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今回
「ヒバゴンについて、もう少し説明を願いたい」
「サルに似た類人猿や」
「ヒトに似たサルだから類人猿と言うのだ」
「広島には、ヒバゴンに似た、ヒバ犬っちゅうのがおってな」
「急に話題を変えたな」
以下、フィクションとして聞いて進ぜる。
「柴犬によう似とるんやけど、顔がヒバゴンなんや」
「それはなかなか禍々しいぞ」
「それがなかなか、かわいいんやで。尻尾がクリンとしとって、顔のところの毛がハゲとって、顔が赤くって、温泉にも入るんやで」
「サルの特徴満載じゃないか」
「地元では、ヒバワンコといってかわいがられとる」
「シバワンコみたいだな」
「ところでウチには前世が東北の設定もあるんよ」
「そうだった。神でも忘れていたが」
「東北と言えば、わんこ蕎麦や」
「この流れでワンコを使うと雲行き怪しいぞ」
「まさかユミナ、ワンコの蕎麦だと思っとるやろ」
「図星」
「わん粉を使った蕎麦なんや」
「わん粉とは?」
「知らん」
今回、ダジャレだけか。




