オンラインノベルの執筆に於ける作者のリソースの配分~「ワインバーガー・ドクトリン」で考える
オンラインノベル。
投稿すると、閲覧数PVが上がる (こともある。)
さらに投稿すると、評価ptがつく (こともある。)
何時しか、ランキングにのれるようになる (かもしれない。)
調子にのっていく。
これが人間の性なのだ。
そう、思う。
執筆において、リソースの配分は重要となる。
限られた時間の中で、執筆できる量は限られるからだ。
(1日費やしても、16時間程度が限界だ。)
仕事・学校などでどんどん短くなる。
1日、2~4時間取れたらいい方だろう。
誰かが読んでくれるレベルの作品。
所謂、ある程度の内容にするには、推敲の時間、執筆の時間が、必要になる。
それなのにも関わらず、着想はどんどん出てくる。
(着想の出てこない人は、着想が出てくるまで勉強しないといけない。これはこれで大変。)
そこでリソースだ。
リソースの配分について考える。
どうやって?
指針が必要だ。
僕はここで、米軍の基本戦略「ワインバーガー・ドクトリン」を取り上げたい。
ベトナム戦争の泥沼を経験した米軍が、戦争を泥沼化させないためのドクトリンを開発した。
孫氏と戦争論を基に作られた。
以下、6つの原理で成り立つ。
1. 国家の合理的行動 (行動の必要性、利益が危機に瀕しないと軍事行動×)
2. 戦力の最大限集中 (十分なリソース)
3. 政治軍事目標の明確な定義づけ(戦争で何を達成したいのか?)
4. 政治軍事目標の持続的再評価 (投入戦力の適切さ)
5. 国民世論の支持 (継戦への賛否)
6. 国家の合理的行動 (戦争の最終手段化)
どれも、これも、「成程」とうなずけるもの。
これを、作家の、執筆活動の戦略に書き換える。(若干無理があるかもしれないが…大目に見てね。)
1. 本当に作品を書きたいのか? そこに情熱と思いはあるのか?
2. 執筆関連時間をとっているか?
(傾向、文体の学習、雑学なども含む)
3. 執筆で何を目的・目標とするのか?
(人気になることなのか? ただ書ければいいのか? それとも共有したいのか?)
4. 上記目標は適切か? 執筆に割く時間は? 別の作品に回すべきか? 私生活を充実させるべきか?
5. 作家の満足度と私生活における健全性は確保されているか?
(睡眠時間、仕事、生活の質に影響は出ていないか? 自作品の評価はそれに見合うか?)
6. 「それは、オンラインノベル・小説でないと伝えられないものですか?」
まず1だ。本当に作品を書きたいのか?
言い替えれば、情熱はあるのか?
書いている作品、書きたい作品。
そこに情熱はあるだろうか?
何故、文字を書き連ねているのか?
そもそも、情熱がないと続かない。
着想も出てこない。
最悪、書いている自分自身が既に見失っている。
そんな場合もあるかも知れない。
「俺、何でかいてるんだろう?」
そんな風に思う君は、赤信号だ。
せっかく用意した設定。そしてキャラクター。
それらに魂がこもっていないのだ。
そうならないためにも、一度、問い返してみてはどうだろう?
「何故創作しているのか?」と。
そして、わからないなら、もう一度立ち返るべきだ。
急がば回れ。
情熱を評価してくれる人はいる。
2。時間。
世の中には、「なろう?余裕でしょ!」と云う感じで、一日に一万字を余裕でこなす人もいるらしいが。
多くは違う。
ということで、書いて、文章を整える。
これだけで時間がかかる。
その上、物語の整合性、スパイスになる雑学。
表現技術も大切だ。
これらをチェックや勉強する時間も必要だ。
この辺手を抜くと、PVすら伸びないので、本末転倒になってしまう。ptは言わずもがな。
3。執筆で何を目的とするのか?
これは難しい。
大抵の人はあわよくば…と思っているからだ。
ただし、いきなりはうまくいかない。
まずは情熱を共有すること。
ファンになってもらうこと。
次第にPVは上がり、pt、ランキング…となっていく。
ここを目標にしていく。
おそらく、皆できていることだろう。
そう、思いたい。
先に5。私生活に問題が出ていないか?
一度省みてほしい。
勉強が手につかない。
睡眠不足。
等々。
それに伴う生活の質、対人関係の悪化。
見逃せないはずだ。
最初の段階でこれらを犠牲にできるような(気にしなくていい)人はそんなにいないはずだ。
執筆は著者の精神状態がかなり反映される。
多分、そんな作品、誰も読みたくないはずだ。
4。これらが適切になっているか?
リソースの配分は一度決めて終わりじゃない。
定期的に見直す必要がある。
最後に6。
それは、オンラインノベルでないと伝わらないものなのか?
自分の情熱は本当にオンラインノベルでないといけないのか?
小説でないといけないのか?
自分の得意な領域はないか?
ここも、定期的に気にするべきかもしれない。
以上。
どうだろう?
「ワインバーガー・ドクトリン」を念頭に置いて、執筆に取り組むのも。
悪くはないのではないだろうか?
オーラを感じるなと思ったら評価・ブックマークしていただければと思います。
そうすると筆者のMotivationが更にUpします。
2019/6/27日間エッセイ16位。皆、応援ありがとうございます。
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