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混沌楽園  作者: カトラス
3/9

混沌と言う名のいつもの日常その3

今回はLAN武様とレフェル様のところで有名な2人が登場します。


綾「だけど混沌仕様だからキャラが全く違うわけだな。わかります。」

すごく疲れた朝のイベントは終わりHRが始まった。

そしてなんやかんやあって午前の授業は終わり昼休みに入った。



「さぁーご飯ご飯♪なんか色々とすっ飛ばした感じがするけど。」



「気にしたら負けだつぐみ。秀久の存在を気にするぐらいに負けだぞ。」



「どういう意味だゴラァ!俺は空気だって言いてぇのか!」



「さてと、俺も購買に」



「あ、あの!」



昼飯を買いに行こうとしたら後ろから声が聞こえ振り向くと、女子生徒――深紅がそわそわした感じでそこに居た。



『彼女の名前は神崎 深紅。つぐみ達の友達でクラスメート。胸のサイズは「ふん!」ひでぶっ!』



またナレーションが余計な事を言おうとしたので黙らせる。



「おーい、くそナレーションは潰したからもう大丈夫だぞ。」



「うぅ、恥ずかしい///」



そんじゃ再びナレーションの代わりに俺が補足しよう。

深紅はつぐみ達の親友であり俺の友達でもありこの学校でのオアシスのひとつでもある。

その理由は・・・コンプレックスに以上な反応を示したり、何か食べて変身とか閣下化することないこの学校で一番まともな女の子だからだ。

性格は内気で恥ずかしがり屋だけど気配りが出来て料理の腕もプロ級というハイレベルな女子力を持った子だ。



「それで何か用か?」



「あ、あの、わっち綾人にお弁当作ってきたんやけど・・・食べてくれる///」



「今日は弁当作る暇がなくて購買のつもりだったからそれはありがたいな。そんじゃ一緒に食うか?」



「!うん//////」



あー、女の子ってこういうものだよな・・・こらそこ、こんなの深紅じゃないとか言わない。

チビとか言われてブチギレたり、変身して猛威を振るったり、閣下化して相手を恐怖で膝まつかせて冷徹な視線を送ったりする濃いキャラの女子が大量に居るんだよこの学校。

深紅のような普通で乙女な女の子は学校生活では貴重で大事な清涼剤なんだよ。



「・・・綾人君、今なんかものすごく失礼な事言わなかった?」



「・・・・・・・(私もそんな感じがしたんだけど?)」



恐るべしリトルバーサーカーと沈黙閣下の嗅覚。

とりあえず昼飯はみんなで食べる事になったので学校の屋上に向かう事にした。

この学園の屋上は広いだけじゃなく、学園長の趣味でありとあらゆる娯楽施設やフードコートが設置されてあるが・・・今回はそこはスルーで。

俺達は食事場所のテーブルについて各々弁当を並べ食事を始める。



「お、この煮つけ美味いな。今度作り方教えてくれるか深紅?」



「うん、ええよ。」



「いや~、周りを気にしないで甘い展開をかもし出してますね芹香さんや。」



「・・・・・・・(甘甘空間ですねつぐみさんや。)」



「//////////」



「こらそこ、深紅が恥ずかしがってるだろ。そういう冷やかしは深紅に彼氏が出来てからにしなさい。」



「いやいや、既に2人は学校内で公認の・・・黒ちゃんが発狂するから何でもない。」



「・・・・・・・(黒ちゃん独占欲強いしね。)」



「黒ちゃんはいつもわっちを睨んでくるけど何で何やろ?わっちは黒ちゃんと仲良くなりたいのに。」



深紅はいい子だねぇ。思わずお菓子をあげたくなる可愛さだ。

でも、黒姫はむっちゃ敵視してるからな。何か正妻は私だとか抜かしていたけど。



「ふっ、ここに居たか。血の盟約により集まりし我が同士達よ。」



「・・・・・・(あ、龍くん。)」



「・・・そしてやはり安息の時間てのはすぐに終わるんだな。」



「・・・気持ちはわかるけど無視したらもっと面倒になるし。」



「・・・・・・居たんだな秀久。一体いつから?」



「オイ!ここまでの話し読み返せ!単にセリフがなかっただけでちゃんと最初から居ただろうがぁぁぁぁぁ!」



そこに関しては全くといってどうでもいい。問題は今現れた筋肉質な人物だ。

と言う事でナレーション、仕事の時間だ。



『彼の名は榊 龍星。混沌楽園高等部3年で綾人達の先輩に当たる人物だ。しかし、彼はこの学園をもう3年以上留年しており年齢は綾人達より少し高い21歳である。』



「それにしても今日は登場が遅いですね龍星先輩。」



「我は龍星などではない。フレイムドラゴンスターだと言っているだろうリトルレディー。」



「誰がパンに入っていてもおかしくないくらいの豆だってぇぇぇぇぇぇ!」



「ふごぉぉぉぉぉ!?」



そしてつぐみの逆鱗に触れた事で超能力によるお仕置きが始まった。

ちなみにどんなお仕置きかというと、念力で龍星の股間を圧縮させるというものだ。

だから龍星は悲鳴を上げながら股間を押さえ悶いている。



「・・・・・・・(まぁまぁ、その辺で許してあげてつぐちゃん。)」



「ちっ、芹ちゃんに感謝するんだね榊先輩。」



芹香の説得で舌打ちしながらもお仕置きをやめるつぐみ。

でも、龍星を見るその視線はまるでゴミを見ているかのような冷たい視線だった。



「た、助かったぞ我が半身よ。」



「・・・・・・(もう、龍君は何でいつもつぐちゃんを怒らせるような事言うのかな。)」



ここまで見た読者の皆様の大体はわかったかもしれない。

そう、龍星は極度の中二病患者なのだ。それはもう末期を越えたレベルでの。

ソレが原因で色々とメチャクチャなことをやらかしている為に毎年留年生という肩書きを持っている。

ちなみにこの2人は恋人同士であり、芹香の彼氏というのはなんとこの龍星なのだ。

えっ、何でこの2人が付き合っているのかって?

実は龍星のあまりのダメッぷりが芹香には何か可愛いく見えたらしく母性本能をくすぐられてなんやかんやあって今に至るのだ。



「ま、ようは変態同士惹かれあう物があるってこったな。」



「同士綾人よ。我は変態などではない。我は最後の星の使い手フレイムドラゴンスター!仮に変態だとしても、それはただの変態ではない。変態という名の筋肉紳士だ!」



「いや、堂々と言うような事じゃないでしょ!それ自分が変態って認めているでしょ!」



「チェストォォォォォォ!」



「あべしっ!?」



ツッコミを入れた秀久に対して、龍星はどこからともなくハリセンを取り出して叩き飛ばす。

龍星は中二病ではあるが、身体は俺達以上に鍛えられていて筋肉が付いている為結構なパワーが出る。

その為ハリセンを喰らった秀久はフェンスまでぶっ飛ばされる・・・・・・俺達の食べていた弁当を巻き込んで。



「あ、お弁当・・・・・・ぐす。」



ぶちまけられた弁当を見た深紅は目に涙を溜める。

あー、やばい。俺の中の押してはいけないスイッチの1つが押された。

それはつぐみや芹香も同じだった。だって纏っているオーラが既に違う物になっている。



「我がハリセンに、ツッコメぬモノなし!」



某悪を断つ剣な方のセリフを言い放った中二病に、俺は奴の持っていたハリセンを瞬時に奪い取り、勢いよくヤツのとある穴にぶっ刺した。



「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



「ホントだホントだ。確かにツッコめないモノはないんだな。」



龍星は痛み悶えながらも引き抜こうと腰を動かそうとするが、小さな手が刺さったハリセンを手に持つ。



「これならもっと奥までツッコメそうだよね。こんな風にしたら特に。」



つぐみは刺さったハリセンを持つと、そのままグリグリと抉るかのように回転させながら奥まで入れ込むように深く押し込める。



「ノォォォォォォォ!・抉れる!?抉れる!?抉れるぅぅぅぅぅ!!」



「そうか。ならばそのまま自分の一部にすれば楽になるぞ。」



そしてトドメと言わんばかりに、刺さったハリセンに芹閣下の足が叩き込まれた。

何か生々しくもグサッとした音が鳴ると、龍星は声にもならない悲鳴を上げたうえに白目をむいて意識を失った。



「深紅、諸悪の根源は断ったからもう安心だぞ。」



「今度は向こうの方で4人だけで食べようね。」



「・・・・・・(今日は私が驕るから何でも好きな物食べていいよ♪)」



「ぐす、3人ともありがとうな。」



俺達は屍になった中二病を放置してフードコートで昼食を取り直すことにした。



「あ、秀久。ぶちまけられた弁当の処理よろしく。」



「秀くんがちゃんとハリセンを受け流してカウンター1発入れて沈めていればこんな事にはならなかったんだから責任とってね。」



「・・・・・・(龍君、聞こえてないかもしれないけど後でまたお仕置きだからね♪)」



「オイお前らぁぁぁぁ!こんな時だけ俺の存在を認めるのかよ!それに言ってる事無茶苦茶だろうがぁぁぁぁ!」



「「「え、何?ハラワタをぶちまけて欲しいって?」」」



「先進誠意頑張らせていただきますよ!チクショォォォォォォォ!」



俺達の誠意のこもった言葉に、秀久は文句一つなく了承してくれた。

いや~、やっぱり対話って素晴しいねぇ。

と言う事で龍星は中二病、深紅は純情可憐な恋する乙女仕様で登場です。


綾「オリジナルから完全に逸脱した仕様だな。まぁ他と差異は出てはいるが。」


つぐみが龍星をボコってゴミを見るような視線を送るのはこの作品だけだろうね。


綾「芹香も他と違って龍星と甘い関係じゃなくてSとMの関係だしな。そして一番違いが出ているのは深紅だな。」


妹キャラ的な感じで書いてるからね。

だから白姫とは同じ妹キャラ同士見たいな絡みになる予定。


綾「そういえば話変わるけど、バカ道はいつ再開するんだ?pixivのバトスピも全く更新されていないけど。」


バトスピに関してはバトルシーン書くので手間取ってる。更新する時は一気にできるけど。

バカ道の方はとりあえず構想を2通り考えた。


綾「2通り?」


1つは今までのノリのヤツで、もう2つ目はロストヒーローズ風な感じのヤツ。

2つ目のノリで書くと多作品のキャラもレギュラーで参戦的な感じになる。


綾「2つ目のヤツだと雑魚敵が以上に強いんだろうな・・・」


そこは検討中。

ロストヒーローズ風のバカ道の予告編が見たいと言う方はメッセージや感想で言ってくれれば後日送りますよ。


綾「さりげなくCMするなよ。」

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