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詐欺師の詐欺師による詐欺師のためのダンジョン運営  作者: 黒崎 紅葉
詐欺師の詐欺師による詐欺師のための準備期間
9/52

吸血鬼と妖狐によるダンジョン探索

ほとんどふざけて無いです

それにレポート風にまとめました

ゼノンとレイニアムは周辺の地質調査、付近の生態系調査、人間などが暮らしてる集落の探索を行っていた、理由は簡単、戦闘能力の高さと親睦を深めるため黒雲が選んだのだ。

それで今行っているのが


「ゼノンさん地質調査とは詳しくは何をすれば良いのですか?」


地質調査だ、しかしこの時代に地質調査は生まれて無い、レイニアムの考えももっともだろう


「琥珀はボーリング調査でもしろ、と言っていた」


ゼノンが琥珀と呼び捨てにしてるのは黒雲が呼ばせてるからだ、前まで自分たちの上司が下になったらストレスが溜まる事を忌避したのと、同じ立場の者がいないと間違った決断をする可能性が大きくなるからだ。

そしてゼノン達はボーリング調査を始める


「成程、下から土を持ってくれば良いのですね?」


「さすがだなレイニアム、部下に言っても良く分かってなかった事を直ぐ理解するとは」


未知のやる意味があるのか分からない物を理解するのは非常に大変だ。それをこなしてる所を見ると二人は研究者体質の様だ


「ゼノンさん下がっててください」


「思うんだが同い年だろ?さん付けはやめないか?」


「良く分かりましたね。」


「多分、お前の親に会ったことがある」


「私は無いですけどね」


「お前の親は相当物騒な事を良く言う癖があった、レイニアム、お前には遺伝して無かったのか?」


結論を言うと遺伝している


「まぁ、言いたくなりますが部下の手前言えませんね。馬鹿みたいですから」


ゼノンは少し笑って答える


「私の前では素を見せてくれないか?長い付き合になるんだし」


「良いでしょう、その代わりあなたの素も見せてください、一人称、私じゃないでしょう?」


「さすがだな、俺の一人称を破るとは」


「調査を続けましょう」


2時間後


「この地点で最後ですね」


「レポートも纏めたし一時帰還するか」


地質調査、生態系調査、集落の探索レポート

地質は浅い所に火山灰が発見された、周囲300キロの範囲に活火山があると推測、活火山の活動量は不明

圧密沈下、液状化等による地盤沈下の可能性は低いと判断


生態系は四角形に分割されるように縄張りが展開されていてそこのほぼ中央にダンジョンが位置していると見られる

縄張りのリーダーは不明だが火山が近くにある事からドラゴンは生息していると推測

詳しい内容は増殖鼠が調査中。後日報告


集落探索は半径10キロ範囲には確認できず。ただ足跡が発見され獣の血の飛び方が剣で切られた物と酷似、人間の活動範囲内の可能性大

半径60キロ以内に最低、町並みの大きさの活動拠点があると推測

迅速な対応が必要と思われる


以上


レポート責任者レイニアム ゼノン


調査が終わった後ゼノン達はダンジョン内の不備発見と地形記憶を行っていた


「ゼノン、ソラに聞いたんだが呼び捨てよりお兄ちゃんの方が嬉しいってホントですか?」


「ソラが言うことは聞いちゃ駄目だぞ」


レイニアムがソラに毒されかけている


「まず、なんでそんな話になったんだ?」


「レイニアムって言いにくいでしょう?」


「まぁ少しは」


「だから名前を略したりニックネームを付けて貰いたかったんですよ」


「レイでいいじゃないか」


「私もそう言ったんですけど、ソラが汎用人型決戦兵器に乗る人と同じだからダメ。と言われまして。」


「少し意味が分からないが仕方ないだろう。う~んレイニアムだからゼロでどうだ?」


「どうしてゼロなんです?」


「琥珀に聞いたんだがレイは数字らしい、それを別の言い方にするとゼロ、それに一文字目が俺と一緒だからだよ」


ゼノンはロリコンではない、母性的と言った方が正しい、もう一度言うゼノンはロリコンではない


半日後


「こ、腰が痛い・・・」


小さいレイニアムにとっては狭い通路は楽勝だが、体の大きなゼノンは苦痛でしかない


ダンジョン内のレポート

1~5階層

広い空間が点在してるため野生の動物の出入りが確認、増殖鼠による「アスタリスク」の感染も確認済み

菌に命令を下せば発症するものと推測される、よって今の所対応は要らないとされる


6~27階層

前回の説明と同じ。

敵の姿発見できず。


28階層

配下の住居が完備。上の階層とはうって変わり大理石にベッド、机、生活必需品は揃っている


29階層

面接が行われた客間が3部屋。配下のためのトレーニングルーム、お風呂、クローゼット、会議室がある。

空き部屋が点在してるため新たな部屋を作ることも可能。


30階層

最終防御地点

ダンジョンの中で最も広い部屋、研究室がある。

研究室は拡張の可能性大

黒雲様の仕事部屋兼寝室もあり。


以上

レポート責任者レイニアム ゼノン


こうして配下に新たな交流が生まれたそして、敵側も動き出す

どうでしたか?作者はレポートの様に纏めるのが気に入ってます。それに付けたは良いけどレイニアムは言いにくいですよね?なので思い切ってネックネームを付けました。その感想も欲しいです。

次回は人間側の状態を書こうと思います

次は閑話で2時間後です

ではまた次回


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