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プロローグ
――いつから私が存在したのか分からない……
――そもそも私というものが分からない……
――分からないが分からない………
「………」
「■■■■■■?■■」
「■■■■■」
――冷たい
――周りから変な音が聞こえる。
でも雑音もひどく、何処から聞こえるのかも分からない。
――痛い
こんなのでも、痛覚だけはあるようだ。
ただ、今はそれが苦痛でしかない。
――ああ、もうだめだ。苦しい。もういっそこのまま――
………何処か遠くの方から、また変な音が近づいてくる。
でもどうせ何かが変わるわけでもない。ずっと同じ辛い刻々――
――あれ?あたたかいし、痛くない?
それはこの世に存在し始めてから、今まで感じたことのない感覚――
――そうか自分は……きっとそうなんだ………
――“快”を貪るために生まれて来たんだ。
――“不快”に支配されているなんて、それでいいはずがない。
願わくば、どうかずっと永遠にこのままで――!!




