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詐欺師の詐欺師による詐欺師のためのダンジョン運営  作者: 黒崎 紅葉
詐欺師の詐欺師による詐欺師のための国家転覆
30/52

勇者の準備

今回も扇野君の話です(ごめんなさい!)後1~2話程度でこの話は終わるのでゆっくりと待っててください!

途中場面が切り替わります

後、最近説明が多いので分からない事があれば気軽に質問して良いですよ

勇者の初実戦はとても詰まらなくそして果敢ない物だった


結果を簡単に言えばどのグループも最初は少しの抵抗があるものの最終的には正義感が大きく成り笑顔で相手を殺せるレベルに到達していた


そして、その結果は扇野にとっては素晴らしく良い成果だが大切な何かを失った果敢ない結果でもあった




そんな扇野は部屋で考え事をしていた。内容は復讐に関する物だ


「ああぁぁ!全然駄目だ!敵の人数が多すぎる!」


そう嘆いた相手は人間ではなくオスの三毛猫だった


おっと!猫に相談するとは気持ち悪いと思っただろ?君達の感性は素晴らしい忘れてはいけないぞ


そんな三毛猫は扇野では無い別の場所を見ながらただ黙っていた、ちなみにこの三毛猫は城内で衰弱していたので扇野が連れて帰った生き物である。オスの三毛猫は相当希少な為迫害対象なのだろうと、同情心で連れて帰ったのにこの態度・・・扇野は相当寂しい奴だ


そんな三毛猫の寂しい反応を見て扇野は復讐する為の方法を再び整理した


(まず俺が殺すと決めた対象は先生を含めた39人だ、そしてそれを殺す事は今は造作も無い。ただ犯人が俺とバレた場合の被害が大きい。まず衣食住が無くなる。敵国に亡命しても安全の保障は無い)


そう、殺す事は今の扇野に取っては簡単なのだ、そして問題は事後処理だった


「はぁ、お前は自分を迫害した人間を殺すんならどんな手段を使う?」


それに対する三毛猫の反応はいつも通り黙っているだけだったがその目はふと扇野を見つめていた


そんな会話をしていたら扇野のスキル《危機管理能力》が発動した。そして三毛猫を隠しベッドの上で待っていると


「失礼するぞ、2時間後に中庭に集合だ。ダンジョン遠征について話がある」


「分かりました、2時間後ですね?」


「あぁ、遅れない様にするんだぞ」


そう言って愛しの、おっと敬愛する隊長の所へ戻った


「ミケ、そういえばダンジョン遠征があったの俺は忘れてたよ」


その顔は満面の笑みだった




2時間後全員が中庭に集まって居た


中庭は普通の所と比べると確かに狭いがそれでも日本大学のグラウンド位はあるから相当広い


そんな所に大きな松の木によって周りからは視界が完全に切れ多重の結解を張り巡らせれた小さな家で扇野たちは招集が掛けられていた


そしてその中で近衛兵隊長が口を開いた


「この前も言った通り3か月後にダンジョン遠征を行う、そして。今回集まって貰った理由はメンバー発表とそのメンバーでの役割を説明する為だ」


幾ら軽い気持ちでここに居ても初めて誰の手も借りず敵と戦うと言う事で緊張感が辺り全体を満たしていた


「ではまず主力グループとなる1グループ目は白坂 香山 西城だ。この3人を中心としてダンジョンの攻略を目指す」


ちなみに西城とは先生の事だ。赤髪で口癖が「べっ別に!」と言う先生キャラではまず聞かない口癖があり性格も由来して皆からはツンデレ先生と親しまれてる人だ


そして扇野のチームは扇野 秋山 岩下 この3人だ


この3人は全てに置いて成績が悪く最悪の寄せ集めと呼ばれている


ちなみに岩下は極度の潔癖症で学校では自分用の机を持って来るほどの潔癖症だ


そして役割は白坂達のグループが真中に配置されそれを体力の多い重厚部隊が先頭で守り左右は探知系のグループが置かれ後方は支援系のグループが置かれることに成った、ちなみにこの中に入って居ないメンバーは違う入り口から各自潜入でとくに指示は出されていない


そしてこの日は解散と成った




その後謁見室では再びあの4人が集まって居た


「報告します、陛下。3か月後に我らの軍を打ち破ったダンジョンに勇者総勢41人で侵攻を仕掛けます。総力で言えば1人の力がおよそ1000人に値しますなので単純計算で41000人の大軍で侵攻する事と同義です。それに勇者と賢者は1人当たり5万人もの力と想定されるので事実上は約15万人での侵攻と同じです」


それを聞いた王は相変わらず体をくねらせ気持ち悪い体勢のまま聞いて居ていた。そしてヨガの月のポーズをやった所で座り直した


「そういえば、お前が言っていた気に成る少年はどうなったのだ?」


その王の言葉に乗っかる様に王女も続けた


「それは私も気に成ります。あれだけの自信が合ったんですから何か見つけたのでしょうね?」


近衛隊長は顔を曇らせ


「いえ、何も怪しい所は発見できませんでした」


「そうですか。あれだけの自信があるように見えていたのに・・・残念ですわ」


「いえ、ただ逆にそれが怪しいのです」


その言葉を聞いて王は体を前へ倒した


「逆にとは?」


「何も無さ過ぎるんです。兵が何かを伝えに行く時も決まって来るのが分かってた様にベッドの上で怪しい素振りを見せずに待っているのです」


「それがどうしたのです?普通の事じゃ無いですか」


「それだけでは無いのです。訓練は基本人目に付かない様に徹底していて不用意な注目は避けているのです」


「だからそれはおかしな事でも何でも無いでしょう?」


「いえ、最後に一つあるのです」


王女はその近衛兵の気迫に思わず息を呑んだ


「・・・・・・?」


そしてその姿を見た近衛隊長は淡々と続けた


「真夜中に居ない事が1度だけあったんです。何回か時間を置いて扇野の前を部下に通る様に指示をして3時を回った頃に入ると扇野は居ないんです。それに一番妙なのは城の事は完璧に把握してる我々が探知の魔法を用いても見つけられなかったことです。城の外に出るのは結界があり不可能なのは前提的にあり確実に城の中に居る事は分かっているんです。しかし、どこにも発見出来ずもう一度扇野の部屋を確認するとそこに扇野は居たんです」


「それはただあなた達が勘違いを起こした訳では無いのですか?」


「えぇ、我々の間でもそれで決着が付きました。ただ。もしも。これが勘違い等ではなく実際に起こった事ならば!どうでしょう?」


王女は少し狼狽えるが


「仮に事実だとしましょう。ですが夜中に抜け出す動機は何ですか?」


「そう、そうです。そこだけが分からないのです」


そこで前回も今回も空気な魔法大臣が間に入った


「まぁ、そんな不確かな物より何故3か月後に遠征にしたのかを教えて貰えますか?」


「あぁ、それは簡単な事です。我らの軍が負けた事はもう既に隣国には伝わって居るでしょうだから隣国では開戦を望む声が大きく成っているそうです。しかし勇者召喚の噂があり今は手が出せない。でも今は!です。この後は開戦派の声が大きく成り戦争が時期に始まるでしょう。その時に今の現状で勝てる見込みは薄い。そこでダンジョンの恩恵と勇者のレベルアップが重なれば勝率は相当上がります」


「成程、殆ど賭けに近い訳か」


「えぇ、今はまだハッタリで誤魔化せてますが実際戦争に成ると・・・。だからこれに挑戦するしか無いのです」


その後微調整を行った後謁見は終了と成った




そして3ヶ月が経った


どうでしたか?

今回は扇野たちが黒雲のダンジョンに侵攻する前段階の話です。それにしても最近新キャラが多くて皆さん分かるでしょうか?正直作者自身設定が少しあやふやだったりするので。出来てるかどうかはとても不安です。なので分からない事があれば上でも言った通り感想等で質問してください

出来るか分かりませんが日曜日更新固定にしました。遅れたら・・・

ツイッター始めました @kurosaki_kureha

感想待ってます!

ではまた次回

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