消えたがり症候群
何不自由なく俺は生きてきた。
中流家庭に生まれて大した事件もなく、普通に暮らしてきた。
なのに--
--俺は消えたい。
生きていることに疲れた。
普通に生きるだけでは埋まらない穴が俺の心には空いている。
別に死にたいなんてことは思わない。
ただ、消えたい。
死にたくないのに生きていたくない。
こんなこと誰にも言えないよな。
話したいとも思わない。
消えそうに生きるあの子が輝いて見えた。
生と死の狭間。
あああああああああああああ。
ほどけた糸のように。
壊れた。
願いは無い。
儚く、永久に、俺は。
意味がわかりませんね…
小説なんてそんなものです。