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天才詐欺師によるプロローグ (挿絵有)
初投稿暖かく見てもらえれば幸いです
(俺は何故こんなバイ○ハザードの良く分からない白い部屋みたいなとこにいるんだろう?)
それは遡ること6時間前
黒雲琥珀は、パソコン片手にインテリアぶってるチャラい大学生の集まる喫茶店でコーヒーを飲んでいた時だった。黒雲の前にキャー等と叫ぶ声が聞こえてそちらの方を見るとどう見ても銃刀法違反だろと思わせるような刃物を持つ男がいた。
黒雲は思い出した(コイツこの前俺が騙した人の良さそうな老人じゃなかったけ?)
(凄い形相で睨んでくるな・・・やっぱり俺がらみか?)
そうだと思った黒雲は早かった脱兎の如く逃げ出した。しかし、相手が悪かった80歳以上参加の200メートルマラソン3連覇中で来年から審査員も務める企画自体が謎のマラソンに参加するおじいちゃんだったのだ。
人に取り付くために煙草も吸う30代前半と謎のマラソン3連覇中のおじいさんでは結果が見えていた。
そして黒雲は刺され起きたら真っ白な空間にいた。