カルマの海

１０年前、最愛のひとを失くした主人公・雨森翔は大学院２年生の２３歳。
彼女はいるものの、いつも心の中には「あの子」がいた。
そんな彼が偶然出会ったのは、「あの子」とまったく同じ顔の別人である葉月美優。
彼は戸惑いながらも、次第に彼女に惹かれていく。
届きそうで届かない、つかみどころのない彼女との恋が始まるとき、
ふたりの運命が大きく揺れ動いてゆく・・・。
愛することを忘れてしまった彼に、神が与えたものは「愛」か「絶望」か。