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シェルビエント攻防戦1

 ゴアーン! ゴアーン! ゴアーン!


 シェルビエントの砦内にドラが鳴り響いた。

 敵襲を知らせるドラの音が鳴り響くことは、魔族との最前線であるシェルビエントでは決して珍しいことではない。


 しかしそれはあくまで半月前までの話である。


 ファーレンベルクの防衛線と、連合軍の主力メンバーの配備。

 そして獣人部隊の加入により、シェルビエントは魔族を一切寄せ付けない鉄壁の砦と化していた。


 そんなシェルビエント内にドラが鳴り響くということは、それだけの戦力をもってしても危険と判断するほどの勢力が攻め込んできた場合を意味している。


 その場合誰がどこに行くのかということは既に決まり切っている。

 ゆえに誰もがその内訳通りに動いた。


 俺、フィナリア、ジェクト将軍、セレスティーナ、トリストスの五人はシェルビエントの魔導師部隊と共に砦の上に。

 先日合流したドルガー軍の獣人部隊はシェルビエント砦前方。

 指揮官はシルディエで、その補佐としてバストラングと獣人部隊の司令官を数名つけている。


「それで状況は?」


 未だ隊が整いきっていない中、砦上で主要メンバーが全員そろったのを確認した連合軍総指揮のジェクト将軍がセレスティーナにそう問いかける。


「魔族の一団がこちらに向かって進軍してきておる」


「数はどの程度ですか?」


「およそ3000。それもこれまでも魔族と異なり編列を組んでおる」


 真っ直ぐ魔界を見据えながらそんなことを口にするセレスティーナに対し、俺は息をのんだ。

 これまでの魔族は多くてもせいぜい100名程度。

 その30倍の魔族が編列を組んでこちらに向かってきているというのだ。


 明らかにこれまでとは異なっている。


「それは、魔族の軍と考えるべきでしょうか?」


 フィナリアの問いに、セレスティーナは頷いた。


「これまでの魔族とは比べ物にならんほどに凄まじい魔力の波動を放つ者達が混じっておる。話に聞く魔王とやらが出陣してきておるのかもしれん」


「……なるほど」


 頷き、ジェクト将軍は中心の壊れた城壁から眼下を見下ろす。

 ドルガー軍の練度はやはりぬきんでており、シェルビエントの魔導師部隊が未だに集まり切っていないにも関わらず、すでに陣形を組み終わっている。

 各陣形を確認したジェクト将軍は、俺の方を向いた。


「ファーレンベルクを砦まで後退させてください」


「了解」


 ジェクト将軍の指示に従い、俺はファーレンベルクに砦に戻るように指示を下す。

 間もなくファーレンベルクが砦に向かって飛んできた。


 魔族の主力が攻め込んできた場合、まず初めにドルガー軍の獣人部隊を当てて魔族の戦力を測るということになっている。

 セレスティーナとファーレンベルクの防衛ラインはを疑っているわけではないが、もし魔族がファーレンベルクの防御を突破できるような戦力を有していた場合は危険と言わざるを得ない。

 

 フィナリアと霊絡を繋げたおかげでパワーアップしたファーレンベルクは魔法に対しても相当強力な防御力を有しているのだが、風龍弾クラスの最上級魔法を受けても平気かどうかとなるとさすがに分からない。

 ゆえにファーレンベルクはまず様子見とするのがジェクト将軍の方針である。


 ここから先、俺たちはジェクト将軍の指揮のもとに動くこととなる。

 何が起こっても疑問を抱いている暇はなくなるのだ。


「……そろそろ、お主らにも見えるじゃろう?」

 

 セレスティーナがそう言うと、地平線から何かが蠢くのが見えてきた。








 魔界内を軍隊が闊歩する。

 3000を超える魔族たちは、まるで一つの軍のように乱れぬ行軍を行っている。


 それは魔界においてありえぬ光景であった。

 弱肉強食が唯一の決め事である魔界にあって、魔族は群れることはあれども統率がとられることはなかった。

 

 ゆえに異常。

 魔界に初めて誕生した軍隊は、軍と言う知識を持つ者が作り上げた代物ではない。

 幾度に渡る魔界内部での覇権争いの中で自然と出来上がっていった、いわば現象とも呼べるものであった。


 イファールの取りまとめる魔族の勢力には、当然のごとく異常なまでの強さを誇る将たちがいる。

 しかし元を正せば魔界の隅で細々と暮らしていた種族を束ねたのがイファールの勢力であるため、必然的にイファールの勢力には他の勢力にない工夫が必要となってくる。


 強い相手を、複数名で追い込む。

 こういった形を繰り返すことで気が付けば出来上がっていたのが現在の軍である。


 そして、その3000の軍の先頭には二人の魔族の将が。

 加えて後方にも一人の将と、一人の王がいた。


 前方を闊歩しているのは全身を岩の鎧を身に纏った異形の巨人、岩将の異名を持つゴライアスと、好戦的な笑みを浮かべる雷将ライオス。

 そして後方を歩むのはシェルビエントの砦を破壊した炎将シャクトと、竜人王ガンドラ・悪魔王テオローグの二人を屠った魔王イファールである。


 そしてその四人の間に挟まれているのは魔族の軍3000名。

 クウヤ達が人間界にて動乱を起こしていたように、イファール達もまた魔界を支配するために長い時間をかけて軍を造り上げてきたのである。


「イファール様。砦の地が見えてきました」


 隣を歩く炎将シャクトの一言に、イファールは無言で頷いた。

 イファールの目にもはっきりと中央の砕けた砦が目に入っている。

 そしてその砦にはどう見ても万単位の人族が一糸乱れぬ陣形を組んでいた。


 その陣形を遠目に眺めるイファールの眼光は、徐々に鋭くなっていった。

 

「……違うな」


「……練度が、ですか?」


 イファールの呟きに、隣を歩むシャクトがそう問いかける。

 それに対し、イファールは頷いた。


「やはり年季が違う、ということか」


 砦の地に集まっている兵士たちは明らかに自分の目の前を歩む魔族の軍とは比べ物にならないほどにしっかりとした隊列を組んでいる。

 そして佇まいひとつとっても明らかに一体感が違う。

 

 一万近い獣人族の軍隊は、イファールの目にはまるで一つの巨人のように映っていた。

 そんなイファールに対し、隣を歩むシャクトが口を開く。


「確かに見事な隊列です。正面からぶつかればこちらもただでは済まないでしょう」


 現在砦の地に向かっている魔族たちは、魔界の中の番付でいえば中の下といったところである。

 中の上以上の魔族たちは、三大勢力が滅んだことを良いことに魔界の覇権を握ろうとして敵対してきたため、イファールを始めとする実力者たちが始末してしまったのだ。


 イファールとシャクトの目から見て目の前の軍は兵士一人で見れば魔族には劣りそうなものだが、あれが一糸乱れずに動くとなると非常に厄介と言わざるを得ない。

 

 無論、兵士同士の戦いにおいては、だが。


「まずは予定通りライオスとゴライアスをぶつけるべきでしょう。セネルとベヘルも、それに呼応する手はずとなっているでしょうし」


 シャクトの指摘にイファールはしばしの間を置いた後に頷いた。

 遠目に見ても一塊と錯覚するほどの一体感を醸し出す軍は尋常な練度ではない。

 しかし、だからと言って覆せぬ戦力差というものが存在する。


「許可する。全軍に突撃命令を下せ」


「了解しました。全軍、突撃!」


 シャクトがそう叫ぶと、魔族たちは怒号をあげながら走り出した。

 そして、その先頭にいた二人の魔将のうち一人が大きく突出し、もう一人はいつの間にかその巨体をくらませていた。




 




「来たわね」


 眼前に迫りくる魔族の大軍を前に、シルディエはそう呟いた。

 現在シルディエはバストラングと共にドルガー軍の最前衛、つまりは連合軍の最前線に配備されている。

 ドルガー軍の獣人部隊は練度こそ尋常ではないが、集団戦術を得意としている彼らの個々の地力はシルディエやバストラングには及ばない。

 

 そもそもドルガー軍はドルガー将軍という絶対的な突破力を最大限に援護するという目的でデザインされている。

 竜号の際には竜種の侵攻を水際で食い止め将軍が殲滅する時間を稼ぎ、戦いになればドルガー将軍がこじ開けた敵陣を押し広げるといった具合にである。


 ゆえにドルガー将軍亡き今、ドルガー軍にはそれに代わる突破力が必要となる。

 そしてその役割を帯びるのがシルディエとバストラングの両名である。


 バストラングはかつてまがいなりにもドルガー将軍と切り結んだ怪物であり、シルディエは国境警備軍としてドルガー将軍同様に他を圧倒する突破力を持っている。

 単純な突破力であればシルディエよりもトリストスの方が上なのだが、トリストスと比べるとシルディエの方が軍略に遥かに明るいためにこういった人選となっている。


 もとよりシルディエはバストラングと共にリスタコメントスを防衛しきっているため、連携を取るのも慣れている。


 そして眼前に迫りくる魔族を前にシルディエは槍を構える。

 同様にバストラングも戦斧を構えた。


 直後、二人の姿が掻き消え、迫りくる一人の魔族に双方の武器が振るわれた。

 

「うお、お!?」


 魔族軍の先陣を切っていた魔族は、そんな戸惑いの声を上げながら大きく後退した。


「……やるじゃねーかお前ら。俺の動きについてこれる奴なんて久々だぞ」

 

 シルディエとバストラングの二人を前に、先陣を切った魔族はそんなことを口にした。

 だが、驚愕しているのはシルディエとバストラングも同様である。

 

 目の前の魔族は、目にもとまらぬ速度で突撃してきたのにもかかわらず、今の一瞬で二人の眼前から大きく後退したのだ。

 そのせいで二人の攻撃は空を切ったのである。


「早速面白ような奴らと遭遇したな。いいぞお前ら!」


 どこか楽しそうにそう告げる目の前の魔族は、直後全身から魔力を迸らせる。


「っ! 雷魔法!?」


 その魔力にシルディエは驚愕を露わにする。

 シルディエの知る限り人間界には自分以外に雷魔法を実戦で扱えるような魔導師はかなり少ない。

 雷魔法はかなり特殊な魔法で、扱える者の数が非常に限られてくるのだ。

 ゆえにシルディエは目の前の魔族が使っている魔法の正体を看破し驚愕したのだ。


「行くぜ!」


 驚愕するシルディエの眼前にて、雷を纏った魔族が踏み込んだ。

 直後、シルディエの真後ろからその魔族の拳が振るわれる。


「な!?」


 一瞬で背後に回り込まれたシルディエは、勘をもってその攻撃を迎撃しようとしたが、完全に後手に回ってしまった。

 既に魔族の拳がシルディエの顔に迫っている。回避できるタイミングではない。


「ぬお!?」


 だが、魔族の拳はシルディエに届かなかった。

 シルディエに拳が届く直前で、魔族めがけてバストラングが拳を振るったからである。

 そのバストラングの拳を、魔族の男は再び後方に下がって回避した。


「……雷移動」


 その魔族の移動速度の異常さを前に、シルディエはそんなことを呟いた。

 その一言を聞いた魔族は、一瞬驚愕の表情を浮かべた後ににやりと笑った。


「へえ。俺の技のからくりがわかったみたいだな」


「……こっちにも似たようなことが出来る子がいるから」


 そう言ってシルディエは再び槍を構えた。

 目の前の魔族の移動方法は、フィナリアの『浮遊』による加速と非常に酷似している。

 ただ、フィナリアの加速が風による軽量化なのに対し、目の前の魔族はまるで雷のような電光石火の動きをしているのだ。


 それは目の前の魔族の全身を覆う雷の魔力が証明している。


「へえ。おれと同じことが出来る奴がいるのか。さすがイファールの旦那が警戒する人間界ってとこか」


 そう言うと、目の前の魔族は雷を纏ったまま深く腰を落とした。


「一応名乗っておこうか。俺は雷将ライオス。お前らは?」


「連合軍獣人部隊部隊長、シルディエ・グランガイスよ」


「バストラング」


 ライオスの名乗りに応じるようにシルディエとバストラングは名乗る。

 その様子に、ライオスは再びにやりと笑う。


「ははは。話が分かる連中だ。魔界にゃあ名乗りに応じるどころか、名前もない奴らもおおかったからな!」


 そう言って、ライオスは再びシルディエの前から掻き消えた。

 そして二人がライオスの相手をしている最中、ドルガー軍と魔族軍が衝突した。








「……始まったわね」


 大山脈内にて、一人の女魔族がそんなことを口にした。

 女魔族の名はセネル。

 烈将の異名を持つ魔族軍の将である。


「相も変わらずよく分かるものですね」


「それが私の能力。あなたも知っているでしょうベヘル?」


 セネルの問いに、ベヘルは頷いた。


「それで、先陣を切ったのは?」


「この気配は、ライオスね。相変わらず血の気の多い……」


 あきれ交じりにそんなことを口にするセネルにわずかばかり苦笑し、ベヘルは立ち上がった。

 魔王イファールが組み立てたこの戦いは、自分たちが人族の横腹に食いつけるかどうかが重要になってくる。


「では、いきましょうかセネル様」


「ええ。よろしく頼むわベヘル」


 セネルの一言に頷くと、ベヘルは大きく息を吸い込んだ。


「オオオオオオオォォォォォォオオオオ!!!!!!」


 そして、ベヘルは大山脈全体に響き渡るのではないかと言うような雄叫びを響かせる。

 その雄叫びが響いた直後、大山脈の中から幾多の竜たちが飛び出した。


 そしてベヘルの元に一匹の竜が現れる。

 それは他のワイバーンやレッサードラゴンと比べると明らかに大柄で、その漆黒の竜燐には他の竜種にはない光沢があった。


「……黒燐竜。こんなものも配下にしたの?」


「ええ。南東部の群れを束ねる個体です。時間はかかりましたがね」


 そう言うと、ベヘルはその竜の背に飛び乗った。


「では、セネル様は予定通りに」


「分かっているわ。人族の横腹を喰いちぎってきなさい」


 セネルの言葉に頷き、ベヘルは竜の背を叩く。

 するとその竜はベヘルの意志をくみ取ったかのように飛び上がった。






 

 

 

「拙い!」

 

 城壁から戦場を俯瞰する俺たちに対して、突然セレスティーナがそんなことを口にした。


「ど、どうしたんですか?」


 突然そんなことを口にしたセレスティーナに対して俺は問い返す。

 そんな俺を尻目に、セレスティーナは現在の主戦場である正面ではなく、北の大山脈の方を向いた。


「飛龍の群れがまっすぐにこちらに南下しておる! 数は……100!」


「!!??」


 セレスティーナがもたらした情報に、俺は目を見開いて驚きを露わにする。

 

「まさか竜号が!?」


 大山脈から人間界に竜種が大挙して押し寄せるという現象について俺は咄嗟にその単語を連想した。

 しかしそんな俺の問いにセレスティーナは首を横に振った。


「いや、竜の群れは全てが真っ直ぐに南下しておる。この統率のとれ方は、竜号ではない!」


「……」


 竜号はおよそ100年に一度発生する現象と聞いていたが、あれは10年前位にドルガー将軍が鎮圧したはずだ。

 となれば今発生するとは考えにくい。


 いや、それ以前に発生するタイミングが悪すぎる。

 まるでこの戦いに合わせたかのような……。


「ッ! フィナリア!」


 そこまで考え、俺は一つの可能性に思い至る。

 同様に、フィナリア俺と同じ結論に至ったのか、こちらを見ながら頷いた。


「恐らく、竜人ベヘルによる奇襲かと思われます。竜号にしては出来すぎています」


「……やっぱりか」


 以前、竜人ベヘルはリスタコメントスにて多数の竜種を呼び寄せていた。

 あれが魔界の魔物なのか大山脈の竜種なのかは置いておくとして、とにかくベヘルは竜種を手繰る術を持っている。

 となると北から飛龍の群れが迫ってきているのはベヘルの奇襲と考えるのが正解な気がする。


「ジェクト将軍」


「分かっていますフィナリア様」


 フィナリアの言葉に、ジェクト将軍は頷く。

 ベヘルの情報は知っていたのか、ジェクト将軍は迷わずに指示を下す。


「シェルビエント魔導師部隊、および獣人部隊の左翼に告げる! 北方大山脈方面より飛龍の接近の兆しがある! 至急防衛体制を整えよ!」


 ジェクト将軍の指揮に従い、シェルビエントの魔導師部隊と獣人部隊の一部がまっすぐに北方へと向かっていく。


「クウヤ殿。フィナリア様。私はここで指揮をとらねばなりません。大山脈方面の指揮をお任せしても?」


「了解。ファーレンベルク!」


「ピュア!」


 この戦いにおいて、俺とフィナリアは常にファーレンベルクと行動を共にするようにと言われている。

 セレスティーナの話によれば、霊絡は僅かばかりとはいえ物理的な制約を受けるそうなので、ファーレンベルクを全力で戦わせようとすれば俺とフィナリアが近くにいたほうが好ましいのだとか。


 ジェクト将軍もそのことは把握しているため、俺とフィナリアと共にファーレンベルクが戦場から離れることを承知の上での指示だ。


「なるべくすぐに戻ります!」


 フィナリアがそう言い残し、俺たちはファーレンベルクに乗って真っ直ぐに北へと向かった。


「……あいつが出てきているのか?」


 俺の問いに、フィナリアは真っ直ぐに大山脈の方を見据えていた。


「分かりません。ですが、可能性は高いかと思います」


「……だよな」


 そんなやり取りをして、俺とフィナリアは真っ直ぐに大山脈を目指す。

 まだ飛龍の群れは見えてこないが、セレスティーナの探知力は百発百中。疑う余地はない。

 

「再戦、か」


 恐らく竜種を率いているだろうに人物に対し、俺はそんなことを呟いた。

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