表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王様は滅ぼしたい。  作者: いもたると


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

202/238

ジャンダラリン

キャベイム魔神は、命令と誘惑の間で、ウガーっと苦しんでいた。


「欲しいんやろ」

「ウガー!」


「よしなさい」

「ウガー!」


私はといえば、とにかくこの不愉快な状況をなくしてしまいたかった。


フッ。

レベル50の魔神か。


異世界では最強かもしれぬが、元宇宙の大魔王たる、この私に比べればヒヨッコ同然。


せっかく生を受けたものを滅ぼすのは忍びないが、ここはこの茶番を終わらせるのが慈悲。


「滅びの秘術、ジャンダラリ……」


おや?

私はまだ力を解き放っていないというのに。


キャベイム魔神は、まるで熟練のシェフがそうしたように、細い糸のような千切りと化し、ハラハラと崩れ落ちた。


床には膨大なキャベツの千切りが積み上がっている。


「なんてこと!」

驚くユメカ。


「マヨネーズ持ってこれば良かった!」

秘術ジャンダラリンを使う相手は、やはりミツキしかいない。


それより、こんなことが出来るのは。


入り口を振り返ると、予想通りの人物がいた。


「ホノカ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ