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受付嬢にゴブリンを

あー、寝た寝た。孝一復活しましたわw


いやー、異世界のベッド初体験でなんかもう眠れないと思ったら普通に寝れた。頑丈だわありゃ。


いやね、切ろうと思えばもうバターなんだけど。


それで、朝飯をここで食べてから依頼っと。


今日こそは受付嬢さんに俺の出来るところを見せてやる。


さてと、あ。ユキノちゃんだっけ?おはよう


俺が手を振ると、ユキノちゃん、カウンターから控えめに手をフリフリ。


あーいいね。お淑やかな町娘って感じで。異世界感出てますわ。


食堂の方にいって、飯をもらう。


あーなるほど、これは気遣いなんだな。


サラダにスープに肉は細切れにしてあるのとスライス状のと丸ごとよりは朝なので食べやすくと。


気遣いの鏡だな。じゃあ、いただきますと。


シャリ、ジュル、モギュモギュ。


異世界モーニング、社畜の飯よりこれ一択。


全然食えるわ、サラダもなんか香油と辛味のドレッシングで喉と脳を刺激してきますわ、辛っ。


スープもまた、これなんか生姜みたいな入っててポカポカするな。辛い×辛いでなお辛いわ。うっ。


最後に肉ですわ。スライス肉で下味がちゃんとしてるわ。で、濃いタレの味がする。胡椒は辛い。


たぶん、ここにはお世話になるだろう。要するに夜またここにきますわ。だから稼がないとな。


ユキノちゃんに、「手料理ありがとう。」と「また作ってね。」といったら顔赤くしてたよ。


いや、全然美味しかった。照れることはないよ。


寧ろあれ俺が作れたら自惚れるな。


テナントみたいに作っちゃうもんね店。


そしたら現代知識チートで勝ち組かと思ったけど、さっきの飯で美味しさはこちらの方が上でしたってことがもうわかっちゃって食べちゃって中毒。


でも、懐かしさってたまに欲しいよね?じゅるり。


取り敢えず、今日はFランの俺ゴブリン退治にいっきまーす。Eランクだったわ俺。


あわよくば元の世界のクズに成り下がるところだったわ、おれ。


そして、冒険者ギルドに入る時のお約束ね、昨日煽ったヤツね、アイツの裏を書く。


あいにく俺はガキ扱いときた。ならば、そのガキにやられるといい。


まずは入口。あいつら3人だったから1人が俺が入ってくるのを見計らって、1人がサインを出す。


そしてアイツが足を引っ掛けて先輩面してアーン?ってとこか。 一応先輩ではあるけど、ザコいけど。


案の定、俺の言った通り、入り口に差し掛かった時に足をかけるどころか、回し蹴りが飛んできた。


だから、それは知らなかったけどね、可能性として昨日の鬱憤晴らすために蹴り飛ばすって時の対策もこちとら考えてあんのや、こっちは。


えっとな、そこら辺にちょうどいい看板が倒れてたもんで、先に回し蹴りの最終地点に設置しといただけ。


そうするとな、俺が避けて勢い余った足は立て掛けた看板に強打もしくはその看板を勝手に破壊するということだ。


いやー、どっちだろなー、クソ雑魚パイセンでも看板くらいなら壊しちゃうかな、埋めて固定したとはいえ。


で、今の状態。負傷者1名という結果になりましたんで、残った2人ほど軽くノシました。


準備体操第1くらいにはなったかな、さて、いざゆかん。


美人受付嬢がいる。俺そこの列並ぶ。地味子がこちらを睨んでくる。見つめてくるの間違いだって?いやいやそんなことあるわけn…ガン見。


しかし、これだけは譲らん。なんなら昨日お前のところ並んでやったろ?だったら今日はナシだろスリッパ。


スリッパみたいな顔面って割と例えでもひどいな。


まぁ、地味っ歯には変わりないんだけど。


そして、美人受付嬢の順番を待つ。ワクテカです。


すると、前の冒険者から聞こえてくる美人嬢の話。


お名前はマローナというらしい。テンチュリウスてもうどこかの家族ですかね?敷居高いね、燃えるわ。


取り敢えず、あと3人終われば俺のターン、ドロー、

アタック、貴女のライフ(ハート)はもうゼロよんと。なんか色々お約束が混じったみたいなんだけど。


そんなことを脳内洗濯して、真面目に切り替えると俺の番がやってきた。うっひょー俺のターン(以下略)


よし、第一声に集中、感情を荒立てるな俺、マローナさん、俺は貴女に堕ちてるんで、あとは堕とすだけ。





「すいません、ゴブリン退治ありますか。」「ありますよ。」「えっと、マローナさん。」「何ですか?」「ゴブリンを狩ってきたら少しご相談があります。お時間いいですか?」「冒険者のことでしたらお後でもお聞きください。」





ノーーーーーン!タァーーーーーッチ!だとーーーー!明らかなマニュアル対応をされて終わりだとは。


所詮、俺はそんなもんですよ。外見悪くないのに、中身下心なのに、何で異世界来てもこんな樣なん?


ありえないね、まったく、ありえない。もし、冒険者ギルドのマスターの娘だったら、決闘という手も悪くないな。だが、それ以前に話しかけてないし。


と思ったら俺には最強の鑑定がありましたわ。w

だから早速かけます。へー、ギルマスの娘なんだー。

ちょっとお話ししてきますわー。



※(ギルマスと会話中です。しばらくお待ち下さい)



ゴキッ



ふぅ、ゴブリンの前にこんな強敵が。


以前の俺なら負けてた。そう、だが、異世界に来たスーパーな俺ならギルマスだろうとイチコロである。たとえ、その条件が腕相撲であろうともな。


これで、ギルマスから最低限のマローナにアタックする権利を貰えたようなもんだ。


さて、ゴブリン退治に行きますか。あ、そこスタンバるな。クソ雑魚パイセンはお呼びじゃないっての。






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