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詐欺師の詐欺師による詐欺師のためのダンジョン運営  作者: 黒崎 紅葉
詐欺師の詐欺師による詐欺師のための準備期間
4/52

天才詐欺師による配下選び

配下選びと書いてますが、選びません、すいません本格的なのは次回です。

女神は去っていた、そりゃあんな事すれば当然と言えば当然だが女神のメンタルを疑わずにはいられない。

それより今この場には黒雲とソラ二人しかいない、何が言いたいか分かるだろう?読者の諸君?


「物理的に姿が見えず、頭に直接語り掛けてくる奴とどうラブコメを進展させんだよ!」


それも、そうだった。


『黒雲様、あなたは誰と話してるのですか?』


「気にしないでくれ、それより黒雲様はやめてくれないか?」


割とマジで照れている黒雲、それもそのはず、学生時代は天性の詐欺師性質の所為で同級生から搾取しか行わず、ボッチ街道まっしぐらだったからだ、大人になっても、詐欺の為に喋ることはあっても、それ以外の理由では、喋った事無いのだ、それに様付けされるのはニートと遺産の話をした場所がメイドカフェでビジネス様付けだけなのだ、なので普通に照れている。


『では、何とお呼びになれば良いのでしょう?お兄ちゃんですか?それともおにいたまですか?」


「お前の思考回路、結構ずれてない?それに、その呼ばれ方するとうちの国では捕まるんだよね」


『呼び方一つで逮捕ですか、公然わいせつ罪の幅も広がってますね・・・』


「じゃ、琥珀さんでどうだ?」


これは、黒雲がただ下の名前で呼ばれたい願望だ、見てて切なくなる・・・


『琥珀さん、ですか・・・。良いですけどおかしいですね、ネットでは8割の男がお兄ちゃんと呼ばれると喜ぶと言う研究が発表されているのですが。』


言っていなかったがソラがこの場に姿を現さないのはテレアポ係だとか、魔王を封じ込めているから力が出せず、顕現して無いとかではない、家から出たくないのだ。今の言葉で言えば引きこもりや自宅警備員がそれに当たるだろう。なのでこの情報も完全にネットに毒されているためだ。


「呼び名はもう良いとして、配下について説明してくれないか?」


『分かりました琥珀さん、説明は女神様がされたので大体言うことはありません、気になったら質問してください』


琥珀さんと呼ばれ、一瞬にやついた黒雲だったが気を取り直して


「じゃ最初の5種類を選べばいいんだな?」


『そうですね、配下を選びそこからその配下に合わせたダンジョン作りをするので、配下選びが最初で肝心です!』


「じゃ、スケーリーフットの情報頂戴」


『スケーリーフットですか、これです』


突如頭の中に皆の先輩グー○ル先輩の様な物が頭に浮かび上がった


「へぇ~こんな奴なんだ、でも、ちょっと待ってよ。この生き物この分厚い本には書かれてないぞ?」


『それは仕方ありませんね。天界製じゃなく、エルフの長年の観察と研究の成果が詰まった本ですから、この星には存在しない生き物、まだ見つかってない生き物は乗って無いですから。でもこの星に存在しない生き物を呼び出すのは、相当なDPが掛かりますよ、ちなみにスケーリーフットは存在しないので5万DPが掛かります』


「選ぶだけならタダなんだよな?」


『はい、そうなります』


「じゃぁ話は変わるが質問していいか?」


『はいどうぞ』


「増え方はどうなるんだ?例えばゴブリンを2匹出して次の日交配してて3匹になったりしたら」


『2匹はDPが掛かりますが、3匹目は掛かりません、でも強い生物ほど生殖能力が弱くそんなに増えませんけどね、人間が良い例です、1回の性交渉で子供が生まれる確率は17%程度ですが、ゴブリンは驚異の70%です。だから強い生き物はDPで生むしか無いって事です』


「成程、うまく出来てるんだね、そう言えばさ中世の時代に飛ばされるんだよな?」


『はいそうですが』


「平均寿命はどれ位なの?」


『人間は60年、エルフ等は300年位ですかね』


黒雲は戦闘の基本である情報収集を始めている、これは詐欺でも同じだ、なのでこの男は情報収取に長けている、それに詐欺師は法律の範囲内で詐欺をする、この法律のスケールが大きくなっただけでその範囲を知り、その世界のルールの穴を見つけようとしているのだ。


「OK大体把握した」


黒雲が聞いて分かったことは

配下は連続では出せずクールタイムが必要、例えばゴブリンとオークは1日100匹が限界だ、また100匹生みたかったら1日待つしかない、

ダンジョンマスターを殺したら誰でも勇者になれる

レベルがある

レベルは生き物を殺したら経験値が手に入りそれで上がる

レベルが上がればスキルが増える

スキルとは水魔法下だとしたら簡単な水魔法が使えるようになる。簡単に言えば自分が出来る事を文字で表わしてくれる物だ、

ちなみにもらえるスキルは人によって違う

勇者、魔王が複数いる

意外と世界は広い。大きさで言えば太陽の黒点位ある。分かりにくい?地球の3倍の大きさだよ

自分が飛ばされるところは大国でも無ければ小国でも無い、イギリスの様な国だ

以上


いきなり黒雲の頭にボカロの声が響いた。


『一つ聞いても良いですか琥珀さん』


その声には不安と哀愁を感じる声だった


「何?」


『あなたは人間でした、それに平和な国で生きた、そんなあなたが人を殺せるのですか?それも大量に?』


黒雲の答えは簡潔だった


「殺せるよ、それに俺が殺す訳じゃ無いし」


『間接的にでも殺してあなたの精神は大丈夫なんですか?』


軍人でも人を殺せばストレスになる、それはアメリカ軍の湾岸戦争で証明されてる位当たり前の事なのだ、ソラが心配するのも当たり前だろう。


「俺が目指すのは要らない戦いを避け、平和に暮らすことだ!」


『お言葉ですが、ダンジョンの中に町や国を作るのはやめた方が良いかと。5人のダンジョンマスターが挑戦して全て失敗しています。』


「そんな事する訳無いだろ、どう考えても滅亡しかない、理由は疑心暗鬼だろ?元々敵だと思ってた相手が仲間になる、共存しよう、と言っても信じられない、もし信じれても敵国がある情報を流すだろ、ダンジョンは軍を拡張していると、ダンジョンの軍は自然交配でも増えてしまう、だから、拡張したくなくてもしてしまう、そこで敵国のサクラがあることを言う。軍を解散させなければ信じれないからこの町から出ていくと。軍を解散したら身内か敵国にすぐ攻め滅ぼされる、そりゃ言えば大きな経験値の塊だ、進軍する理由はこれで十分だろ、それにもし、解散しなくても人が去っていく、DPを住まわせる事で頼ってきたんんだ、すぐDPが枯渇する、で攻め滅ぼされる。っていう所か?」


呆気に取られたような口調でソラは言う


『その通りです。何故分かったのですか?』


「簡単なことだ、日本も自衛隊ってのがあってな、敵国だらけなのにその自衛隊は要らないって言う奴がいるんだよ、進んだ国で尚且つ何百人で考えても解決できない問題を、素人が一人で解決できるわけないだろう?」


『流石です。では結局はどうするんです?』


「手を出さなきゃ安全って思わせるダンジョンを作るんだよ」


『それは不可能かと。何故ならDPが獲得できないからです』


「それを可能にする為の配下選びだ」


『そんな事が出来る生き物、いましたかね?』


「じゃ、選ぶぞ、一つ目はこの本に書かれている増殖鼠だ」


『?、なぜそんな雑魚を?ゴブリンどころか猫にも勝てない、増殖力だけが取り柄の奴ですよ、選んだダンジョンマスターは一人もいないですし』


「殺害用だ、こいつは一人で子供を産め、それに等比数列で増えていく。女神は言ってたよな?、住まわせるのは、配下意外だが、死亡した場合はDPが入ってくるって、だから、こいつの屠畜場を作る」


『それは、やめた方が良いかと、確かにDPは入ってきますが、そんな理由で一種類埋めるのはもったいないです、DPが多くても出せる配下の種類は限られています、それに、戦闘力が皆無ですから殺戮されて終わりです』


「それが、大丈夫なんだよ」


黒雲琥珀は遂にルールの穴を見つけていた黒雲のチートな配下選びはこれから始まる



前回空気だったソラちゃんの活躍ですね。

真面目そうだけど、ネット中毒どうでしょう?感想が欲しいです。

次回投稿は明日の1時です。

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