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混沌楽園  作者: カトラス
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混沌と言う名のいつもの日常その2

先日劇場版ギャ○ンを見に行ってきました!

内容も面白かったので満足の出来でした!


綾「~♪」(主題歌を熱唱中)


つぐみ(混沌)「この2人に任せていたら進まないので、本編をどうぞ。」

ナレーションが血祭りにされた事は気にせず、俺達は学校に到着。

いざ自分達の教室に行こうとしたが、その前にやる事があった。



「おい黒姫、口開けろ。」



「むぅ、もう変わらねばいけないのか。」



「どうせ真面目に授業受ける気ないだろが。」



渋る黒姫に俺がそう言うと、仕方がないといった感じで口を開ける。

俺はその中に向かって一口サイズのはんぺんを投げ入れた。



「なぜ私だけはんぺん何だ!?せめてホワイトチョコに――いや、口移しで入れろ!」



「だが断る。」



「このドSが!ますます惚れたではないか!」



最後にそう言い残し、黒姫は眠りに付き、姿と人格は白姫へと元に戻った。



「わきゅ?いつの間にか学校に着いていますの。」



「気にしたら負けだよ白ちゃん。それよりも早く教室に行った方がいいんじゃない?」



つぐみに促されてとりあえず自分の教室に向かってくれた白姫を見送り、俺達も自分達の教室を目指す。



「はぁー、黒姫のアレはどうにかならんのかねぇ。」



「同じSどうしだから惹かれるモノがあるんじゃないの?綾人君相手が誰だろうと容赦ないし。」



失礼な、俺は天使のように清らかだっての。

いや、好意を向けられるのは悪くない、むしろ嬉しいのだが黒姫はアグレッシブすぎるんだよな・・・



「それよりも教室にい『うぎゃぁぁぁぁぁ!!どうかお許しを閣下ぁぁぁぁぁぁ!』・・・行くのやめようか♪」



「現実から目を背けるなつぐみ。気持ちは非常にわかるが・・・」



これから待っているであろう現実にため息をはいて俺達は教室の扉を開く。

そこには案の定処罰を受けている生徒一名とそれを執行している女子生徒がいた。

ちなみにどんな事が起こっているかはトップシークレットで。

公開するにはあまりに悲惨な光景だからな・・・・・・



「おい貴様!何を寝ている!この程度で終わりと思ったら大間違いだぞ!」



「・・・つぐみ、Go!」



「絶対に嫌だよ!逃げられないのはわかるけど自分から行くのは嫌だ「・・・・・・・♪(つぐちゃ~ん♪)」はっ!?しまった!」



さっきまでモブ生徒その1を罰していた女子生徒はつぐみを見つけると、すぐに纏っていたオーラーを引っ込め、一瞬でつぐみの背後を取って抱きしめる。



「・・・・・・・♪(う~ん、やっぱりつぐちゃんを抱きしめないと1日が始まらないよ♪)」



「そういいながら胸に手を伸ばさないでよ芹ちゃん!・・・って、スカートの中はもっとダメだよ!」



「・・・・・・(つぐちゃんの成長具合を見るのは私の使命だよ♪身長はともかくアッチの方はどんな感じに)」



「誰が毎日1つ豆知識の豆しばだってぇぇぇぇぇ!」



ツッコミを入れながらも這いよる手を器用に捌くつぐみ。

そしてそんなつぐみのツッコミを軽く受け流す女子生徒。

とりあえずあいつの説明もしといた方がいいな。と、言う事で・・・



「ナレーション、説明よろしく!」



『了解!芹ちゃんと呼ばれた女子生徒の名は瀬川 芹香。綾人たち同様に混沌楽園高等部2年でありながらもこの学校の生徒会長を勤めるほどの優等生。その容姿も相まって絶大な人気を誇るが彼氏持ちであるためその現実に大半の男子生徒が絶望している。しかし、そんな彼女がいざキレルととんでもな「は~い、ナレーションはクタバレ。」うぎゃぁぁぁぁぁ!」



ナレーションが芹香に殺されているので俺が補足しよう。

普通は美少女優等生だが、ひとたびキレたり校内違反を見つけると性格が激変して言動や纏うオーラの質等全てが変異する。

その姿は一言で言うならさ・・・そう、閣下だ。

芹香は学園のマドンナ生徒会長と恐怖の閣下の2つの顔を持つ女なのだ。

ちなみにさっきのは芹閣下状態だ。



「あー、朝からカオスだねホント。」



「これがいつもの日常になってきているのが怖いがな。」



つぐみと芹香に関わると面倒なので俺は自分の席についてちゃっちゃと授業の準備を始める。



「・・・・・・ちょっと待った!俺の説明は!?」



「特徴のないのが特徴。名前は吉沢なんちゃら以上。てか、どこからか声が聞こえるが一体・・・点線で描かれた人物像なら見えるが?」



「説明短っ!?そして俺は点線体で存在を認識されてるんかい!ねぇ、頼むからちゃんとした説明をぉぉぉぉぉ!」



諦めろ。多分お前はこれから先ずっと阪口ボイスキャラなような扱いだろうから。

いや、存在感無い時点でアッカ○~ンだったな。

とりあえず関わるのは面倒だから無視の方向で「クタバレ神薙綾人!」いきたかったのに、教室のドアから鉄扇を持った乱入者が現れた。



「・・・毎度毎度飽きないなエレノアさん。」



「うっさいわい!今日こそ今までの雪辱果たしたる!」



『彼女の名はエレノア・アリアドネ。見たとおり関西弁。以上』



「待てやナレーション!何でわいの説明それだけなん!?それは秀久だけでええやろ!」



「ちょっと待てやコラ!俺だけでいいってどういう事だよ!」



適当なナレーションにツッコミを始めたエレノアさん。

そのせいで見事隙だらけの状態だ。

だから・・・仕掛けるなら今!



「隙アリ!」



「はっ!?しまった!」



卑怯だとは言うなかれ。

毎朝毎朝仕掛けられているこっちはたまったものではないのだ。

だから秒殺コースでいかせてもらう!



「モーフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ!」



「ぐげっ!ごふっ!ごふぁっ!ごほっ!バカな!このエレノアが手も足も出ないだと!?」



「ちょっ!?俺は関係なごふっ!」



俺の連続ラッシュを受け続けながらもネタに走るエレノアさんは芸人の鑑だと思う。

だが俺の貴重な朝の時間を潰した事は絶対に許さないので手加減は一切しない。



「モフ!」



「これで勝ったと思うなよぉぉぉぉぉぉぉ!」(キラーン☆)



「俺ただのとばっちりじゃないかぁぁぁぁぁぁ!」(アッカ○~ン)


トドメの一撃を放つと、エレノアさんはそのまま空高くまで飛んでいき1つの星となった。

まぁ、昼飯時には戻ってきてるだろうけど。それにしても何か別のものまで星どころか存在を消してしまったような気がするが・・・ま、いっか。

と言う事で今回は芹香とエレノアさんが登場しました。


秀「俺も!俺も居たよね!」


綾・つ・芹・エ「「「「・・・居たっけ?」」」」


秀「お前らなんか大嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

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