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お好み焼き4
ミツキのお好み焼き探求は続く。
「今度は何だ?」
「浜松風だよ」
「乗せ焼きスタイルだな?」
「浜松の名産をふんだんに使ったんだよ」
餃子の皮を敷き詰めて作った生地の上に、豚肉の代わりに鰻の蒲焼き。
その上から浜松餃子のお供のもやし。
そこに薄焼き卵を被せたか。
「蒲焼きのタレと山椒の粉をかけて召し上がれ」
「鰻の無駄遣いの気がしてならんわ」
ウララの意見に激しく同感だ。
私は食さないが。
翌日。
「滋賀風だよ」
「元々関西だが?」
「ベースは関西風だよ」
「でっかい穴が空いとるで」
「琵琶湖の形にくり抜いたんだよ」
これは食べるところがほとんどなかった。
「うーん、茨城風にしとけば良かったかなあ」
「霞ヶ浦の形にくり抜くのか?」
「ぎくっ」
「ほんで納豆混ぜるんやろ」
「ぎく、ぎくっ」
「やっぱ普通のがええなあ」
「あ、明日は期待しててよ!」
「考えがあるのか?」
「青森風!アップルパイの上からお好みソースと青のりに鰹節」
「とにかくヤメレ」




