表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

睦月

一日

年の明けと仕事初めが同じというのは

仕事納めと大晦日が同じようなもので

新たな年という自覚はなく歩み出す事


二日

寒いと思えばどうやら雪が降るらしい

この地域では雪道を走れる人は少ない

巻き込まれないことを祈るばかりです


三日

雪が降った翌日の空にはぽつぽつと雲

吹雪いたような雪は直前の雨で凍って

積もった雪は氷として溶けぬままの朝


四日

三日坊主もまた経験ではあるとはいう

継続だけが力でない事も知ってはいる

しかし書類仕事は一日もやりたくない


五日

世間一般では仕事はじめらしいけれど

まぁ私には別段関係のない話だったよ

いつもの平日でいつもの月曜日なんだ


六日

昨日と今日へ続く道程(みちのり)ではあるけれど

今日と違う明日へ歩みをすすめていく

それはそれとして座って休めない辛い


七日

(かゆ)がそもそもニガテというかきらい

(セリ)(ナズナ)御形(ゴギョウ)繁縷(ハコベラ)も仏の座もニガテ

(スズナ)もニガテなので蘿蔔(スズシロ)…漬物で良いね


八日

「末広がりで縁起がいい」などと言う

正直縁起と言うなら無限の方が良いよ

なんてそんな事を(うそぶ)く木曜日であった


九日

行く予定ではなかった場所へ行ったら

思いの外日当たりがよく穏やかな空気

たまにはそんな日があっても良いのだ


十日

久しぶりのお休みに何をしようなんて

そんな風に考えていた昨日の私に言う

『ミートソースを作ったよ』なんてさ


十一日

何もしない連休という事に目を逸らし

ふらりと出かけて目にとまった映画を

中々に楽しめたので今日は充実したね


十二日

昨日見たあの景色は努力の結晶だろう

一年前のあの日の君は想像できたかな

なんて思うけれど私も負けてられない


十三日

三連休明けのお仕事は久しぶりの場所

早く終わるだなんて言葉を真に受けて

後悔先に立たずなんて言葉を思い出す


十四日

終わり間際が一番忙しいのはよくある

終わり良ければ全て良しなんて言葉は

ある意味願いであり祈りかもしれない


十五日

新しい職場は意外にもよく行く場所で

遊びに行った時とは違う感触があった

今日からどうぞ宜しくお願いしますね


十六日

抗えがたい誘惑に負けるのもたまには

なんて言い訳をしながら湯気をまとう

少し違うなと感じた気がしたお昼休み


十七日

色々思うところはあったりしたけれど

ひとまずはどうにか形にできたりして

壊れないようにたいせつにそだてよう


十八日

明日からは新しいカバンをつかうんだ

なんて思いながら荷物をうつしていく

記憶にない物がたくさんはいっていた


十九日

ふと振り返り自分の歩んだ道を見ると

ダレカの心に寄り添いたいらしかった

きっとその想いはこれから先も続くよ


二十日

どうやら世間では大寒らしいじゃない

どおりで寒いと思ったなどとのたまう

やや背伸びした子どもがかわいらしい


二十一日

他人に対してだろうとなんであろうと

怒鳴り声を聞きながら仕事をするのは

とても心にクるし逃げ出したくなるの


二十二日

今日はジャズの日なのだそうらしいの

私自身もジャズを書く身ではあるけど

なぁんか出せればよかったな…なんて


二十三日

今日は急に訪れたお休みに戸惑う日で

何をしようだなんて考えていたらお昼

少しだけ外へ出ると空気が澄んでいた


二十四日

ひとつの物語を作るにあたっての意識

その時良いのが書けたと思ったとして

翌日また読み返すと違う事を思うこと


二十五日

とある人と近い未来の話をしていた時

心に浮かんだ景色は軽やかな足取りで

スキップでもしそうな程の踊りだった


二十六日

遠い距離というのはやはり辛いもので

心穏やかに一日を過ごせたとしてもね

やはり辛くなって悲しくなるものなの


二十七日

ある程度カタチを決めて書き込んだら

想定外だけれどおもしろい響きが出た

音楽ってこういう所も楽しいのだよね


二十八日

信じているという言葉をまさか僕にね

そんな風に言ってくれるとはと思った

気恥ずかしく、嬉しいそんな朝だった


二十九日

日頃から早く帰りたいなどと言えども

実際に早く終わって帰れるともなると

途端に戸惑ってしまうのもまた人間よ


三十日

こだわりというモノは時として縛りに

それを捨てて自由になると案外簡単に

自由になれる時もあると言い聞かせる


三十一日

無事に書ききった、と喜んでいたのか

いまだあと何ヶ月もあると憂いたのか

まぁそれは未来の私がどう思うか次第

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ