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月宮アルマの場合
月宮アルマはネオ・アトランティスの女王である。
ミライちゃんと結婚するため、月からやってきたのだが、婚約解消となり、そのまま地球に住み着くことになった。
見た目はギャルの女子高生。
いわゆるギャル高生である。
色々と疑念はあるのだが、天使の力により出現したキャベツ畑の一軒家で、従者のオウムである東風東風と暮らしている。
「ねえ、アルマって、月ではどんな暮らしだったの?」
とミツキが聞いた。
「宮殿に住んで、毎晩パーティ三昧だったのよねん」
「なんや、見た目通りやな」
とウララが言った。
月の女王はパリピか。
「こっちではパーティが出来なくて寂しいのよねん」
「そんなことないで。今度、地球風のパーティしよか」
と、皆でアルマの家でパーティをすることになった。
当日。
ミツキ、ウララ、ヒマリ、カレン、そして私のいつものメンバーでアルマの家へ。
「食材は持ってきたで」
「たこ焼きパーティだ!」
地球のパーティといえばやはりこれだ。




