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宇宙人

「ユミナはフルーツしか食べよらんの?」

余計なことを聞いてくるのは、中森ウララだ。


さすがはどうでもいい理由で地球に転生してきた宇宙人。どうでもいい質問だ。


「そんなところに興味など持つな」

「肉や魚は?」

「耳から入ってきた言葉を理解したまえ」

「お米や野菜は?」


宇宙人に本気を出してもしょうがあるまい。


「まず第一に、私は動物の体の切れ端など食べない」


「くう〜、ハンバーグおいしい!」

黙れ、ミツキ。


「ましてやそれを潰して捏ねて、火で炙ったものなど論外だ」



「フルーツはええのんか?」

「地球上で唯一のまともな食べ物だ」

「じゃあホヤはいけるやろ?海のパイナップルと呼ばれとるけえ」

「離れろ、ホヤから」



少しサービス精神を発揮して答えすぎてしまったとき、ミツキの大暴発する声が耳をつんざいた。


「きゃー、かわいい!」

「声を抑えろ。打ち上げ花火かと思った」

ペットの犬が逃げ出すレベルだ。

「世界一かわいいお弁当を見つけたわ!」

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