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詐欺師の詐欺師による詐欺師のためのダンジョン運営  作者: 黒崎 紅葉
詐欺師の詐欺師による詐欺師のための準備期間
8/52

天才詐欺師による面接

新たな配下の説明会を面接風にしてみました。

黒雲が居る所はいつもの、建築センス皆無な白い部屋じゃない。黒雲が拘って作った、客間だ。

そう、ついに、やっと本当に異世界転生したのだ。長かった・・・

今黒雲がやってることは新しく出来た配下の面接だ。落ちる事は無いが、その人の人間性が知れる重要な機会だ。黒雲自身、詐欺師のくせに仲間選びとかかなり厳しい面接を行っていた。その癖がまだ残ってるのだろう。そんな黒雲の面接が始まった。


「次の方どうぞ」


最初なのだが気にしてはいけない・・・

最初は見た目が非常に幼い妖狐の代表だった。

トントンという音がして中に入ってきた。


「失礼します。」


見た目は3歳児、。声も3歳児だこんな子供使っていいのか?

少々驚きながらも。黒雲は面接を続ける。


「どうぞ、出身地、名前を言って座ってください」


「はい、アストランから来ました。名前は無いです。失礼します」


『召喚されたモンスターは名前がありません、付けてあげてください。』


「では、名前は後にして、幾つかの事を聞くので答えてください」


「はい、分かりました」


「一つ目、我がダンジョンに入社してあなたは何が出来ますか?」


ダンジョンは会社じゃ無いだろ!と思うだろ?その通りだ、読者の感性が正しい。


「はい、私が御社で出来る事は3つあります。一つ目は研究です、私は他の生物より知能が発達してると自負しています。なので御社に入って、この知能を使いより良い研究が出来ると思います。2つ目は戦闘です、私は知能だけじゃなく戦闘能力も高いと思っています。なので、もしダンジョンが危機に陥っても、研究だけじゃなく戦闘もできます。最後が統率です。幼い外見をしていますが、同じ妖狐を束ねるのには長けています、なので効率的な無駄のない研究が出来ると考えております。」


すごい真面な面接だが受け答えしてるのが3歳児なのに頼もしすぎて正直内容が入ってこない。

言ってなかったが黒雲の面接は圧迫面接だ。本番はこれからだ。


「あなたは戦闘も出来ると仰いましたよね?」


即答だ


「はい、言いました。」


「我がダンジョンはその戦闘がいらないように研究を進めていくつもりです、そこに戦闘力は要らないのでは?」


しょんぼりしたように答える


「すいません・・・」


「声が小さいですね。やる気あるんですか?あなたの代わりなら幾らでもいるんですよ?」


代わりは居ないただそんな事妖狐がわかる筈もない


「すいません・・・」


半泣きだった


「面接は終了です、気を付けて戻ってください」


「ありがとうございました」


これで一人目の面接が終わった。


『琥珀さん、やっぱりおかしいです。』


「何がだ?」


『あの妖狐です。調べても存在が出てきません。謎です。』


「後で聞くか。」


黒雲は気を取り直して


「次の方どうぞ」


「はい、失礼します」


吸血鬼の代表だ。

外見通り声が渋く、入って来る時白髪が揺れているのは非常に絵になる。一言で言うとかっこいいに尽きる


「出身地を言って座ってください」


「はい、クロリウスから参りました。失礼します。」


「あなたが我がダンジョンで出来る事は何ですか?」


「はい、私の出来る事はダンジョンの運営全般と研究です。研究では黒雲様が仰られていた3つの研究をやりたいと考えています。ダンジョン運営では妖狐と一緒に、新たな罠、無駄のなく鼠に与える食糧確保、侵入者の迎撃とそのレポート纏め、様々な派閥に対する外交まで幅広くやりたいと考えています」


「そうですか。外交をしたいと仰られてましたけど、その顔で相手に怖がられませんか?」


「大丈夫だと考えています」


「何故ですか?」


「私の顔はまだ人型を保っています、他のダンジョンマスターは保っていないのでさらに怖いのでこれ位がちょうど良いです」


「成程、では最後に妖狐組とは仲良く出来そうですか?」


「はい、出来ると思います、まだ代表の妖狐としか話していませんが、話の合うやつでした、なので仲良くできるかと。」


「これで面接を終わります」


「ありがとうございました」


こうして面接が終わった

その後黒雲による名前付けが行われた


妖狐の代表

命名レイニアム

理由...レイニアムは元素のウラニウムからとっている、ウランの意味がその同じ時期につけられた天皇星の名に由来してるのでこれから引っ張って行く身として付けた名前である。


吸血鬼の代表

命名ゼノン

これも元素であるキセノンから取っている、意味は奇妙な等の意味をしていてこれから奇妙なダンジョン運営する身として付けた名前である。


こうして新たな配下の特徴が分かり、新たな名前も付けた黒雲。

黒雲は配下を使い動き出す、

新しいキャラはどうでしたか?妖狐の方はロリババアを超えています、それに対してゼノンは言っちゃ悪いですけどキャラが立ってないです、性格は似せようと考えているので外見だけでどう見方が変わるのか楽しみです。

他の配下も名前は付けてあるので何人か出そうかな?とか考えてますがまだまだ先です・・・

ちなみに皆さんの予想通り原子とは限りません。あと新キャラも出てくるので名前募集します、気軽にどうぞ、

次回はダンジョンの説明会で、それが終わったら本格的にストーリーが進みます。

次回は3月1日の6時です

ではまた次回


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