」


 魔族に当たるはずだった矢は、まるで見えない何かにはじかれ全く魔族に届いていないのだ。

 そんな最中、魔族が歩み寄るたびに前衛の兵士たちが倒れていく。

 魔族たちに向けて突撃しようとした兵士も、同様に倒れ伏していく。


「ヒィ、ば、化け物!?」


 その光景に混乱した兵士たちがその場から離脱しようとする。

 しかし20万という大軍の一部がそんな行動に出たため、軍全体が大混乱に陥ってしまった。


「落ち着け! 落ち着かぬか!」


 バルストスは声を張り上げそう訴えるが、混乱した軍は最早足を引っ張り合うだけの烏合の衆と化していた。


「に、逃げろ! あいつらは化け物だ!」


 前方にいる兵士がそんなことを叫ぶが、後方の兵士は状況がつかめずに衝突するばかりであった。


 そんな中、片方の魔族が纏っていたマントを翻す。

 直後、無数の蝙蝠がそのマントの中から放たれた。


「ひ、ヒイィィィアアアア!!!!」


 直後、戦場に悲鳴が響き渡る。

 これまでの兵士たちは眠るように倒れて行ったため、残された兵士たちも混乱することはあれどもそこまでだった。


 しかし、蝙蝠が現れた後の戦場は地獄と化した。

 無数の蝙蝠たちに襲われ、兵士たちはその腕を喰いちぎられ、生き血を吸われ、次から次へと痛みと恐怖で錯乱していった。


「ば、馬鹿な。こちらは20万の大軍だぞ。なぜ、たったの二人に…」


 バルストスは、自らの認識が致命的に誤っていたことを理解した。

 魔族という存在は、自分の想像のはるか上を行く存在なのだと。


 しかし、それに気が付いたときには、すでに目前に蝙蝠たちが群がっていた。






「脆い。脆いですな人族というものは。

 そうは思いませんかヴィラルド卿?」


 そんなことを言いながら、悪魔が人間界を闊歩する。

 否、その背に生えた翼をはばたかせながら飛んでいるのだ。

 その悪魔が近づくたびに兵士たちが倒れ伏していった。

 

「……全く、数が多いばかりで味が薄い。

 これではいくら食おうと腹が膨れないな」


 そんな悪魔の隣で、全身を黒い衣服を着た男がそうつぶやく。

 ヴィラルドと呼ばれたその男は、悪魔の質問に対して気怠そうにそう答えた。


「ですが、人族は魔族と違って無数に存在しております。

 魔界と違ってたらふく召し上がることができるかと思われますが?」


「……まあ、そこは否定せん」


 ヴィラルドがそういうと、再びそのマントの中から無数の蝙蝠が現れた。


「う、うわあああぁぁぁぁ!!!!」


「痛い、痛い!!!!」


 その蝙蝠たちが近くにいた人族に襲い掛かり、その身を喰いちぎり、流れ出る鮮血を啜っていた。

 一通り啜り終えた蝙蝠たちがヴィラルドの元に帰還し、再びマントの中に潜り込む。


「……相も変わらず味のない生き血だ。

 脆弱種族とは聞いていたがこれほどとはな」


「この化け物め!」


 そうつぶやくヴィラルドに、混乱の中から歩み出た兵士たちが武器を構えた。


「およしなさい。あなたたち手度ではこの御仁に近寄ることも出来ませんよ?」


 そんな兵士たちの前に、悪魔が翼を羽ばたかせながらやってきた。


「構うな! 一斉にかかれ!」


 そう叫び兵士たちが一斉に悪魔に向かってなだれ込む。

 それに対して、悪魔は焦るでもなく口元を歪めた。


「愚かな。せめてその魂だけでも我が糧となるがいい」


 翼を羽ばたかせ、悪魔が大軍の中央へと降り立った。


『生命剥奪』


「な、グアアアアア!!!」


 悪魔がそう宣言すると、突撃していた兵士たちが突然苦しみだした。

 先ほどと同じように次々と兵士たちが倒れていき、その場にいた全ての兵士が倒れ伏した。


「ふう。いやはや、人間の魂とは美味なものですな」


 そう言いながら、悪魔は口元をぺろりとなめる。


「相変わらずだなテオローグ。わしの魔力まで奪い取るとは」


「お戯れを。この程度、ヴィラルド卿から見れば微々たるものでしょう?」


 やや不機嫌そうに悪魔にそう告げるヴィラルドに対し、テオローグはにやりと笑いながら応じた。


「ば、化け物め」


 ふと、倒れ伏した兵士の中から幾名かの兵士が立ち上がった。


「ほう。これはこれは。今の一撃で絶命しないとは、人間にしては上々」


「黙れ。貴様らなどに敗れるわけにはいかんのだ!」


 そう言って再び剣を構える兵士に、テオローグは笑いながら両手を広げた。


「いいでしょう。あの世で誇りなさい。

 この悪魔王テオローグの一撃を受けて生き延びたということ、を?」


「口上が長いぞ。テオローグ」


 テオローグが名乗りを上げている最中、兵士は数匹の蝙蝠に襲われて事切れていた。

 蝙蝠たちは再び吸血皇王ヴィラルドのマントの中に戻っていく。


「うむ。この者達の生き血はなかなかだな」


「ヴィラルド卿。人の獲物を横取りするのは感心いたしませぬな」


「ぬかせ。元々わしらの世界に規則などないだろうに」


「ふむ。それもそうですな。では、次から獲物は早い者勝ちということで」


 そんなたわいもない会話をする二人の後方から悪魔の群れがやってくる。


「テオローグ様! ヴィラルド卿!

 また私たちを置いてお二人で先行されて」


「うるさいですよアブニール。追い付けぬあなた方が悪いのです」


 駆けつけてきたアブニールと呼ばれた悪魔とその配下たちは、あたり一面を確認してため息をつく。


「魔界に規則などありません。

 獲物は早い者勝ち。ヴィラルド卿も認めたことです」


 テオローグがヴィラルドを指しながらそういうと、悪魔たちは目に見えて狼狽した。

 吸血皇王が魔界の中においても決して敵対してはいけない存在だということを彼らもよく理解しているからだ。


 そんな部下たちを見て、テオローグは逃げ惑う帝国兵を指さした。


「まあ、見ての通り無数の人族が逃げ惑っています。

 食べるなら自由になさい」


 その言葉に、悪魔たちは歓喜の声をあげてその背に生えた翼を羽ばたかせる。

 悪魔たちは逃げ惑う帝国兵たちは、悪魔たちの追撃を受けてさらなる混乱に叩き込まれる。


 悪魔たちはその背の翼によって空を飛んでいるため、帝国兵が密集している地点へと難なく飛び込んでいく。

 そんな中、武器を手に対抗しようとした帝国兵たちは、あっさりとその体を引きちぎられていた。


「ば、化け物!?」


 戦場を悪魔たちが闊歩する。

 その腕が振るわれるたびに帝国兵たちの首が、腕が、体が引きちぎられていく。

 その光景に、帝国兵の混乱はピークに達した。


 そんな様子を、その惨状を作った二人の魔族がその戦場を…否、その狩場を眺めていた。


「人族とは本当にもろいものですね」


「…お前たち悪魔族にとってはごちそうかもしれんが、わしは食指も動かん」


「左様ですか。では次の狩場へと向かいましょう。

 さて、人族が密集しているのは……」


「あっちの方だな」


 ヴィラルドが指差すと、即座に二人の魔王がその方向に向かって飛び出した。


「ほほう。これはこれは。さすがはヴィラルド卿。

 これほど離れた距離にある人族の集落を察知されるとは」


「……ようやく見えてきたな」


 そんなことを言いながら二人の魔族は人の集まっている集落目指して突き進んだ。

 彼らの言う集落というのが、人間界にてもっとも多くの人が住まう帝都であるということは魔界で生まれ育った彼らには知る由もない。


 舌なめずりをする悪魔王に対し、吸血皇王は相も変わらず気怠そうだった。


「ヴィラルド卿。あれほど餌が犇いているというのに、気乗りしませんかな」


 そんなテオローグの質問に、ヴィラルドは頷いた。


「人間の生き血を啜るのはいい。

 だが、あまりにも脆弱すぎるせいで味が薄すぎる。

 腹が膨れるほどに血を啜るより、感動するほどに濃い生き血を啜りたいものだ」


「……あれだけ人がいれば閣下のお気に召す者が混じっているかもしれませぬぞ?」


 ヴィラルドの独白にテオローグは内心ほくそ笑む。


 悪魔族であるテオローグは生物、特に霊長類の魔力を吸収することでその強さが増していく。

 イファールとの同盟を破棄してまで人間界に攻め入ったのは、人族の魔力を喰らい尽くせば自分が間違いなく魔界最強の存在となるという確信があったからだ。

 魔力の源は魂。

 ゆえに魔力を吸収しつくすということは魂を奪い去るようなもの。

 ゆえにテオローグは生命剥奪という吸魂魔法を得意としているのだ。


 テオローグと共に人間界へと侵攻した魔王ヴィラルドは、不老不死に最も近いと呼ばれる生粋の怪物であり、現時点では魔界最強と謳われるイファールをもってしても倒しきれるかどうかわからないだろう。


 そんな魔王を連れて人間界へと攻め入ったのは、現時点で魔界最強と謳われている魔王イファールへのけん制だ。

 イファールも悪魔族の特性は理解しており、人間界に単身踏み入ったとすれば間違いなく横やりを入れてくる。

 しかし吸血皇王が共に踏み入ったとあればさすがに見逃すほかは無いと考えていたが、想像通りになった。


 人間界への侵攻に興味を示していなかったヴィラルドだったが、人族の生き血を啜りほうだいであると幾度も説得した末にその重い腰を持ち上げてくれた。


 しかも今は人の生き血を啜ることにそこまで興味を示していないときている。

 となれば今後遭遇する人族のほとんどを自分が独占できることだろう。

 そうなれば人族の魂を独占した末にヴィラルド、イファールを滅ぼせるだけの力がこの身に宿っていることだろうとテオローグは考えていた。

 

(そうすればこの世界は我がものとなる。

 フフフフ。こうまで幸先がいいと末恐ろしくなりますね)


 そんなことを考えていたテオローグは、しかし突然その侵攻を止め背後を振り返った。


「どうした、テオローグ?」


 その様子にヴィラルドも立ち止まる。

 

「いえ、どうも我が配下が何者かに襲撃されている様子。

 幾名かの者が昇天しました」

 

「……ほう?」


 テオローグの言葉に、ヴィラルドは目を閉じた。

 悪魔王テオローグは、同種族である悪魔たちと念話を行うことができる。

 それは配下の位置や生存を特定することも可能である。


 人族が弱小であるとはいえ、一応は敵地の人間界なので常に配下の生死を確認していたのだが、突如配下の数名が昇天したのだ。

 そしてそれは今も断続的に続いている。


「フム。どうやら何者かに襲撃されておるようだ。それもたった一人に、な」


「たった一人にですと?」


 テオローグは悪魔族たちと念話を交わすことは出来る。

 しかしヴィラルドほどの気配探知能力があるわけではないので、状況を正確には把握できないのだ。


『アブニール。何が起きている』


『て、テオローグ様! 人族の、人族の何者かが次々と配下たちを!』


 自らの右腕と呼べるアブニールの混乱交じりの念話に対して、テオローグも困惑しながらその口を開いた。


「ヴィラルド卿。どうやら襲撃者は人族のようです」


「……ほほう?」


 自分の報告に、ヴィラルドは人間界に来て初めて獰猛な笑みを浮かべた。

 もしかしたらイファールあたりが粛清に動いたとも思ったのだが、まさか人族とは思わなかった。


「どうやら生きのいい人族がいるようだ。

 そのものの生き血は、さぞ美味かろうな」


 ヴィラルドの独白に、テオローグは再び内心ほくそ笑んだ。


「では、行かれますかな?」


「うむ。味のない生き血など啜り飽きた。

 もっと歯ごたえのある獲物がほしかったところだ」


「では、あの集落は私がいただきますよ?」


「構わん。あのような雑魚ども、貴様にくれてやる」


 そう言ってヴィラルドはテオローグの配下の元へと走り出した。これまでよりも、さらに早く。


「フフフ。ハハハハハ!! まさかここまで上手くいくとは!

 厄介な相手はヴィラルド卿に任せて、私はたんまりとごちそうを頂けるとは!

 なんという僥倖! これで私はなれる! 世界最強の存在に!」


 そんなことを言いながら、テオローグは背に生えた翼を羽ばたかせる。見る見るうちに近づく帝都に、再び舌なめずりをする。


「ハハハハハハ!!!

 さあ、我が糧となるがいい人間ども! 『生命剥奪』」


 テオローグがそう宣言すると、先ほど帝国兵を壊滅させた空間が顕現する。


「ぐうううう!!!」


「あああああ!!!」


 自らの眼下にて人族の苦しむ声が聞こえる。

 間もなく今上がっている悲鳴も聞こえなくなってくるだろう。


「ハハハハハ! いいぞ! 泣け、喚け!

 我々を過酷な大地に追い込み、偽りの平穏に漬かり切った愚か者どもよ!

 今その負債を返してもらうぞ!

 人族共よ、偽りの平和と共に滅びるがいい! ハハハハハ!!!」


 両手を広げ、高らかにそう歌い上げるテオローグは人々の魂をかき集めた。


 しかし。


「ハハハハハハハハ!! は? ガハァ!!!!」

 

 突如、テオローグは何者かに背から襲われた。

 上空にて高笑いしていたテオローグは、錐揉み状態になりながらトルデリシアの広場に落下し、激突する直前でその体勢を整えた。


「……何者?」


 自らを地面にたたき落とした何者かの気配がまじかに迫っているのを感じ取り、その方向に向けてそんな質問をするテオローグに、町の角から一人の偉丈夫が現れた。


「人間界では、人に名を尋ねるときは自分から名乗るものだぞ悪魔族」


 堂々とした偉丈夫の言葉に、テオローグは我に返った。


「これ失礼しました。

 私はテオローグ。

 魔界を納める三大勢力の一角、悪魔族を束ねる魔王でございます」


 テオローグの挨拶に、現れた偉丈夫は頷き応じた。


「わしの名はロウセイ。かつてこの国の魔導師だった者だ」


ロウセイ師匠登場!

では悪魔族たちを屠っているのは!?


……っていうか師匠はなぜここに? 

ロウセイ師匠。作者にも謎が多い人物です。



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