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キャベツ将来
「で、どないするん?」
「ウーム、コノハでもわからないとなると手掛かりなしだな」
私は考えた。キャベイムがどのようにしてこの世界に現れたのか?
でも、いくら考えても答えは見つからなかった。
だが、そんな我々に、意外なところから手が差し伸べられた。
「ん、どうしたの?」
コノハが気にしたのは、足元の桜島だった。
桜島は体をモジモジ震わせ、何か言いたそうにしていた。
コノハは桜島に耳を近づけた。
「ふむふむ」
「どうしたのだ?」
「この子が何か知っているかもしれない。校内で、この世のものとは思えない異質な気が出ている場所があるそうよ」
異質な気……。
それにしても。
「いつの間に桜島と会話できるようになったのだ?」
その質問にコノハは答えてくれなかった。
まあ、らしいと言えばらしいが。
「この子が案内してくれるそうよ。行きましょう」
「手伝ってくれるのか?」
「あなたたちのためじゃないわ。キャベツの将来を守るために」
まあ、良いか。




