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パンダと赤ちゃん
未来からやってきたネオ・レムリアの王、ミライちゃんとパンダのしーちゃんは、離れがたく結びついている。
席も隣同士。
どんなときも、いつも一緒だ。
「ミライちゃんとしーちゃん、今日も一緒に登校してきたねえ」
とミツキ。
「そうだな」
「お弁当も一緒に食べるねえ」
「ミライちゃんはキャベツ哺乳瓶だがな」
「帰るときも二人一緒に教室を出ていくねえ」
「そういや、どこに帰るんだ?」
私たちは、生物部の教室に向かった。
「しーちゃんはどうしてる?」
「知らないわよ」
と安斎ノエルは答えた。
「私のペットじゃないし。元々野生だから、その辺で暮らしてるんじゃないの」
次に双葉コノハのテントに向かった。
「ミライちゃんは一緒じゃないのか?」
「じゃない」
コノハは首を横に振った。
てっきり一緒に生活していると思っていたのだが。
「彼は二人で家を借りて生活を始めたわ」
「二人?」
「しーちゃんと二人」
「良いのか?」
「田舎だから」
「田舎ってすごいねえ」




